目次
- 無理をしない自己流のアウトプット
- アウトプット前提の欲張らないインプット
- ”共に学ぶ”でアウトプット
2021.05.25
学びに必要なのはインプットとアウトプット。「実はインプットよりアウトプットの方が大事」という話はよく聞きますが、ついついインプットばかり意識してしまい、学びが定着しないことはありませんか?
この記事ではアウトプットを意識していただくために、「誰でも簡単にすぐできる」アウトプット法をまとめてご紹介します。「今まで意欲はあるが続かなかった…」という方も、学びの継続が期待できるはずです。
Schooの授業
では、樺沢先生がインプットとアウトプットのコツを教えてくださいました。
樺沢先生によると、ここ一週間で見たニュース記事や動画のタイトルを思い出せない人が多いそうです。先生が1,000人以上に同じ質問をしたところ、平均3.9個、つまり3、4個しか思いつかなかったのだそうです。
この原因は、「なんとなく分かったような気持ちになっているだけだから」です。「なんとなく分かった」「なんとなく楽しい」では、時間をつぶすことは可能ですが、人生や仕事に役立てることは難しい。では、どうすれば身に付くようになるのかといえば、やはり「アウトプット」が大切です。
樺沢先生は「アウトプットできた量=インプット量」と語ります。読んだ本について「その本で学んだことについて好きなだけ語ってください」と言われて、どれだけ語れるでしょうか?ほとんどの人は3分話せたらいい方なのだそうです。
アウトプットできないということは、「記憶として曖昧」だということ。読んだ本の内容を10~15分くらい人に話せるといいと樺沢先生は語ります。
ただ一冊の本には膨大な情報が書かれています。それをいきなり話せるようになるのは難しい…そこで必要なインプットのコツは「欲張らない」ことだそうです。
先生によると、人間は大体一度に3つのことしか覚えられないのだそう。普通の人は同時に抱える案件が3つを超えるとパニックになってしまいます。逆に3つまでなら覚えられるので、読んだ本の中で「この3つはいい話だったな」と記憶に留めておくと効率良く学べるのだそうです。
インプットした3つを行動に移してアウトプットし、身に付いたら次にインプットする3つをもう一回読み直して見つける。そうすると「3+3+3+3...」と頭に定着させながら何度でも学ぶことができると言います。
ここで学んだことは
・アウトプットできた量=インプット
・本の内容を10~15分話せるようになること
・インプットを3つする
でした。早速実行していきましょう!
この内容をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
Schoo授業
では、西村先生が学びを定着させるにはアウトプットが最も大事だと語っています。
理解したつもりでも、「分かった気でいること」と「分かったこと」は全く違います。得た知識が分かった気になっていないかどうかを知る一番の方法がアウトプットなのだそうです。
アウトプットの方法は人によって様々でいいそうです。西村先生は社会人になってからアウトプットの一環としてブログを始められました。SNSやブログで外に発信するのが苦手な人は公開しなくても問題ありません。手書きのメモや得た気づき、次のアクションを書くことを習慣化するだけでもインプットの質が向上するそうです。
ただ、学びを習慣づけるにはモチベーションの維持が必要不可欠。そこで西村先生は「共に学ぶ」ことを勧めています。例えば読書を続けたければ、一人で読書週間を作るより、友人同士で読書会を開いたり、オンラインでみんなで読書を作る時間をつくったりと、周りの力を借りて共に学ぶことが大事なのだそうです。
さらに西村先生は、学びたいことについてよく知っている先輩に頼ることも勧めています。例えばデザインを学びたければ、デザイナーの友人からどういうコミュニティーに入るのがいいのか、すでにその業界に飛び込んでいる方から教えてもらうのです。
もし周りに先輩がいなければ、Schooの授業やPeatixのイベントで情報収集をしてもいいでしょう。ぜひ共に学ぶ仲間を探してみてください。
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文=園田
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「社会人の読書量が少なすぎる」。
Schooの授業
2019年の文化庁の調査によると、社会人の一か月の読書量は1冊以下の人が多いのだそうです。約47.3%の人が一か月に一冊も本を読まない生活を送っていると言います。
「本を隅から隅まで読まなくては」「読書の時間を設けなければ」など、ついつい「~べき」に囚われていませんか?本の読み方に正解はありません。「自分なりの読む作法を決めていくと読書は続くし、より楽しくなると思います。」と先生は言います。
それはアウトプットでも同様です。「なんでもいいのでアウトプットすることで学びが深くなる」と先生は語ります。授業の中では、受講生が実際にやっているアウトプット法として「日記にメモする」「SNSに載せる」「読書会でシェアする」などが挙げられました。
自分が無理なく、楽しくできる方法を見つけて、それぞれ自分なりのインプット・アウトプットをすると学びが継続できるはずです。ぜひ試してみてください。
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