目次
- この世界に当たり前のことは何一つない――感謝に気づく考え方
- 感謝の気持ちを意図的に作り出す――感謝力を高める習慣
- 感謝にまつわる悩みを解消し、日々周囲のすべてに感謝しよう
2021.07.21
人生の成功者にはいくつかの共通する資質や力があります。その一つが、感謝力です。これは、周囲の環境や人々に対して感謝することができる力のことを指します。皆さんは、周囲に対して感謝する気持ちを感じていますか? そしてそれを、言葉にしていますか?
Schooの授業『「感謝の力」このパワーを生かさない手はないぞ』は、有限会社シンプルタスク代表取締役の吉井雅之先生に、感謝力を身につける方法や、その重要性を学びます。本記事では、感謝力の本質について取り上げ、解説します。
感謝力を高めるためには、「感謝しよう」と意識するのではなく、「感謝」という感情を作り出す意識が重要です。本来感謝というものは、脳が感謝という想いを抱き、それを言葉や動作、表情に出すことで相手に伝えるものです。
感謝という気持ちのインプットとアウトプットのサイクルを回すためには、脳に感謝ループの回路を焼き付けましょう。おすすめの習慣は、寝る前の10分間、その日に感謝したい相手や事象に対して感謝する「感謝ワークタイム」を設ける方法です。日々あらゆることに感謝の気持ちを抱き、それを言葉にする習慣をつけることで、感謝力が鍛えられます。
感謝をテーマにすると、なかなか答えが見つからない悩みが生まれます。たとえば、「家族相手だとうまく感謝の気持ちを伝えられない」、「感謝の気持ちを過度に伝えると媚びだと言われる」といった悩みがその例です。
授業動画ではそれらの悩みに対し、吉井先生が明確かつ真摯な回答をしており、感謝力の大切さと、シンプルで重要な人間関係の構築方法について学ぶことができます。すべてのビジネス、ひいては人生を豊かにする感謝力について気になった方は、ぜひ授業動画をチェックしてみてください。
文=宿木雪樹
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日々のささいなシーンやあらゆる対象に対して、私たちは感謝することができます。たとえば、子どもが今日も元気で登校したこと。あるいは、パートナーがいつも通り朝ごはんを準備してくれたこと。仕事が大きなトラブルなく終わったこと。事故なく退勤できたこと……。これらは、普段意識することのない、あなたにとって“当たり前”のことかもしれません。しかし、この当たり前という感覚が生じた瞬間、私たちは感謝の気持ちを忘れてしまうのです。
私たちは当たり前のことに対して感謝しません。言い換えれば、当たり前のことは何ひとつないと意識していれば、すべてに感謝することができます。実際、当たり前のことなどありません。もしかしたら子どもが突然事故に遭ってしまうかもしれないし、パートナーが明日出て行って戻ってこないかもしれない。であれば、いま伝えるべきことは、「元気でいてくれてありがとう」、「生きていてくれてありがとう」という感謝の気持ちでしょう。
感謝の対義語は当たり前。これを意識することで、普段自分がいる環境や身近な人に伝えたい言葉が変わってくるはずです。