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2020.04.24

interview

“コロナショックで生き残る企業は変わり続ける者だ”ーー#世界最速で日経新聞を解説する男が語る、コロナ不況時の投資対策と企業分析

“コロナショックで生き残る企業は変わり続ける者だ”ーー#世界最速で日経新聞を解説する男が語る、コロナ不況時の投資対策と企業分析

コロナ不況時の投資対策と企業分析

目次

  • 良い商品を作り続けている会社の株価は不況でも必ず伸び続ける
  • 不況下でオススメの投資法は「ドルコスト平均法」
  • 株価の上下動に関わらず「毎月少額で必ず積み立て続ける」投資法が最強
  • 非課税かつ投資初心者に向いているのが「つみたてNISA」
  • 強い生物が生き残るのではない。変化する生物だけが生き残る
この記事では今さら聞けない経済の基本知識について、「#世界最速で日経新聞を解説する男」南祐貴さんが、誰にでも分かりやすく解説したschooの人気授業「30歳までに知っておきたい経済の知識」のポイントをまとめました。

今回のテーマは『コロナ不況時の投資対策と企業分析』です。

新型コロナウイルスによって世界経済に大きな変化が生じています。この現状をどう切り抜けるのか。投資に関しての知識がない方にも必見の内容となっています。

・#世界最速で日経新聞を解説する男 |セカニチ
https://www.instagram.com/sekanichi/?hl=ja

・“投資をしない方が怖い”ーー 「#世界最速で日経新聞を解説する男が教える」、20代から投資をはじめた方が良い理由
https://pencil.schoo.jp/posts/EeqOa4WD

南 祐貴(セカニチ) 先生

#世界最速で日経新聞を解説する男 / セカニチ

徳田 葵

受講生代表

学びノート

SESSION不況時こそ価値を発揮する、世界最強の投資方法「◎◎平均法」とは

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まずは「株価大幅下落!不況時こそ価値を発揮する◎◎平均法!」についてお話ししていきたいと思います。

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はい、よろしくお願いします!

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みなさんニュースはご覧になられますか?

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よく株価大幅下落って聞きますね。

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過去最大の下落幅を記録する歴史的なことが今起きています。

大暴落した翌日に大暴騰したり、後々教科書などにも載るレベルだと思います。

過去の歴史を紐解いてみると、2008年にリーマンショックが起きて、シンプルにいうと株価が大暴落した出来事がありました。

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ただ、1980年から約40年間の株価の幅をグラフで見たときに、長い視点からしてみるとどんな〇〇ショックだろうと右肩上がりになるんですよ。

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それは、なぜかいうのは前回のschooの授業でも言ったんですけど、各国には通貨を牛耳る中央銀行というものがありまして。

例えば日本だと日銀がそれに当たり、お金を刷り続けているんですね。

そうすると、長い視点で見たら必ず右肩上がりになるんです。

なので、良い商品を作り続けている会社は不況だろうと必ず伸び続けるっていうのが投資の真理でございます。

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はい。

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で、こんな状況で価値を発揮する、紹介したい投資法は、「ドルコスト平均法」です。

これは結論から言うと、世界最強の買い方です。

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何かというと、毎月5000円とか3万円とか、一定の金額を株価が上がろうが下がろうが関係なく積み立て続けるのが1番強い方法ということです。

で、日本でこの方法に対して非課税というものすごくお得な制度で実施できるものが、つみたてNISAでございます。是非、やってみてください。

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はい。ありがとうございます!

SESSION知識がないからこそやるべき!つみたてNISAについて

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つみたてNISAについて質問が届いています。

「知識がないのですが、やっても大丈夫なのでしょうか?」とのことですが、いかがでしょうか?

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逆ですよ。

知識がないからこそ、この制度に関しては何も考えずにやって良いんです。

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何も考えずに?!

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なぜなら、ドルコスト平均法っていうのは、毎月少額で必ず積み立て続ける方法です。

1番強くて、数学的に証明もできる方法だからです。

尚且つ、先ほども言いましたが、つみたてNISAって非課税なんですよ。

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普通だったら、例えば1万円が2倍の2万円になった場合、利益分の1万円から20%税金で引かれてしまうんです。

でもつみたてNISAだと利益100%の1万円が受け取れます。

この時点で他の買い方よりも20%お得だし、買い方が最強なので、日本においてこれを超える投資の方法は存在しないです。

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なるほど。

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なので日本国民全員がやった方がいいです。

なぜ、つみたてNISAはこんなボーナスなのかという理由もあります。

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要はマイナンバーによって全部の口座を紐付けて、脱税が起きないように国が管理したいんですよ。

で、このつみたてNISAはマイナンバーの紐付けが義務付けられているんです。

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なので、国としてはボーナスチャンスあげるから、その分マイナンバーを国に申告してね、という制度なのです。

これを使わない手はないですね。

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無知識でもやっていいんですね。

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そうですね。逆に言うと無知識だからこそやるべきなのです。

SESSION大暴落はチャンス。リーマンショックで世界中の人に使われる「アレ」が生まれた

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続きまして、リーマンショックの歴史を振り返ってみましょう。

大暴落があったからこそ生まれた「◎◎」とは?というお話をしていきたいと思います。

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実は、リーマンショックとコロナショックは同じような動きをしているんですよ。

尚且つ、二番底って呼ばれるものなんですけど、株価がドカンと落ちた後、もう1回ドカンと落ちる可能性が高いんですね。

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はい。

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なぜかというと、今って金融市場内で株価が下がっているだけなんですけど、この後リアル経済に発展してくるんですよ。

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元々、上場企業の各社はいくらか配当金を出すつもりでしたが、その配当金が0円になってしまったり。

業績不振によって従業員のボーナスも0円になってしまうと所得が下がって、経済がどんどん悪化していく。

これが二番底が起きる原因です。

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ただ、これから上がる可能性もあるので、それは誰にも分からない。

どんなプロでも株価が上がるか下がるか予測することは絶対できないです。

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そんな逆境と言われる状況なんですが、逆にリーマンショック時に発展したサービスと商品が2つあるんですよ。

1つ目がiPhoneで、2つ目がFacebookです。

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2009年に発売されたiPhone3GSがきっかけで世界中でスマートフォンを持つ文化が爆発的に広まったんですよ。

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Facebookに関していえば、2004年創業なんですけど、リーマンショックの大逆境を乗り越えて世界的に広まりました。

歴史を紐解いてみると、Facebookの特徴である「いいね」という機能ができたのってリーマンショック直後なんです。

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最初からあったわけじゃないんですね。

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そうです。いいねボタンができたのは2009年です。

今までコメント機能しかなかったんですけど、いいねが生まれたことによって、コミュニケーションのハードルが下がって円滑になったんです。

2012年に上場しているんですけど、その上場の直前に、実はInstagramを買収しています。

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え、そうなんですね。

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はい。暴落を経験したAppleやFacebookがこういった製品・サービスを開発しています。

実は大暴落って、新しいチャレンジをするチャンスなんですね。

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要は優秀なエンジニアや営業マンの手が空いていて、そのときに新しいiPhoneを作ってみようとか、Facebookをもっと拡張してみようなど、発想のある方が逆に大暴落をチャンスとして利用できるのですね。

SESSION変化する者だけが生き残る。「在宅」でこれからニーズが伸びる企業は?

続いて、キーワードは「在宅」これからニーズが伸びる企業は?というお話です。

家にいることが増えれば、これからニーズが増える企業もあるわけです。

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破壊があれば創造もあるというふうに、株価が落ちることによって新しいチャンスを掴む人もいると。

もちろん潰れてしまうお店もあるんですけど、人間はみんな平等に24時間与えられているわけじゃないですか。

なので、その与えられた時間の中で、チャンスを掴む企業もあるわけです。

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そこで、大事なのは「スピード感」でございます。ダーウィンの進化論って聞いたことありますか?

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はい、あります!

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僕が好きな言葉なんですけど、「強い生物が生き残るのではない。変化する生物だけ生き残る。」というものです。

例えば恐竜ですね。

恐竜は強かったんですけど、変化ができなかったんですよ。だから絶滅したんです。

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逆に他の生物は変化をしてきたので生き残ることができたと。

大事なのはスピード感を持って変化することです。

例えば、オンライン専門キャバクラ「ズムキャバ!」って知っていますか?

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え、知らないです!こんなのあるんですね。

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ちなみに僕は数日前にTwitterで知ったんですけど、実際にあります。

今、キャバクラで働いている人ってコロナの影響でめっちゃ暇らしいんですよ。

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うーん、そうですよね。

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で、暇なキャバ嬢のためにこんなサービスを作った人がいて、これ見た瞬間に、「あ、ダーウィンじゃん!」って思いました(笑)

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世の中の流れに合わせて、しかも速いんですよね。

一定数いるはずなんですよ、キャバ嬢と話していたいっていう人が。

誰だか存じていませんけど、この経営者はすごいなって思いました。

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次の話で、急にお金を持っている大人たちが在宅になって暇になったら何をするかっていうと、「ゲーム」なんですよ。

実際にNintendo Switchが人気すぎて定価の2倍くらいに高騰していて。

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株価において、PS4を作っているSONYとSwitchを作っている任天堂はコロナショックをまさに受けた瞬間は下がっているんですけど、そのあとすぐに上がったんです。

いい商品、価値を届けている会社っていうのは、1回凹んでもまたすぐに戻るんですよ。

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こういう企業が、在宅をキーワードにして投資するチャンスのある会社かなと思います。

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なるほど、ありがとうございます!

SESSION起業、投票、助け合い。南先生が伝えたいメッセージ

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最後なんですけど、要は変化はチャンスですよと。

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サラリーマンも実はリスクなんですよ。

サラリーマンって安定しているって言われがちじゃないですか。

例えばANAって休業になったんですけど、法律で6割の給料は保証されているんですよ。

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はい。

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でも、守られているようで実はリスクなんですよ。

業績不振によって今後、サラリーマンの大量解雇などもあるかもしれないので。

僕のおすすめは、この変化を利用して、逆にチャンスだと思って起業しよう、自分で商売をしようってことです。

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色んな融資の制度や助成金の制度が日本中にいっぱいあるので、そういうのを利用して自分でサービス作ってみたり、自分で何かをやろうと思うことが大事。

こういうチャンスを活かしたのが、スティーブジョブズとかマークザッカーバーグなんですよ。

この逆境を利用して自分で起業しようと思う人が増えるといいなって思っています。

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なるほど。

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どんな状況になろうが、忘れてはいけないのが「助け合い」の精神です。

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僕自身がnoteで記事を書いたんですね。

困っている経営者や個人事業主向けに、融資とか助成金の話を記事でまとめたので、みなさん是非読んでみて下さい。

・note《融資まとめ》新型コロナウイルスで困っている経営者や個人事業主のみなさまへ。「公庫と4号」
https://note.com/yuki_minami/n/n49d91ab53ba4

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皆さん是非、読んでみて下さい!

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政権に対して色んな批判があると思うんですが、文句をいう前に既存の融資や助成金の制度を使ってください。

その上でまだ文句があるなら投票をしましょう。

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2021年10月21日までに必ず衆議院の解散の選挙があるので、それで国に物申す平等な機会で意見を述べていこう!というのが僕の伝えたいメッセージでございました。

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なるほど、南先生ありがとうございました!

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文:梶谷レオ

2020年04月24日 公開

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2020年04月08日 放送分
コロナ不況時の投資対策と企業分析

コロナ不況時の投資対策と企業分析

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