目次
- 「SNSは磁石」人気コピーライターがSNSで発信するときの基準は?
- SNSで発信するなら「おもんぱかる精神」が重要
2020.10.30
ここ数年、ビジネスパーソンに求められている「SNSの発信力」。TwitterやFacebook、Instagram、最近ではnoteなど、皆さんは各SNSをどのように使い分け、どんな発信をしていますか?
コピーライターの阿部広太郎さんが講師を務める授業『心をつかむ超言葉術』の第6回は、「SNSでの言葉の発信」の仕方がテーマ。毎日Twitterで発信をしている阿部先生が、どのような工夫をしているかを語ります。
「発信が苦手だった」と赤裸々に告白する阿部先生。本記事では、阿部先生がSNSで発信する際の基準と気をつけることについて、深堀りしていきます。
続いて、SNSで気をつけるべきことについて教えていただきました。
第一に、「遠慮するな 配慮はしろ」。タイムラインはフォロー・フォロワーという関係がある以上、読む側の心が傷ついたりザワザワしたりするものは、お互いに人間なので配慮が必要です。
「『おもんぱかる』精神がSNSでは非常に重要。発信する時に読んでくれるであろう人の顔は思い浮かべたほうがいい。少なくとも、最初に読むであろう親しい知人友人はどう思うかを考えて“遠慮”と“配慮”のバランスを取るようにしている」と、阿部先生は熱弁します。
また、TwitterやInstagramでは、元々の知り合いではなくてもフォローをしているケースも多いですよね。フォローをしている相手に対し、「『応援したい人かどうか』を内心でジャッジしているもの」と、阿部先生は分析。
そのことから、「読んだ時に応援したくなると思ってもらえるかどうか」を阿部先生は意識しています。ただのフォロワーから“プチ関係者”になるかは、応援される発信かどうかで決まります。阿部先生は「応援される発信」になるための言葉の選び方、文章のチェックを必ずしているそうです。
授業では、SNSの発信で気をつけることに関して、受講生からたくさんのコメントや質問が届きました。
「発信したいという思いはあるのですが、周りからのネガティブな声や感情によって傷ついたり、自分の意思が揺らいだりしてしまうのが怖く、なかなか自分の中で折り合いがつけられないです。そういうときはありますか?」
この質問に、阿部先生は心のこもった力強いメッセージを送りました。どんな言葉を送ったか、実際の放送でご確認ください。
「言葉の企画」と題した人気講座を担当し、近著『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』が大変好評のコピーライター阿部広太郎先生による授業の内容をお届けしました。
今回の授業はこちら!
『心をつかむ超言葉術 第6回 「SNSでの言葉の発信」の仕方』http://schoo.jp/class/7269/room
次回10/15(木)20時からの放送は、『「宣伝会議賞」への取り組み方』。「コピーライターの登竜門」であり、日本最大規模の公募型広告賞でもある「宣伝会議賞」。一般の方も応募できるとあり、過去に挑戦した方もいるのでは。
『第7回 「宣伝会議賞」への取り組み方』
http://schoo.jp/class/7365/room
阿部先生ご自身も過去にエントリーしていた経験があるそうで、過去の応募時にどのように取り組んでこられたのか、ポイントを伺います。
宣伝会議賞の応募期間は、11/19(木)まで。初めて応募する方も、何度も応募している常連さんも、次の授業を参考に対策を練ってみてくださいね!
文=田中ラン
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コピーライターであり、言葉の使い方を大切にする阿部先生にとって、SNSはどんな存在なのでしょう?
阿部先生は、「自分が好きと思うものを最大限に受信発信することで応援するものを広げていくツール」としてSNSを捉えているそう。だからこそ、意図的に愚痴や悲観すること、誰かを攻撃することをわざわざSNSで書かないようにしていると言います。
「SNSはある種、磁石のような存在。同じ感情が惹かれ合う」と阿部先生。バッシングをしている人にはバッシングする人が、怒っている人には怒っている言葉が集まるようにできていますし、反対に、ポジティブな発信にはポジティブな言葉が周りに溢れます。この連鎖反応、皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか。