目次
- 不安な感情をかわいいキャラクターに擬人化すれば、心が自然と軽くなる!
- マンガ®思考の特徴は、「心の問題を外在化できる」
- マンガ思考®を実践!「感情のキャラクター化」でネガティブな自分にサヨナラ
2021.06.09
「マンガ」には、ストーリーに夢中にさせ、楽しませる技術が散りばめられています。その技術を、セルフマネジメントやビジネスに活用して体系化した「マンガ思考®」をご存じですか?
Schooでは『心が整うマンガ思考®~日々のお悩みをエンタメ化して解決に導く』と題し、マンガ思考®コーチである寺田彩乃さんを講師にお迎えし、毎日の悩みを解決する方法を伝授していただきます。
たとえば、あなたが「すぐに怒りやすい」という悩みがあります。そのとき、自分はどんな時に怒り、どう感じ、どういう行動をとるのか、紙に書きだすのは、認知行動療法などの心理学の方法。このように、物事を自分と切り離すことを「外在化」と言います。
しかし、寺田先生は「書きだすことは難しいし、やっていてそれ自体が面白いわけではない」と言い、マンガ思考®に応用します。
先述のように、すぐ怒ることが悩みだとしたら、怒りを擬人化して、そのキャラクターと対話します。怒りをかわいく、またはかっこよく擬人化すると、外在化して話すこと自体が楽しくなり、それだけで心が落ち着く効果が期待されます。
寺田先生からマンガ思考®の特徴についてご説明があった後、早速ワークショップに入ります。本日のワークは「感情のキャラクター化」です。感情がコントロールできない、自分の頭の中を整理したい、ネガティブな自分に自己嫌悪する……といった時に使えるそう。
感情をキャラクターとしてイメージ化することで、感情を俯瞰しやすくなり、結果、感情をコントロールかしやすくなります。
「感情をコントロールできていないのは俯瞰できていないから」と、寺田先生。コントロールできない「憑依型」から、コントロールできる「監督型」を、ワークで目指していきます。
さて、感情のキャラクター化の方法ですが、いたって簡単です。感情をキャラクターの絵に描いて、名前をつけるだけ!
授業内のワークでは、「わくわく」と「不安」の感情のキャラクターを描くお題が出されました。キャラクター化するときは、人間じゃなくても、動物っぽいものや、食べ物や天気とかでもOK!アーカイブにアクセスし、寺田先生のアドバイスを聞きながら、ワークショップにチャレンジしてみませんか?
リアルタイムで視聴した受講生の皆さんは、Twitterで描いたキャラクターを投稿し、寺田先生に見ていただきました。「わくわく」のキャラクターには、ある共通点が多いことに気がつきます。実はこの絵にもその共通点が隠されていますよ。どこか分かりますか? 実際の授業で確かめてみてくださいね。
Schooの授業『心が整うマンガ思考®~日々のお悩みをエンタメ化して解決に導く』は、リアルタイムでの講評がなくアーカイブから参加しても、じゅうぶん楽しめます。日々の不安やモヤモヤをキャラクター化して紙に描いてみれば、心がスッキリ軽くなるはず。手元にノートやメモ帳などを用意の上、ご参加くださいね!
文=田中ラン
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「三度の飯より絵を描くことが好きだった」と子ども時代を振り返る寺田先生。思春期に家庭内でトラブルが起き、大学受験に失敗したことでメンタルを病んでしまった経歴があります。その当時、心理学の本を読み漁っても「あなたがこうだからメンタルが弱い」と原因を追究されるばかりで、病気がますます悪化しました。
そこで、「自分の内面をキャラクター化したり、自分がもしマンガの主人公だったりしたら?」と考えを変えてみたら、症状が改善。自己肯定感や行動力アップ、失敗するのが怖くなくなるなどのメリットもあったそうです。
寺田先生の実体験に基づいて作られたマンガ思考®。その特徴について、本記事では深掘りしていきます。