目次
- 大切なのは「体系的に学ぶこと」
- 読むべき本は「テーマ」「種類」「本質」を意識して探す
2020.12.19
目標を達成することは、そう簡単ではありません。ことビジネスに関するそれは難しく、途中で投げ出したくなったり、モチベーションが下がったりすることも少なくないでしょう。本授業は、そんな悩みを抱えるビジネスパーソンに「目標達成につながる仕事スイッチの入れ方」を全8回に分けて紹介しているシリーズものです。
第7回の授業のテーマは「絶対達成する読書術」について。講師を務めるのは「アタックス・セールス・アソシエイツ」代表取締役社長・横山信弘先生です。
続いて横山先生が取り上げたのは「読むべき本の探し方」について。いざ、目標達成につながる本を探そうとしても、数ある書籍の中から闇雲に見つけるのは難易度が高いはず。そこで先生は「テーマを決めること」をお勧めします。
「本を選ぶときは、まず自分でテーマを決めることが大切です。なぜなら、目標達成へのベースが作りやすくなるからです。もちろん『いま流行っているから』『友人に紹介されたから』という理由で本を購入するのも良いのですが、そういう本は受動的に選ばれた本で、目標達成や学習に対するベースが作りくいんです」
また先生いわく、ビジネスにおける目標達成には「ビジネス書」を読むのがおすすめとのこと。ただ、選ぶ際はテーマとの距離に気を付けてほしいと語ります。
「ここでいう『近いビジネス書』とは『自分の仕事や目標達成に役に立つもの』で『遠いビジネス書』とは『自分の仕事や目標達成に直接関与しないもの』という意味を持ちます。
まずどちらから読めば良いかというと、『近いビジネス書』からですね。中には流行のワードに乗りすぎて遠いビジネス書ばかり読む人もいますが、それでは目標達成に直結されにくいんです。もし遠いビジネス書も読みたいのであれば、バランスよく読むようにしましょう」
最後に先生が述べたのは「本質」への意識についてです。ここでいう「本質」とは、昔から変わらずに受け継がれてきた思想や考えのこと。読書に関しては「昔から読まれ続けている本」のことを指します。先生は、テーマを決めたらその本質が書かれている本と、昨今書かれた本の両方を読んだ方が良いと語ります。
「ほぼすべてのテーマに、偉大な先人達が残した本があります。そしてその多くがいまも書店に並び、読まれ続けているはずです。本を目標達成のツールとして用いるのであれば、やはり先人達が書いたそのテーマの本質的な内容は押さえておくべきでしょう。その後に昨今書かれた本を読むと、頭が整理されていくのではないでしょうか」
文=トヤカン
本授業の後半は「目標達成のための読書術」について触れられています。その読書術とは、横山先生が編み出したオリジナルな方法とのこと。
「ビジネス書を読んでも結果に結びつかず悩んでいる」「ビジネス書をどのように読めばいいのかわからない」といった人におすすめです。気になる方はぜひ本授業を受けて確認してみてください。
『目標を「絶対達成」する仕事スイッチの入れ方 第7回 絶対達成する読書術』http://schoo.jp/class/7415/room
ペンシルからのプッシュ通知を設定しておくと、新着記事のお知らせなどをブラウザ上で受信できて便利です。
通知を受信しますか?
横山先生は、冒頭で以下のような質問をします。
・いま、達成すべき(したい)目標はありますか?
・その目標を達成する「やり方」はどこで学びますか?
2つのうち、先生が重視したのは「学び方」についてです。いまは、ネット環境さえ整っていればいつでも様々な知識や情報が得られる時代。「YouTube」「ネット記事」「SNS」といった回答を受講生がする中、先生は「これらで得られる情報だけでは、目標達成は難しい」と語ります。
「現代は、ネット記事やYouTubeなどで知りたいことの要約を読んだり聞いたりできる時代ですよね。便利になったとは思いますが、それは言ってしまえば“知識のつまみ食い”をしているだけ。すべてを学べているわけではありません。学んだ気になって満足したり、上っ面だけで捉えて中身のない知識だけが増えたりすると、目標達成から遠くなる可能性があります」
先生のお勧めは「体系的に学ぶ」という方法。体系的とは「一つひとつのものがある系統に従ってまとまっていること」であり、読書はまさに体系的に学べる方法であると語ります。
「そもそもネット記事やYouTubeを用いるときは、事前に知りたいことが決まっているはずなんです。そのため知りたい部分以外は『読まない』『見ない』といった行動を起こしやすい。一方、読書は1冊読もうとすると、自分には関係ないと思う部分も読むことになりますよね。
でもそのおかげで『これも大事なことなんだ!』と、新たな学びにつながるケースもあります。こうした新しい学びが目標を達成させる1つのきっかけになるため、『体系的に学ぶ』という方法がおすすめなんです」