目次
- ノートを活用するのは「ブレインダンピング」のため
- 紙のノートは「3色分け」「小型でコンパクト」の文具選びがカギ!
2023.04.17
日々のタスク管理や業務のメモとして、ノートはビジネスパーソンにとって欠かせないツールです。紙だけではなく、デジタルでノートを活用している人も増えています。
ところで皆さんは、ノートをメモ代わりではなく、「思考の整理」として使っていますか? ノートを上手に活用することで、仕事の成果も飛躍的にアップできるかもしれません!
Schooの授業『仕事は1冊のノートで10倍差がつく』では、「思考の整理」を専門に執筆や研修を手がける鈴木進介さんが、「ノートの活用法」「思考整理のコツ」「テーマ別ノート術」を中心に講義します。
本記事では、なぜノートを活用することが良いのか、鈴木先生はどのようにノートを活用しているかを深掘りして紹介していきます。
ノートで思考を整理する理由について聞いたところで、鈴木先生のノート術を教えていただきましょう!
ノート術の基本として鈴木先生が第一に挙げたのは、「文具選び」。鈴木先生は、文具は3色にこだわっています。
「マジックナンバー3と呼んでいるんですが、3つの色分け、3つの切り口だと、思考の整理がすごくしやすい」から。鈴木先生は普段から3色ボールペンを使い、常に手元には3つのサイズの付箋を用意しています。
次に、ノート選びについて。鈴木先生は「小型でコンパクト」であることを重視。アイデア出しではなく思考の整理で頭のノイズを捨てることを軸にしているため、ノートの面積が広いと逆にフォーカスできなくなるため。コンパクトな情報に集中させるため、B5またはA5を推奨しています。面積が狭いと書けることが限られるので、アウトプットの時点で整理ができそうですね!
授業では、思考の整理をするための、具体的なテンプレートも紹介。タスクをメモで箇条書きにしたり付箋に貼ったりする人もいますが、鈴木先生は「todoノート」をおすすめ。上記の図のように、todoリストを列記した後に「先延ばし」「たたき台」「お任せ」と仕分けると、頭の中がかなりすっきりできるはず!その他にも、鈴木先生は「コーチングノート」「ロジカルノート」と、仕事の課題解決につながるノート術を披露。実際の授業でご確認ください。
Schooの授業『仕事は1冊のノートで10倍差がつく』の深掘り記事、いかがでしたか?ノートの書き方は人から教わるものではないので、今までなんとなく使っていた方も多いと思います。授業を参考にすれば、ノートの使い方ひとつでうまく進まなかった仕事もちゃちゃっと片付くこと間違いないですよ!
文=田中ラン
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ノートの具体的な活用法を伝授する前に、「思考の整理」をする上での考え方を鈴木先生は伝えます。
「思考の整理で一番大事」と鈴木先生が言うのは、「ブレインダンピング」。ブレインは脳、ダンピングは「捨て去る」という解釈で捉えます。つまり、ノートに書く行為そのものが頭の中のゴミや脳にあるノイズをしっかり捨て去る行為になります。
「頭の中は目に見えないから、気持ちの整理がつかないとヤキモキします。目に見えなくてヤキモキするなら、シンプルに『目に見える形』にすればいい。その受け皿がノート」と鈴木先生。ノートの上に文字を書き起こして、パズルのように並べ替えをすれば、客観的かつ冷静に思考の整理が叶います。
何もない状態からデザインの原画を作るより、バラバラのジグソーパズルを作り上げるほうが簡単ですよね。それと同じように、思考をまずはノートに落とすことが、頭の整理ができるというわけです。