目次
- 話を聞く4つのモード
2022.10.19
プレゼンテーション能力や交渉術など、多くのビジネスパーソンは「話し方」を磨きたいと考えているかもしれません。
しかしながら、話すためにはまず「聞く」ことが重要になってきます。より良いアウトプットを行うには、より良いインプットが起点に必要なのです。そのためにも、これからビジネスパーソンに求められるのは「聞く」技術です。
今回は「聞く」技術について、外資系のトップコンサルとして活躍する清水久三子氏が解説します。
※この記事は、『ビジネスを成長させる「聞く」技術ーなぜ今、「聞く」技術なのか』を再編集しています。
ペンシルからのプッシュ通知を設定しておくと、新着記事のお知らせなどをブラウザ上で受信できて便利です。
通知を受信しますか?
話の聞き方には下記の4つのモードがあります。
ポライトリスニングモード
無関心なものの、表面的には礼儀正しく、儀礼的な聞き方をするモード
セレクティブリスニングモード
自分の都合のよいことを選んで聞くモード
シニカルリスニングモード
聞く前から決めつけて、自分の考え方や見方でねじまげたり、歪曲しながら聞くモード
アクティブリスニングモード
相手やテーマに興味を持ち、先入観を持たず受容し、話を促進しながら聞くモード
この中で一番良い聞き方が、「アクティブリスニング」です。
「積極的傾聴」という意味ですが、相手の方や話すテーマに興味を持って先入観を勝手に持たずに、受容し促進しながら聞いていくやり方です。
実は、このアクティブリスニング、意識しないとできないモードなのです。 何も考えずに普通に人の話を聞いている時は他の三つ、もしくは全く聞いていないということになってしまいます。
仕事上「重要なお話」を聞く、あるいは、プライベートでも大切な人との信頼関係を築くために話を聞く、そういった場合には「今からアクティブリスニングモードのスイッチを入れるぞ!」と切り替えを行わないと、それ以外のどれかになっているということをまず意識してください。
なので、このアクティブリスティングというのは実は受け身ではなくて、積極的な行為。「アクティブに聞きましょう」ということなので、受け身で「うんうん」と話を聞くのではなくて、積極的なモードで聞いていくスタイルなのです。
ぜひ、今日から様々なシーンで取り入れていきましょう。