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2021.12.06

column

仕事に悪影響を及ぼす前に……見逃しちゃいけない「ストレスサイン」

仕事に悪影響を及ぼす前に……見逃しちゃいけない「ストレスサイン」
動画:「「こころの休息」がこれからの働き方を変える」より

ストレスが原因で心身に悪影響が出てしまう。社会人になると、そんな悩みや不安を一度は抱えるのではないでしょうか。しかし、そもそもストレスとはいったい何なのか、そしてどう対策すればいいのかわかっている人は、意外と少ないかもしれません。

Schooの授業「『こころの休息』がこれからの働き方を変える」では、漢方薬剤師の杉山 卓也(すぎやま・たくや)先生が、中医学の視座からストレスとその対策について解説します。本記事では、その一部内容を抜粋します。

担当の先生

杉山 卓也 先生

こころと漢方の専門家 薬剤師

目次

  • 心身にあらわれるストレスサインに気づけていますか?
  • 気持ちが不安定な「気滞」には深呼吸を
  • 「気虚」や「血虚」による虚弱状態には効果的な食物を

 

 

心身にあらわれるストレスサインに気づけていますか?

私たちがふだん感じている“ストレス”とは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことを指します。刺激の要因は気候変動や環境変化などさまざまです。したがって、ストレス自体が悪いのではなく、刺激を受け続けたり、強く受けたりすることが心身に悪影響をもたらすということをまず念頭に置きましょう。

 

 

 

そのうえでストレスと上手に付き合っていくためには、体が示すストレスサインに気付くことが重要です。ストレスを受け続けると、おなかが痛くなる、眠れない、イライラするなどの症状が、休息を求めるサインとしてあらわれます。呼吸が浅くなることは、とくにわかりやすいストレスサインです。これらのストレスサインをいちはやく自分で感じ取り、早めにセルフケアすることで、心身の悪影響を軽減することができます。

 


気持ちが不安定な「気滞」には深呼吸を

次に、ストレスを強く受け続けたときにあらわれる症状について、中医学の視座から解説します。

 

 

 

まず、過度なストレスが加わると生じやすいのが気滞です。気が滞ると、おなかの張りなどの症状が出るとともに、滞った気が爆発することでのぼせたり、目が充血したりといった不調も起こりがちです。精神が不安定になり、怒りっぽくなります。

 

こうした自覚が出てきたら、できるだけ早くストレス源から距離を取る意識を作ってみてください。職場や家族といった離れづらい対象であっても、深く関わらないよう心がけたり、心的な距離を遠ざけたりすることで、かかるストレスを軽減することはできます。

 

加えて、生活リズムを整えることに注力しましょう。睡眠をよく取り、深呼吸することでストレスを溜めないよう心がけます。また、柑橘系の食べ物や香り、酢などは気を巡らせるのに効果的です。

 


「気虚」や「血虚」による虚弱状態には効果的な食物を

また、長期間ストレスを受け続けると、気虚や血虚といった虚弱状態に陥ってしまいます。食欲不振や気力不足などが併発し、ストレスに対する抵抗力も落ちてきます。この悪循環に入ってしまう前に、早めの対策を心がけましょう。

 

 

 

まず気虚の際には、気を無駄遣いしないよう、無理をしないことが大切です。休息時間を多く確保し、ウォーキングなど負担の少ない運動を始めてみましょう。また、根菜や鶏肉など気を補うのに適した食材を、体を冷やさない食べ方で取り入れると効果的です。

 

一方、血虚の対策には、睡眠時間の確保と食生活の見直しが効果的です。おすすめの食材は豚レバーやイカなど、血の生成に役立つものです。また、胃腸機能を高める山芋やキャベツも意識的に取ると良いでしょう。

 

授業内では、このほか各タイプに適した代表的な漢方薬の紹介や、受講生からの質問にタクヤ先生が答える質疑応答が行われました。また、副次的に起こる症状についての解説なども充実しています。普段からストレスの悪影響を感じ、対策したいと考えている方は、ぜひ授業動画でより詳しい情報をチェックしてみてください。

 

文=宿木雪樹

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『「こころの休息」がこれからの働き方を変える』

 

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