目次
- スペシャリストとゼネラリスト、どちらの市場価値が高い?
- 「35歳は転職の限界」説は本当? キャリアコンサルが明かす、転職市場の本音
- 登録者20万人の人気YouTuber・ぺそ先生が教える「市場価値を高めるための考え方」
2023.04.11
「変化が激しく不確実な時代」「転職が当たり前」「やりたいことを仕事にする」。
今まで「当たり前」とされていた働き方の概念が壊れつつあります。その中で自分の理想のキャリアを築くにはどうしたらよいのでしょうか?
「自分の市場価値を高める方法」に焦点を当て、どんな環境でも稼げる極意をご紹介します。
市場価値を意識しない働き方をしてしまうと、いざ転職をするときに年収が大幅に下がってしまったり、転職したくてもできなくなる場合があります。
月間40万人の読者が読む転職メディア「すべらない転職」の運営など幅広く転職支援を行う末永雄大さんが講師を務めた『キャリアロジック-これからのキャリアについて』では、「居心地のいい会社だけど、このまま年齢とともに市場価値が下がるのではないか?という視点は持っておいてもいい」と語っています。
また、求人数より大切なのは「年齢」という厳しい現実があり、中途採用の場合、経験とスキルで自分が求人の対象になるかどうか決まってしまいます。
「35歳は転職の限界」とよく言われますが「35歳でも転職できる人はできる。年齢が高い人に価値がないという話ではない。ただしそれ相応の経験が求められるし、企業側は自社の社員とのスキルを比べてオファーを出すか決めている」と語っています。
「景気がよくなったら」「今の仕事が落ち着いたら」と機会を先延ばしにせず、転職のタイミングを逃さないようにしましょう。
それでは普段の仕事をどのようにこなせば、市場価値の高い人材になれるのでしょうか。
外資系金融機関マネージャーとして働きつつチャンネル登録者数20万人の人気学び系YouTubeチャンネル「ハック大学」ぺそさんが講師を務めた『行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術』によると、「『仕事ができる』は案外簡単につくれる」と語ります。
仕事が遅い人の特徴は「完璧主義」です。不確定要素の多いビジネスで完璧を求めることは不可能だと言い切ります。 そこで必要なのが「仮説思考」。仮説が当たっているか外れているかは一旦置いておいて、その仮説を検証する気持ちで行動していくことが早く結果を出すことに繋がります。「とりあえず動いてみること」がすごく重要だと語ります。
市場価値を高めるには、自分自身と時代・環境をしっかり認識し、仮説を立ててとにかく動いてみることがこれからを生き抜くために必要になります。自分の市場価値を高めることで、未来に対する不安な気持ちを払拭していきましょう!
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そもそも「市場価値が高い」とはどういう状態を指すのでしょうか? 大手クライアントのソーシャルメディアマーケティングや熱狂ブランド戦略を支援する池田紀行さんが講師を務めた『市場価値を高めたい人がするべき自分の育て方』で語られたのが「市場価値を高めるために、自分がどのように成長すれば良いのか」について。
自分が雇われている場合、問われる市場価値は「雇われる能力」で決まり、「雇われる能力」とは、さまざまな企業で通用する能力のことだと言います。 今まで日本企業、特に大企業の場合一社に長く勤める働き方が一般的でした。そういった働き方をした場合、注意しなければならないのは、その企業だけでしか使えない「企業特殊的技能」ばかり発達してしまうことです。
その企業から離れるとき、自分個人としての市場価値は低くなる懸念があります。だからこそ、さまざまな企業で通用する「雇われる能力」が必要になります。 一方で、経営者に必要なのは「雇う能力」です。雇う能力とは、どのような人をどれほど雇用するか考え、自分の持つ能力でレバレッジをかけ、社会に還元する能力です。
経営者は「雇う能力」が市場価値になります。 これら「雇われる能力」もしくは「雇う能力」に掛け合わされるのが「環境適応力」です。変化が激しい時代、たとえ手に職を付けても、そのまま市場価値を永久に維持できるとは限りません。その環境に自分が適応できるかどうかが重要です。
自分が適応できる環境を認識するには、メタ認知が必要です。自分に本当にできるのか、自分にしかできないことか、世の中のニーズに合致しているのかを考えることが、「雇う能力」「雇われる能力」に大きく関わってきます。