目次
- リーダーが知っておくべき「良いチームワーク」の定義とは
- チームのモチベーションを高め、維持しよう
- 勘違いしがちなリーダーシップの失敗例
- 明日から即実践可能な「信頼関係を築く7つのコツ」
2020.12.23
リーダーはチームにとって重要なポジションですが、その役割を説明できる人は少ないのではないでしょうか。リーダーの立場になれば、誰もが一度は「良いリーダー、良いチームとは?」と悩むものです。
今回はAHGS NEXT Inc代表取締役でグローバル起業家の早川諒先生をお招きし、良いチームワークをつくるためのポイントを教えてもらいました。
まず「チームのモチベーション維持の秘訣」から考えてみましょう。
チームのモチベーション維持で大切なのは、チームの人のモチベーションを“普遍的”に高めることです。
そもそもモチベーションは、大きく二つに分けられます。一つは外的モチベーションです。「給料が上がる」「評価される」など、外からの働きかけによって高まるモチベーションのことで、即効性はありますが持続しづらい特性があります。
もう一つは、“内的モチベーション”。こちらは「貢献できる」「仲間がいる」など、自分の中で湧き上がるモチベーションのことです。持続性があり、徐々に高まるのが特徴です。
そしてこの二ついずれにも共通するのが、普遍的なモチベーションです。「自分は必要とされている」と感じられることは、その一つです。国内外問わず、どの世代の方でも「必要とされたい」という思いは普遍的なモチベーションになります。
したがって、チームのモチベーション維持の秘訣は「必要とされている」と感じる環境作りにあります。「あなたは必要な人だ」と言葉で伝えたり、そう感じられる環境を作ったりすることは、リーダーにとって大切な仕事です。
二つめは「組織の中で周囲を巻き込むリーダーシップ」について。ここでは、勘違いしがちなリーダーシップを例に話を進めます。
まずリーダーシップとは、「ビジョンを語ること」ではありません。ビジョンとは、「チームが大切にするものや文化」と「チームメンバーが目指すもの」が重なるところにあるものです。したがって、ビジョンはリーダーだけが提示するものでなく、みんなで作るものだと考えると良いでしょう。
そしてリーダーシップは「部下を育てること」でもありません。育てようと思うと、人は育ちません。大切なのは自然と育つ環境を作ることです。成長を促すためには、本人に「もっと成長したい」と思ってもらう必要があります。まずは「やりたい」と思ってもらえる関係構築を意識しましょう。
また、よく「リーダーシップとは部下に任せること」という言説がありますが、これも違います。ただ無茶振りや丸投げで仕事を任せるのではなく、併走しながら適切なタイミングで仕事を手離すのが正しいリーダーシップです。例えるならば、子どもが補助輪なしで自転車に乗れるまで指導するようなイメージです。適切な補助ができているか意識することで、すぐれたリーダーシップを発揮できます。
最後は「チームが一丸となるコミュニケーション」です。コミュニケーションとは「信頼」であり、「コミュニケーションが取れる人」とは、「人と信頼関係がつくれる人」のこととも言い換えられるでしょう。そして、そのためのコツは、以下の7つです。
1.秘密の共有
2.共通の敵を作る
3.サンドイッチ褒め
4.陽口(ひなたぐち)
5.フィリピン人から学んだ「I LOVE YOU」理論
6.納得よりワクワク
7.あたりまえをありがとうに
それぞれが具体的にどのような内容なのかは、授業動画で見てみてください。
授業の後半では早川先生がなぜリーダーになろうと思ったのか、そのきっかけとなった過去の上司との思い出を語るシーンもありました。そのほか、早川先生自身の成功体験や失敗をもとに、良いリーダー、良いチームワークについて具体的でわかりやすいアドバイスが行われています。チームづくりの難しさに直面している方は、きっと自分の立場と重なる言葉を見つけられるはずです。
そしてこの二ついずれにも共通するのが、普遍的なモチベーションです。「自分は必要とされている」と感じられることは、その一つです。
国内外問わず、どの世代の方でも「必要とされたい」という思いは普遍的なモチベーションになります。
文=宿木雪樹
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『チームワークの教科書』(未会員の方は無料で1時間視聴可能です。)
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良いチームワークは、優秀でカリスマ性のあるリーダーが作るものでもなければ、優秀なチームメンバーが集まれば自然と生まれるものでもありません。リーダーがチームづくりを楽しく学んで実践し、効果検証を繰り返しながら、自分自身と周りを熱狂させながら作り上げていくものです
そのためのポイントは以下の3つです。
1.チームのモチベーション維持の秘訣は〇〇だった
2.組織の中で周囲を巻き込むリーダーシップとは?
3.チームが一丸となるコミュニケーションの7つのコツ