目次
- 自己PRは“貢献”に絞ってアピールを
- 質問の意図が分からなければ聞き直してもいい
- 面接は志望者が会社をチェックする機会でもある
2022.03.05
schooの授業「20代のための同期に負けないキャリアアップ戦略」シリーズでは、外資系金融機関で働きながらYouTuberとして活躍するぺそ先生を迎え、その経験に基づいたキャリアの描き方について聞きます。
本記事では、第6回「採用面接の評価を上げるには?」の一部内容を抜粋します。3回の転職を経て現職に至ったぺそ先生と、同様に転職経験が多い動画プロデューサーの加藤さんの対話形式で、採用面接で意識するべき要点について解説します。採用面接でどのように自分をアピールすれば良いのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
次に、質問に対して正しく答えることも大切です。筋違いな回答は、評価を下げる要因になりかねません。
ぺそ先生は「面接官の質問に対して、『この人が聞きたいことは何だろう』と考えながら聞く」ことが面接の確度を高めると解説します。また、もしも質問の意図がわからなければ、意図を確認するための質問を重ねても問題ありません。質問の意図を誤って的外れなことを答えてしまったり、ごまかしたりするほうが低評価につながります。
しっかり質問の意図を汲み取ろうとする姿勢は、悪い印象にはつながりません。積極的に理解を深めるためのコミュニケーションを取りましょう。
最後に、ぺそ先生は面接を通じて企業を見極めることも大切だと語ります。面接は企業と志望者が対話する機会ですから、双方が相性を判断する姿勢で臨む対等な場であるべきです。授業冒頭では、受講生に対して「これまで面接で訊かれた印象的な質問」について聞いています。集まった回答の一部は、志望者のプライベートに関わるものや、ハラスメントと捉えられるものもありました。
こうした質問をする企業については、面接で感じた印象をもとに、その企業で働くことが自身の最善のキャリアなのかどうか改めて検討しましょう。
授業では、このほかにもぺそ先生が受講生の質問に応じ、具体的なシーンに応じた対策について解説しています。また、聞き手の加藤さんとの対話の中で出てきたヒントなども多くありました。面接でなかなか結果が出ず悩んでいる方は、授業動画をチェックしてみてください。
文=宿木雪樹
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まず、面接でアピールするときは、会社に貢献できるポイントを端的に伝えましょう。
自己PRと言うとつい自分のできることを話してしまいがちですが、面接官が聞きたいのは自慢話ではなく、会社に対してどんな貢献ができるのかです。自分の長所を伝えるならば、それが会社にどのように活きるかまで落とし込んでアピールするよう心がけてください。
ぺそ先生は受講生からの質問に答える形で、上記のような会社視点での面接対策をするよう伝えました。あわせて、加藤さんも「面接では過去より今後の話をする」というアドバイスを加えています。過去の経歴やエピソードはある程度履歴書に書けるので、面接は将来性についてアピールする場と捉えたほうが、より多くポジティブな情報を伝えることができます。
また、しゃべりすぎや過度なアピールにも注意してください。ぺそ先生は、「面接では、自分が本来話したいことの3割程度話せれば十分」と、話すときの度合いを示しています。面接という短い時間の中で、互いに理解しあおうとする姿勢が何よりも大切なのかもしれません。