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2022.09.15

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"貯金では足りない分に対して備えるもの"。保険のギモンを解消!

"貯金では足りない分に対して備えるもの"。保険のギモンを解消!

人生の「もしも」に備える保険。とはいえ、やみくもに保険に加入すればよいわけではありません。必要な保険は人によって異なり、「みんなが選ぶ保険」=「自分も入るべき保険」ではありません。

では、自分に合った保険って? 保険を売らない独立系ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子氏が、保険に関する疑問を解消していきます。

※この記事は動画「今すぐ見直す「保険」のギモン」を再編集しています。

目次

  • 「心配だから」という理由だけで保険に入るのはNG
  • 必要な保険は、同じ年齢でも人それぞれ違う

「心配だから」という理由だけで保険に入るのはNG

 

早速ですが、以下の中で、保険が必要なのは一体誰でしょうか。

 

1.ガン家系で親族にガンが多い人

2.三大疾病が心配な人

3.親元を離れた社会人1年生

4.活発・やんちゃでよくケガをする小学生

5.小さなこどもがいるパパ

6.個人事業を営む夫婦

 

答えは「全員だし、全員ではないかもしれない」ということ。少し釈然としませんが、その答えの理由を解説します。

 

そもそも保険とは、起こる可能性が低い事故やケガ、病気などが万が一起きてしまった場合、自分だけで対応するのは難しい経済的負担への備えです。

 

当然ですが、保険に加入しても事故に遭ったり、病気にかかったりする可能性は1%たりとも下がりません。したがって、心配だからという理由だけで保険に加入するのは得策ではないのです。

 

 

『貯金は三角、保険は四角』といわれ、もしもの際に貯金では足りない分に対して備えるのが保険です。つまり、保険に入るかどうかの判断の目安になるのは、万が一の出来事が起きたときに経済的に困るかどうかです。

 

 

必要な保険は、同じ年齢でも人それぞれ違う

 

20代独身なら医療保険、30代で子どものいる夫婦は医療保険に加えて終身保険と学資保険など、年齢やライフステージごとに加入する保険が変わるというのはよく聞く話でしょう。

 

しかし、必ずしもそれだけが正解ではありません。 例えば20代の独身で、漠然とした不安を感じて医療保険に加入する方は多いかもしれません。

 

しかし、ある程度の貯金があるのならば、医療保険は必要の場合も。 『20代独身』を判断基準にするのではなく、万が一病気になって経済的に困るなら保険に加入しておくことをおすすめします。

 

同じような年齢や属性、ライフステージであっても、必要とする保険は人それぞれ。不安を保険にすり替えることがないよう、気をつけましょう。

 

 

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
今すぐ見直す「保険」のギモン

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