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2020.04.06

Interview

5Gが広がっていけば、ARもVRも進化する。最先端テクノロジーの祭典「CES2020」に参加したトップランナーが語る、VRとロボティクスの未来

5Gが広がっていけば、ARもVRも進化する。最先端テクノロジーの祭典「CES2020」に参加したトップランナーが語る、VRとロボティクスの未来

テクノロジーの視点から考える、次伸びそうな領域は何か(出演者:武樋 恒 / 池戸 憲夫)

目次

  • 進化を続けるXR(複合現実)の現在地
  • 遠隔の人々とコミュニケーションができる、ビジネス向けVRサービスとは?
  • XR(複合現実)が成長していくと、どんな未来が訪れるのか
  • iPhoneは13年かけて世に普及した。XRはどうか
  • XR市場拡大の鍵は「5G」
  • ロボットは、人の仕事を代わりにやってくれるもの
  • コミュニケーションロボットが「癒し」を与える
  • オンラインのコミュニケーションが増えるからこそ、 リアルなコミュニケーションの価値が高まる
  • XR業界の今後の注目領域は「メディテーション」
  • 「音声認識」を使ったプロダクトが進化する
「テクノロジーの視点から考える、次伸びそうな領域は何か」。

最新テクノロジーの中には技術開発は進んでいる一方、社会実装が進んでいなかったり、ビジネスモデルが成立していないものも多く存在します。

今回お招きしたのは、コミュニケーションロボットを開発するユカイ工学株式会社チーフエンジニアの池戸憲夫先生とVR技術を用いたプロダクト開発を行う株式会社Synamonの武樋恒先生。

お二人は世界各国から新しいプロダクトが集まる最新テクノロジーの祭典「CES2020」に参加。ここでは、VRやロボティクス業界のトップランナーが授業で語った、テクノロジーの現在地とそれらの発展がもたらす未来についてご紹介します。

武樋 恒 先生

株式会社Synamon CEO(代表取締役社長)

池戸 憲夫 先生

ユカイ工学株式会社 チーフエンジニア

未定

受講生代表

学びノート

SESSION進化を続けるXR(複合現実)の現在地

1

武樋先生にお聞きしたいのですが、注目されている領域についてお話いただきます。

今注目している領域 XR ということなんですが、まず XR ってどういったものか教えてください。

2860

Xというのは、「未知数」ということ指していて、その総称としてのXになっています。AR(拡張現実)、VR(仮想現実)とかMR(複合現実)とか、他にも~Rっていくつかあるんですけど。

3

実際CESでのXRの存在はいかがでしたか。

2860

そうですね、弊社はVRをメインに取り扱った会社なんですけど。とは言え、ARとかMRをやっていない訳ではなくて、XRっていう市場を見てはいます。その中で今段々話題になってきたのがARの分野だと思っています。

2860

今一番有名なところで言うとエンリアル(nreal)さんとかKDDIさんとかが、積極的に取り組まれているものだと思います。

2860

あとMRだとマイクロソフトさんのHoloLens 2(ホロレンズ2)とかが発売されたりとか、現実に何か追加していくしていく、拡張現実っていう分野に近いものが最近技術的にさらに進んできているので。

2860

やっぱりCESの会場でもそういうデバイスはハードウェアがメインではあるので、そのデバイスが結構新しい製品として出ています。

2860

とは言え、ちょっと解像度が少しいいですよとか、視野角が広いですよ、みたいなのも多くて同じような製品が多いです。

2860

2016年にVR用のゴーグルであるOculus(オキュラス)を Facebook が買収して販売を始めたんです。

そこから同じような形でOculusのようなハードウェアが出てきたみたいに、ARとかMRも似たような製品がいっぱい出てきたっていう印象を受けました。

1

2016年にOculusが出てきたということなんですが、もう4、5年ぐらい経っているのでさらに技術的にも進んだもの、より良いものが出てきたということですね。

2860

そうですね。ハード的にもVRで言うと、今でも結構分厚いんですよね。

2860

パナソニックさんが新作を発表されたのですが、メガネぐらいのサイズで小型化されたものが出てきたりとか、ソフトウェア的には昔だとセンサーを外に置いてそれでトラッキングとかしてたものがセンサー内蔵になって、技術的に進化したハードウェアがどんどん出てきていますね。

3

技術的にも使いやすくなったということですね。ありがとうございます。ではここで、株式会社Synamonの事業紹介をして頂きたいのですが、まずは動画がありますので動画をご覧ください。

SESSION遠隔の人々とコミュニケーションができる、ビジネス向けVRサービスとは?

2860

いま動画が出ていると思うんですけど、弊社はこのVRのデジタルの空間の中で共同作業をするという製品を開発させて頂いてます。

2860

そのマルチプレイの技術とあとはUI、UXっていうところをを強みに持ちながらも、今そこをベースとしてビジネス向けに展開させて頂いている会社になっています。

2860

だからよくある例だと、会議とかミーティングで使ってるみたいなのも多いんですけど、動画(https://www.youtube.com/watch?v=HtwNZDTm7IU)にもあるようにトレーニングだったりとかデザインレビューだったりとか、ビジネス上でコミュニケーションが発生するもの全般に使えるようなソフトウェアを目指して開発しています。

2860

VRっぽいのですが、ARにもMRにも応用できますし、そういうところのベースの技術を開発させて頂いていますね。

1

一番多い用途は何ですか。

2860

体験を共有できるというのがVRの一番の強みのひとつでもあるんですけど、メインで使われているのはトレーニングとか、研修もそうですし、あと面接・面談みたいなところや営業ロープレなどです。

2860

あとはVRの空間だったらその場に飛ぶことができるので、大きな建造物のレビューとか現実ではなかなかやりたいけどできないようなことをやっています。

SESSIONXR(複合現実)が成長していくと、どんな未来が訪れるのか

1

なるほど。さぁ、続いて XR 業界なんですが、これからどういう方向に進んでいくか、未来についてちょっと教えていただきたいと思います。

2860

はい、これに関しても私も教えてほしいという感じなのですが(笑)ソフトが機能を果たす前提としてハードウェアが絶対に必要になってくるので、まずはハードが進化していく
かなと思っています。

2860

一方でハードだけが進化しても意味がないので、それと並行しながらソフトウェアの進化も必要になってくると思っています。

2860

さらに言うと、今5Gっていう言葉が出てきていると思うんですけども、そういうのって複合的に必要になってくるんですね。

2860

VRとかARとか転送作業が多くなるので、今の4Gとか昔の3Gはリアルタイムに大きなデータを転送できなかったものが、5Gだとできるようになったと。

2860

さっきのグラスとかデバイスもそうですけど、今まではCPUのスペックが低かったから実現できなかったものが、CPUが良くなるとできるようになるんです。こっちが伸びていないけどこっちが伸びるということではなく、全体的に伸びないといけないというところが難しくもあり面白いところでもあります。

2860

こんな風に、いろんな技術が複合的に進化していくものだと思うので、いろんな業界が盛り上がって新しいことを突き詰めるっていうことが求められてくるかと。そういうムーブメントを作り出すことがXRの市場が成長していくのに必要なんじゃないかなと思いますね。

3

そうしたムーブメントが起きると、どういう世界になっていくんでしょうか。

2860

弊社が目指していることでもあるんですけど、思い描いたイメージを実現できる世界、理想が現実になる手段を提供させていただきたいなと思っています。

1

なるほど。技術はどんどん進化すると思うのですが、課題もたくさんありますすよね。

2860

はい、課題もあります。その課題を解決するためには、技術者の方やビジネス開発に長けた方が必要になります。

2860

会社の経営理念としても掲げていますが、弊社としてはその未来にわくわくしてくれるような人を増やしていきたいなと思っています。

2860

そういう人を増やしていくことで、テクノロジーの産業に取り組む人が増えていって、結局目指す未来が早く来る、そんな世界を目指しながら活動させて頂いてます。

3

XRというとそれを扱える人材も限られてきそうな気もしますが。

2860

そうですね。やっぱり技術的には難しい業界ではあるので、限られてくるとは思います。

2860

でも私もそうですが、大学とかで勉強したかというとそうではなくて、好きだからやっているという方が多いです。

2860

たぶん皆さんもそうだと思うんですけど、小学校の頃から勉強したからやっているというよりは好きだからやっていますよね。結局興味を持てるかどうかってのが一番重要なんじゃないかなと考えています。

1

好きな人は、ARとかVRっていうものに触れているということですよね。

2860

そうですね。じゃあ本気になって触れてみようとなった時に、今までだとそういう会社がなかったのですが、今だと弊社みたいな企業もありますし、扱える場が増えてきたと思うので、良い環境になってきたなと思います。

3

いま社会実装されていると思うのですが、時間軸ってどれくらいになるんですか。

SESSIONiPhoneは13年かけて世に普及した。XRはどうか

2860

またそこも難しいなと思ってはいるんですが、過去の例からして、あと何年かくらいは進化し続けるかなと思います。

2860

例えば、肩かけ式の携帯電話が出たのって1980年後半ぐらいなんですけど、そこから iPhone が出たのは2007年ぐらいで、20年ぐらいかかかっているんですね。

2860

iPhone単体で考えると、今2020年なので13年経っている。完全に社会実装するまであと10年くらいかかることになります。

2860

VRも50年以上研究されているものなので結構歴史があるんですけど、Oculus(オキュラス)が2016年に出てきて、そこから20年くらいかかるのだとしたら、まだ4年しか経ってないんですよね。

2860

となると、iPhoneの時間軸になぞらえると、あと6年くらい時間がかかるかなと思っています。そこをどれだけ短くできるのかというのも勝負になってくるのですが。

1

浸透するのも時間がかかりそうですよね。実装が進んでいても、人々が使うようになるまでタイムラグがあるので、これからの未来に期待したいですね。

2860

今の話にも絡むんですけど、どうすればXR市場を拡大できると思いますか。

私も考えてはいるんですけど、皆さん、特にビジネスの方も今見ているということでビジネスの視点で何かご意見いただければなと思います。

2860

エンジニア側の意見も是非欲しいんですけど、どうすればARとかVRを含めたXRの市場が拡大するのか、伺ってみたいなと思っています。

SESSIONXR市場拡大の鍵は「5G」

3

どうすれば XR 市場がもっと大きく拡大するのか。さて、池戸先生はどう思われますか。

2864

僕が話を聞きながら感じたのは、すごく時間がかかるだろうということです。例えばソフトウェアの技術だけが伸びたら勝手に市場が大きくなっていくかっていうと、絶対にそうというわけではなくて。

2864

ハードから細かく言えば半導体レベルまでいろんな技術の性能が上がっていかないと、多分こういう市場って大きくなっていかないんだろうなと思いました。

2864

半導体だけではなくて、通信もですよね。全部そうだと思う。XRを使う市場と言われるものは、いろんなインフラを使うことになるので、市場が大きくなるまですごく時間はかかるのかなと思います。

1

遅れている分野があったら、そこが足を引っ張る可能性があるということでしょうか。

2864

そうですね。5Gもそうですよね。日本はちょっと遅いかなと思います。ただじゃあ実際に5Gを取り入れるとなると現実問題、使えるようになるまで時間がかかるかなと思います。

2864

通信を速くすると遠くに電波が届かないんですよ。

2864

今基地局が2、3 kmごとに置いてあって今みんなの使っている携帯電話は通信ができていますが、5Gになると数百メートルごとに置かなきゃいけなくなるんですね。

2864

それだけの基地局を1年で日本中につけられるかって言ったら無理な話ですよね。そういう意味でやっぱり時間はかかってくるんじゃないかなと思います。

SESSIONロボットは、人の仕事を代わりにやってくれるもの

3

「注目している領域」ということでロボティクスですね。ここからは池戸先生にお伺いしたいと思います。まずはCESでのロボティクスブースを見て、ロボティクスが今後目指してるものはなんだと思われましたか。

2864

日本人が考えるロボティクスって、漫画とかアニメとかで影響を受けて育ってきてるので、人に寄り添ってくれる友達みたいなイメージを持ちやすいんですけど、CESでのロボティクスってすごい広義で基本的に人の仕事を代わりにやってくれるものなんです。

2864

ロボットの定義ってそもそもそういうものなんですけど、人間の代わりに何か仕事をしてくれるものっていうものが追求されていて、配膳をしてくれるとか料理作ってくれるとか、歩きながら広告を出してくれるとか、そういうものの方が多かったです。

2864

あとはロボットっていうイメージから離れたものもロボットになっています。例えば、ドローンや電動スクーターもロボティクスブースにありました。

2864

ロボットってすごく領域が広くなっていて何がロボットなんだろうというのはすごくCESに行って感じました。僕ら日本人はコミュニケーションロボットっていうものにフォーカスを当てていて、逆にCESではコミュニケーションロボットみたいなものがなかったです。

1

そうなんですね。世界でコミュニケーションロボットと言われるものはないんですね。

2864

そうですね。そこがある意味日本らしいところで、僕らのユカイ工学もそうですがコミュニケーションをとれるロボットを出している所は日本しかなかったです。

SESSIONコミュニケーションロボットが「癒し」を与える

2864

最近GROOVE Xさんが出したLOVOTっていうちょっと大きいロボットがあるんですけどああいうのは日本でしか出してないなという印象がありました。

3

やっぱり日本人はそういうコミュニケーションがちょっと不足しているということなんでしょうか。

2864

ふしぎなんですよね。コミュニケーションが下手なのかどうか分からないですけど、日本独自の文化があるんだと思います。

2864

CESが終わってからレストランに行ったんですけど、日本のレストランのメニューって大体きちんと写真があって、昔だったら食品サンプルが店先に置いてあったりとかするじゃないですか。でも海外のレストランのメニューって文字しかないんですよね。

2864

たぶん店員さんとお話ししてこれ何ですかってコミュニケーションをとって注文するんですよ。日本って話をしたくないのか、もうそこでメニューをしっかり出してしまってコミュニケーションの数を減らそうとしてるようなイメージがありますね。そこに日本独自のユーザーインタフェイスの進化みたいなものを感じました。

1

なるほど。深いですね。そこが日本人の苦手としているところなんでしょうか。

2864

だからコミュニケーションロボットっていうのは、人と喋らない代わりにロボットと会話をしようということで、開発されてたのかなと感じました。

3

池戸先生の会社で行っている事業はどういった事業なのでしょうか。

2864

ミュニケーションロボットを作ってる会社なんですけど、数年前にBOCCO(ボッコ)っていう製品を出しました。これは、親御さんはスマートフォンで、お子さんはロボットでボイスチャットみたいなことができるというものです。

2864

それからいろいろ可愛いものとか癒しみたいなものを目指した結果、「Qoobo(クーボ)」というしっぽが動くロボットを開発しました。触ってあげると、それによって反応が変わるものになっています。これを抱きながらテレビを観たりすると癒されます。

2864

こちらは、「BOCCO emo(ボッコ エモ)」っていう音声を認識して、ちょっとした会話ができるロボットです。「可愛いね」って言うと反応してくれたり、「天気教えて」って言うと天気教えてくれたり、今まで人同士でコミュニケーションをとるきっかけになっていた会話ができるんです。これは今開発しているところです。

1

すごく癒されますね。今って日本で販売されているのですか。

2864

はい、「BOCCO」と「Qoobo」は日本で販売しています。他にも「Qoobo」は台湾とかちょっとずつアジアでは市場を広げています。

3

「Qoobo」はどういった方に必要とされるんですか。

2864

やっぱり若い女の子ですね。20代とか30代の方は買ってくれて家に置いて使ってくれるみたいです。

1

それは世界共通なんですか。

2864

はい、世界共通ですね。あとこれはセラピー効果があるので、老人ホームとかでも使ってもらえたらいいなと思っています。それで少し一般公演とかもしているんですけど、そこでも女性の方が多いかなって印象があります。

3

そういったヘルスケアにも役立つようになる可能性があるということですか。

2864

ありますね。「Qoobo」の場合だと触ることでコミュニケーションをとって癒しの効果が得られるとういうことですね。それがうまく世の中で活かせればなと考えています。

SESSIONオンラインのコミュニケーションが増えるからこそ、 リアルなコミュニケーションの価値が高まる

1

「ロボティクスより卑近な事例ですが、飲食店が定員を減らしてタブレットで注文を受けるようにしたら売り上げが落ちたなんて話を聞きました。

僕らが簡単に思っていながら、ロボティクスや IoTの発展で逆に人間の価値が再発見されるような事例はあるんでしょうか」

2860

うちの事例だと、会う時間や手間を省くためにVRやった方がいいよね、みたい話も出るんですけど、それは全く逆だと思っていて、会わないでコミュニケーションをとるからこそ、実際に会ってとるコミュニケーションの価値がより高くなると思います。

2860

友達とかも電話で話せても実際に会うじゃないですか。

2860

恋人もメールだけだったメールだけでいいかっていったらそうじゃなくて、会いたいっていう感情が出てくると思います。逆にずっとメールをしているからこそ、より会いたいという気持ちが強くなるんですよ。

2860

電話やメール、コミュニケーションロボットってコミュニケーションの代替手段ではあると思うんですけど、そこは完全な手段ではなくてより価値を高めるというか、エリアがもう一個増えるようなイメージになってくるのかなと思っています。

2860

まさに「Qoobo」も癒されて楽しいと感じたとしても、実際にペットがいらなくなるかって言ったらなくならないと思います。むしろ本物の動物に触りたいっていう気持ちになるかもしれません。そういう実際にコミュニケーションを取りたくなるきっかけを作るものだと思いますね。

3

そうですね。逆に気づかされるということですね。それでは話を戻していきますが、続いてお聞きしたいのが、インフラがガラパゴス的に発展している日本、こちらについて教えていただきたいなと思います。

SESSIONXR業界の今後の注目領域は「メディテーション」

1

「テクノロジーの視点から考える、次伸びそうな領域は何か」そして「注目するべき領域をどのように考えるのか」についてはどう思われますか?

2860

そうですね、緊急度が高い分野は伸びやすいのかなと思っています。

2860

最近だとコロナとかヘルステックもそうですし、緊急対応しなきゃいけない分野は伸びるんじゃないかと思います。

2860

過去の例で言うと、東日本大震災とか災害支援に対してテクノロジーをどう使うか、急ピッチで発達させたと思うんですけど、そういった危機意識が高いものは伸びやすいんじゃないかなっていうのは感覚としてあります。

2860

一方で、そういうものって継続しないんですよね。私も一社目は大手メーカーにいたんですけど、そこで災害支援対策に関する技術化を提案したんですけど、一年経つとだんだん縮小していくんですよね。

2860

だから緊急で必要なもので、かつ、ビジネスとしてちゃんと成り立つものは長い期間伸び続けていくんじゃないかなと考えています。

3

ヘルステックとXRのコラボレーションみたいなこともあるんでしょうか。

2860

ありますね。いまXRの領域で注目されているのがメディテーションです。

2860

さっきのBOCCO emo(ボッコ エモ)じゃないですけどVR空間の中でヨガや瞑想をして癒しを得たりとか、精神的な障害を持たれてる方だったらそのVR空間でトレーニングをしたりとか、パニック障害を治したりとか、そういう研究がされています。

2860

XRを目的化するのではなく、手段として捉えてどう使うかっていうのが重要になってくるんじゃないかなと思っています。

2860

ただ、本当は活用したいものの、お金の部分が問題になってきたりもしてなかなか難しいですよね。結局金かって感じなんですけど、ビジネスを継続させるのにもお金が必要なのでそこは重要ですよね。

SESSION「音声認識」を使ったプロダクトが進化する

3

池戸先生はそんな領域が伸びると思いますか。

2864

僕らはロボットを扱っているんですけど、それって考え方によっては一つの音声を使ったコミュニケーションをするためのひとつの解でしかないと思っています。

2864

CESに行って感じたことでもあるんですけど、既存の製品に新たに音声認識っていうインターフェースが加わることで違う形になってくる、もしくはもう一段階ブラッシュアップされた製品というのもこれからいっぱい出てくるのかなと思います。

2864

音声認識ってうまく活用できれば日本の特に家電メーカーさんとかが大きくなっていくんじゃないかと感じています。

1

ということは、今あるものものも、もちろんそうなんですけど音声認識がどんどん入っていくことで変わっていくということですか。

2864

そうですね、変わっていくと思います。

2864

例えば電子レンジでも、ダイヤルを回して設定を自分で調節していたものが、「牛乳温めて」と言うだけで温めてくれるとか、そういう風に音声認識が加わることで、また新しい製品が開発されていくんじゃないかなと思っていますね。

3

それはどのようにしてに見出していくんですか。

2864

見出すというか、常にアンテナを張って好きなことをやり続けるしかないと思いますね。

2860

僕も全く同じことを言おうと思っていました。見出すことはできないと思います。むしろ好きなことを突き詰めていった方が早いです。想いを持って進めていけばそこが芽になるんだと思います。

2864

僕らが課題を解決するというのは、皆さんがどうしたら喜んでくれるのかなってところ考えなきゃいけないということなので。

2864

それって好きじゃないとできないんですよね。だから好きなことを続けていくしか方法がないかなと思っています。

2864

音声系は今までずっとやっいて、コミュニティにも入っていますけど、よく「答えはないよね」という話になります。

2864

僕らが普段喋ってる中でも楽しい会話の手順ってないと思うんですよね。どういうプロセスで対応していくのが正しいかっていうのはない。やっぱりそこは考えるのが好きじゃないとやっていけないのかなって思いますね。

2020年04月06日 公開

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