目次
- コロナのデマに騙されないための4つのワクチン
- 運動不足、憂鬱、収入の減少……さまざまな課題にどう対処すればいい?
2020.05.12
新型コロナウイルスの流行により、自宅での自粛やテレワークを強いられている人は少なくありません。
今は我慢のときと不要不急の外出を控えやりたいことができていないことで、心身に不調をきたさないかと不安を覚えておられるのではないでしょうか? またデマの蔓延や買い占めなど社会的な混乱も生じました。
コロナにまつわるデマに騙されないためにはどうすればいいんだろう?
外出自粛するなかでしっかり運動量を確保するには? 募る不安感やイライラを解消する方法が知りたい!
上記のような大勢の人が抱いているであろう疑問や悩みに答えるべく、Withコロナ時代に心得ておきたいさまざまなTipsをまとめて紹介します。
Withコロナ時代は平時と大きく状況が変わるため、不安に思うこと・新たに意識すべき領域も多岐にわたることになります。
たとえば、コロナ禍で家に引きこもりがちになり、運動不足になることが気になってはいないでしょうか?
健康な若者が3週間寝たきりの生活を送ったところ、健康寿命に大きくかかわる大たい骨の筋肉量が15~20%低下したというデータがあります。
そこで家でできる簡単なエクササイズとしてスクワット、ランジ、プランク(正面・横)が有効です。 また、肉体面でなく心理的にダメージを受け、憂鬱になったりつい人に当たってしまったりする人もいるでしょう。
そんなとき、役立つのがアドラー心理学です。アドラー心理学の骨子といえる「勇気づけ」と「共同体感覚」。
そのメソッドを用いてまずは暗いニュースから意識的に目を離し、自分の好きなものに触れる時間を増やしましょう。
そのうえでテレビ電話ツールを用いて尊敬する人と勇気づけあい、共同体をちょっと良くするにはどうすればいいかを考え実践するところまでたどり着ければきっと気持ちは大きく変わっているはずです。
もっと具体的に、収入が突然減ってしまったという悩みに苛まれている方もいるかもしれません。
そんなときにまず考えるべきなのは「支出を減らすこと」。家賃、通信料、保険料……支出の多くを占める固定費を本当に削減できないのか考えてみましょう。
現在の状況では余計な出費が必然的になくなるため、最低限の生活費について検証するベストなタイミングともいえるのです。当然ながら、同時に行政や専門家の助けを借りられないか真っ先に考えることが求められます。
コロナ禍で生じた心身の負担にはほかにも「OODAループ」「仏教の教え」「ティール型マネジメント」などさまざまな角度からの対処法が考えられます。コロナの混乱に惑わされないためには、一度暗いニュースから目を離して気持ちだけでもリフレッシュし、課題に冷静に対処できるようになってから他者の知恵に耳を傾けることが肝要です。
【参考授業】
・新型コロナのデマ・ウイルス撃退法
https://schoo.jp/class/6798・コロナと生きるためのノウハウリスト
https://schoo.jp/class/6888
文=宮田文机
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「新型コロナウイルスに感染した人が○○病院にいるらしい」
「コロナには○○が効くらしい」
みなさんも、こういった真偽不確かな情報が出回っているのをSNSで目にしたり、人との会話の中で耳にしたりといった経験が一度はあるのではないでしょうか?
このような情報を信じ込んで拡散してしまう前に思い出すべき4つの言葉を、インフォデミック(病気の感染が拡大するパンデミックのようにデマ情報が大幅に拡散されること)に対するワクチンとして携えるよう、白鴎大学特任教授で「インターネットメディア協会」リテラシー担当理事を務める下村健一先生は主張しています。
4つのワクチンとその背後にある警句は、以下の通りです。
【1】「まだわからないよね?」(結論をソく断するな)
【2】「意見・印象じゃないかな?」(意見・印象をウ呑みするな)
【3】「ほかの見え方もないかな?」(1つの見方にカたよるな)
【4】「隠れてるものはないかな?」(スポットライトのナかだけ見るな) 警句のカタカナ部分を縦に読んで「ソウカナ」と覚えてもよいかもしれません。
真偽のわからない情報に出会ったとき、まずは意見を保留しましょう。
一つの情報で視野を狭めてしまうことがデマを信じるきっかけとなります。
そのうえで、まずは意見・印象と事実(ファクト)を切り分けます。そうして情報の出典に当たりましょう。
その際、確かな情報源かを確かめることはもちろん、さまざまな見方から検証することも重要です。
ある立場から見て真実でも、ほかの立場から見れば大きく印象が異なるということは少なくありません。
情報の周辺でスポットライトの当たっていない部分にもしっかりと目を向けましょう。情報には必ず発信者の意図や視点が含まれています。
そのことを意識して複数の意見に触れることがデマにだまされないためには不可欠です。 なお、デマ情報の発信者には必ずしも悪意があるとは限りません。
むしろ善意で間違った情報を拡散している方の方が多数派とすらいえます。そこで、情報も三密は避け、身近な人の情報だけで判断しない、一つの情報だけで判断しない、支持する人数(人気)だけで判断しない、といった心得を守ることが推奨されます。