2020.06.10
リモートワークやコンテンツ体験をもっと豊かに。世界を変える新時代の回線“5G”とはなにか?
5Gというキーワードは、昨今のビジネス界で頻繁に話題にされています。5Gはなぜ注目され、どうビジネスに関わってくるのでしょうか?
PENCIL by Schooでは、ビジネスに関わるトレンド用語を1分で解説します。今回のキーワードは “5G”です。5Gを授業でより深く学ぶために、本記事で前提となる知識を確認しましょう。
5Gとは……
5Gの需要はアフターコロナ時代に高まる?
モビリティやインフラ、エンターテインメントなど多くの領域に絶大な影響力を持つ5G。その期待は2019年より広く取り上げられてきましたが、昨今の新型コロナウイルスの影響下で、その需要がさらに高まると予想されています。
世界的な外出自粛とともに、リモートワークを取り入れる企業が急増しました。VRやMRを使ったバーチャル・オフィスや、遅延のない多接続を叶えるオンライン・ツールなど、リモートワークをより充実させるサービスの基盤となるのは5G回線でしょう。
また、ゲームやバーチャル・ライブなど、自宅で楽しめるコンテンツの人気も高まっています。人々はよりリアルに近い感動や体験をオンライン上で叶えるため、予想よりも急速に5G回線を基準としたコンテンツ消費に移行していくかもしれません。
こうしたニーズがあるからこそ、各業界は5G回線を生かした事業展開やサービスの刷新を急いでいるのです。
「5G」をもっと知りたくなったら!
5Gについて詳しく知りたい方におすすめの授業は、「Techキーワード超解説」の5G編です。
本授業では、スポーツ業界での5G活用事例を知ることで、5Gがどんな可能性を秘めているのかを学ぶことができます。講師を務めるのは、AGI Sports creative代表取締役の上野直彦先生と、KDDI経営戦略本部ビジネスインキュベーション推進部長の中馬和彦先生です。本授業からは、バーチャルとリアルが混合する未来の私たちの生活が垣間見えます。
授業はこちらから↓
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https://pencil.schoo.jp/posts/NArJpBby
文=宿木雪樹
5Gとは第5世代移動通信システムのことを指す言葉です。携帯電話などのモバイルネットワークを支える通信システムは、これまでも需要に応じて世代を重ねてきました。
最新となる5Gは、これまでの4Gよりも超高速かつ大容量の情報を扱える点が特徴です。さらに、低遅延性や多接続という性質を備えることで、これまでは回線の限界で普及しなかったあらゆるサービスが実現すると言われています。
5Gの利用は、日本国内では2020年3月より始まりました。5G接続を基準とした各種サービスもリリースされており、今後のオンライン・サービスやコンテンツの需要は大きく変わることが予想されます。
5G回線の普及が実現するサービスの例として、車の自動運転や、住まいやオフィスのIoT化が挙げられます。多接続を叶え、リアルタイムで情報をやりとりできる5Gがあれば、街や拠点ごとにすべての情報をデータ化し、管理・操作することが容易になるでしょう。
また、4Kや8Kなど高画質な映像の配信も可能になります。高画質のライブ動画配信がスマートフォンでも視聴できるため、コンテンツ消費の在りようも大きく変わることになります。