目次
- 市場価値を高めるために自己分析が重要な理由
- 自己分析は4つの価値観を言語化する
2022.10.20
転職・就職活動で必要不可欠な「自己分析」。
どのように進めればいいかわからないという方もいるのでは?そんな人に向けて、数々の採用に関わるサービスを展開する末永雄大氏がアドバイスします。
※この記事は動画「自己実現に近づけるために、市場価値を高める意味と自己分析方法を学ぶ」を再編集しています。
それでは、具体的に自己分析を進めるにはどうすればいいのでしょうか?
そこで有効になるのが、以下の4つの価値観を言語化するというメソッドです。
A やりがい
B 苦痛
C 得意
D 苦手
A・Bは定着と、C・Dは活躍と関連しています。
それを見出すために、それぞれについて、今までのキャリアを振り返り、次の経験をピックアップしてみましょう。
A やりがいを感じたことや瞬間
B 苦痛に感じたことや瞬間
C 人よりもうまく対応できたと思うことや瞬間
D どうしてもうまくできないことや瞬間
事実だけでなく、自身の解釈と感情もセットで思い出すのがポイントです。
感情に対し理由まで深堀りすることが自身を深く知ることにつながります。 次のステップは、それぞれの出来事の要素分解と最優先事項の特定。
例えば「Aやりがいを感じたことや瞬間」について営業職の方が考え、「難易度の高い提案が受注となり、大きな成果につながってうれしかった」という出来事が想起されたとします。
そのなかでもどのプロセスにやりがいを感じたのかまで第2ステップで絞り込んでいきましょう。
B~Dについても同様に解像度を高めていくことで、質の高い自己分析が行えるようになります。 ぜひ、このステップを参考に自己分析を深め、市場価値を高めて行きましょう!
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これからどういう仕事が求められていくのか、どういう業界が伸びていくのか、と気になっている方は多いでしょう。
しかし、市場価値を高めるためには、「自己分析」が重要になってきます。 特に「需要の高いマーケットの中で希少性の高い専門性を持ったスキルを獲得」していれば市場価値は上がります。
とはいえ市場価値が上がるといわれるAIの専門家を今から目指すのはあんまり現実的ではないでしょう。しかし、需要の多いポジションはそれだけではありません。
例えば、企業のマーケティングや人事組織、ファイナンス、システム開発などの課題に関するスキル。あくまで一般論ではありますが、これらの可能性を評価し、そこに「マネジメントスキル」を掛け合わせることでさらに専門性が高まっていくと考えられます。
ポジションを得た中でいかに定着・活躍できるかを左右するのが「競争優位の戦略」です。多くの人は有利なポジションを探すポジショニング戦略に目が行きがちですが、それが実行できるかは結局自身の特性によります。