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2020.03.09

interview

新型コロナで世界はどうなる? 医療×テックの最前線とは? ヘルステックのトップランナーが語る「医療現場の今」と「健康の未来」

新型コロナで世界はどうなる? 医療×テックの最前線とは? ヘルステックのトップランナーが語る「医療現場の今」と「健康の未来」

ヘルステックはいかに健康をもたらすか(出演者:中尾豊 / 井上智子)

目次

  • 薬局に新しい価値を。ヘルステックカンパニー「カケハシ」が日本の医療体験を変える
  • 医療領域のスタートアップが遭遇した思わぬ壁
  • 変革期を迎える医療業界
  • 新型ウイルスで浮き彫りになった「情報リテラシー」の不足
  • ピンチはチャンス。新しい病が登場するたび、医療も企業も進化する
日々更新されるニュースや情報を貪欲にインプットすればするほど、世の中と自分の差(=GAP)が明白になり不安が募り続ける現代。

そこで生まれたGAPを埋めるために情報取得だけでなく、その文脈や意味を理解していくことを目指す新番組『Bridge the GAP』。第6回目のテーマはテクノロジーを活用し、ヘルスケア領域のさらなる進展をめざす「ヘルステック」。

今回は、この業界の最前線をいく、電子薬歴「Musubi」を通じて新しい服薬指導の形を目指す株式会社カケハシ代表の中尾 豊氏、医療機器のベンチャーキャピタルの立ち上げなどをされているオムロンベンチャーズ代表の井上智子氏をお迎えしました。

ここでは、医療系スタートアップ「カケハシの創業ストーリー」と世界に広がる「新型ウイルスへの対処策」についてご紹介します。

中尾 豊 先生

株式会社カケハシ 代表取締役社長

井上 智子 先生

オムロンベンチャーズ(株)代表取締役社長

田原 彩香

受講生代表

学びノート

SESSION薬局に新しい価値を。ヘルステックカンパニー「カケハシ」が日本の医療体験を変える

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株式会社カケハシCEOの中尾先生にカケハシは今どんなサービスをしていて、どのような壁があり、どう乗り越えたか、そして今後どんな壁が出てきているのか、この辺を具体的にお聞きしたいなと思います。

まず、「Musubi」とはどんなサービスなのでしょうか。

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サービス自体は、薬局薬剤師さんが書くカルテみたいなものがあるのですが、それの業務効率化と、お薬の説明をしている間に各患者さんに合った食事や運動等どういう風に注意すればいいのかを提案できるような仕様になっています。

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そこに行き着くまでいろんな過程がありました。私は元々製薬会社にいて、そこから起業をした立場なんですが、どのようにしたら患者さんに対して付加的な価値を出せるような医療インフラを作れるのか真剣に考えていたんです。

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さっきも話題に上がりましたが、こういうものって自然に患者さんにアプローチしないと広まらないんですよ。患者さん向けのアプリだとやっぱり意識高い方しか最初は提供できない可能性があったので、どうやったら患者さんにリーチできるかを深く考えたんです。

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医療領域でタッチポイントになるのは、病院もしくはクリニック、その後に行く薬局となるんですが、薬局の薬剤師さんと国民が会話している回数は年間で8億回を超えているんです。

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この日本の薬局という場所が、世界各国と比較すると、かなりユニークでして。何がユニークかというと、日本は人口あたりの医療従事者比率のうち、医師は結構少ない方なのですが、薬剤師の比率は他のOECD諸国と比較すると、圧倒的に高いんですよ。ある意味、充実してるんです。

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なるほど。

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薬剤師の人数を比べても非常に多くて、薬局薬剤師だけでも約18万人、薬剤師資格持ってる人は30数万人いるんですね。それなのに、薬局ってお薬を渡されるだけの機関だと国民が認識しちゃってる状況になってるんですね。

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これが非常にもったいないと思っていて。せっかく知識のある人のところにあらゆる疾患の患者さんが通っているにも関わらず、薬局が何か付加的な価値を提供できるようなインフラになっていなかったことに気づいたんです。

SESSION医療領域のスタートアップが遭遇した思わぬ壁

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薬剤師さんが患者さんに対して、薬もしくはその疾患、そしてその患者さんの生活レベルまで入り込んだ正しいアドバイスをどうすれば提供できるのか、やってみることに価値があるんじゃないかと思って調査したんですよね。

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でもここに大きな壁があって。それをどう事業化するのかっていうところなんですけれども……スタートアップの中でも、特に医療領域のスタートアップっていうのはお金にするのが非常に難しいです。

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なぜかというと、国民皆保険なので国民が医療にプラスでお金を払うのも難しいし、医療従事者が払うにしても、もう保険内診療になっているので新たな取り組みに対してお金を払いづらいんですよ。

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そんな中、医療従事者が患者さんに付加的な価値を提供しやすくするためにお金を払ってまで解決したい領域が「業務効率的な視点」だと考え、創業前後の時期に約400名の薬剤師さんに一人当たり3時間ぐらいは徹底的に調査しました。

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費用をいただけるという視点でヒアリングしたわけではないですが、現場が楽にならないと患者さんへの付加的な業務へ移行しづらいですし、弊社としても価値を届ける事業を広げていく上では大事な概念だろうと。

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潜在的なニーズをヒアリングするために、「患者さんに付加的な価値を提供できないのはどの仕事が邪魔をしているからなのか」「どんな環境に変わったらより価値を提供しやすいのか」といったところを、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンに分けてひたすら続けました。

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薬剤師さん自身にも課題を考えてもらって、それを解決すれば良いということで、事業化してみたところ……今では弊社の正社員は100名を超えていて、業務委託等の人も含めると130名ほどに。設立4年で38億円くらい資金調達ができるような状況になっているんですね。

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儲けではなくて、付加価値を見いだせる領域はどこなのかという視点と、あるべき姿と現状のギャップをヒヤリングし、どこにペインポイントがあってそれを解決するためには何が必要なのかっていうのを徹底的に調査しました。非常に苦労しましたが、やりがいのある仕事だったなと思います。

SESSION変革期を迎える医療業界

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たくさんヒアリングをされて、ペインポイント、いわゆる課題は薬剤師にとってどこが多かったんでしょうか。

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そうですね、顕在化されてるニーズとしてはやっぱり患者さんに付加価値を提供したい一方で、お薬を待ってる方に対して、早くお薬を渡したい、待たせたくないというニーズも、もちろんありました。

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あとは書類作成ですね。医師は電子カルテとか紙カルテを書きながら患者さんと会話するんですけど、薬剤師さんはお薬が目の前にあるので、お薬の説明をしながら何かタイピングすることは難しいじゃないですか。

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患者さんとお話しした後に書かなきゃいけないので、それを例えば×40人だとすると40枚分のカルテを仕事が終わった後、もしくは隙間時間に書かなきゃいけない。これが残業代に直結するんですよね。ものすごい業務の負荷になっていることに気づきました。

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そのカルテを書かないと、カルテの作成は保険内の業務になるので、7割負担のフィーが国から降りないんです。「患者さんにこう指導してます」とか、「こういうことをアドバイスします」ということちゃんと記録しないと、収益にならないので書かざるを得ないんですね。構造的な話ですが、業務フローを徹底的に調査すると顕在化されたニーズがわかりました。

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潜在的なニーズは結構大きいものがあります。本質的には患者さんに価値を提供したいと思っていても、お医者さんに強く言えないような状況が一部あって、お医者さんから薬剤師さんの意見を認めてもらうのが難しい部分があります。

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あとは患者さんからも「お薬を出してるだけなんじゃないか」と思われている。裏側では、飲み合わせのチェックをしっかりやって、お薬の成分や体重に対してどれくらいの容量が合っているかとか全部分析して、間違っていたら医師にフィードバックもしたりとか。

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でも価値がわかりづらいと、国からもそこに対する予算に意味があるのか問われていたりと結構大変な状況にあります。

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厚労省とか内閣からも「対物から対人へ」と通知が出てるぐらい、お薬の仕事だけじゃなくてお薬の仕事を前提としながら国民や患者さんに対して付加的なアドバイスをしていきましょう、医師へのフィードバックもより強化していきましょう、とかその人に対するアウトプットが求められるような時代に一気に変革しているんです。

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「薬剤師」という仕事の定義を患者さんに対して付加的な価値を提供できる仕事に変革する、そこが潜在的なニーズになりますね。

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いま、業界は変革期に来ているということですね。

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かなり来ていますね。

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それは中尾さんが掘り起こしたということですか?

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いや、私が掘り起こしたというわけではないです。こういう業務フローがあるんだっていうことを新たに認識されるような方は、私たちのような新しいサービスの展開がきっかけになっているかもしれないなとは思います。

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でも概念的な話として、薬剤師さんが「お薬の説明だけではなく、もっと生活に入り込んだアドバイスをしてもいいんじゃないか」と思っている地域のお客さんは、ヒアリングすると結構いっぱいいらしゃって、そこは私も気付かされた部分ではありました。

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そこがどこまで広げられるかっていうのが自分のチャレンジになるような気がしています。

元々の概念はありますし、色んな薬局の経営者の方や現場の方にヒアリングをすると、やっぱり何か価値を提供したいんだとずっと皆さんおっしゃってるけど、こういう仕事が忙しいとか待たせたくない、付加的な価値を出す前に他の仕事に追われてしまうって悩んでるっていう状況ですよね。

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日本のヘルスケアのレベルを上げる、ものすごいポテンシャルがそこにあるのかもしれないですよね。

構造的に価値が見えなくなってしまっているけど、すごく皆さんモチベーションも知識もあるし、素晴らしいアセットかもしれないですよね。

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リソースは非常にあって、本人たちは付加価値を提供したいけど、環境によって構造的に出しづらくなっています。その環境を変えるために具体的に何が課題なのかを徹底的にオペレーションから記録の書き方からアドバイスの仕方、どこまでの指導だったら国民側も許容できるのかみたいな粒度まで調査してサービスを展開しています。

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そういった課題をカケハシでは本当にテクノロジーをどんどん入れて解決していくっていうことですね。

2845

そうですね。

具体的には例えば井上さんが女性です、こういう疾患です、この薬を飲んでいます、時期は2月です、こういう生活習慣ですというのを分析して井上さんだったらこういう食事とった方がいいですよっていうアドバイスを論文ベースで提示するというものです。

2845

一番強いのはですね、問診表や処方箋のデータがあるところなんですよね。

患者さんの情報が入ると、年齢、性別、疾患、薬などによってその人に適切な情報が定義されるので、あなたがこの季節だったらこういうことをした方がいいんじゃないかと分析・提示できるんですね。

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国民は自分で何か入力するという手間がなくて、医療従事者側で判断するときに必要だったデータをちゃんと国民に開示する、そこまでは僕らができると見つけられたんです。

それを、もうちょっと薬剤師さんも話しやすくなるようなシステムになるよう作っているところです。

SESSION新型ウイルスで浮き彫りになった「情報リテラシー」の不足

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最後のディスカッションにいきたいと思います。最後のテーマは「新しい病は何をもたらすのか」です。

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新型コロナウイルスがすごく流行っていますが、こういった新しい病がこれからも出てくると思われます。実際にはそこについて我々はどうしたらいいか、実際にカケハシの中でどういうことができるかというところをお話しできたらと思います。

2845

カケハシだからこれができるっていうよりも、非常に重要なのは、ネット社会であるからこそ正しい情報を見極めるのが難しいシーンって結構あるということですね。

そういうときに各医療従事者とか厚労省、内閣が出してる正しい情報を早めに国民側がちゃんと取りに行く、もしくはこっち側が発信するっていうことの重要性は今すごく感じています。

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例えば新型コロナウイルスのようなウイルス領域において、抗菌薬は基本的に細菌にしか効かないという常識とか。

あとはマスクが各地で売り切れていますが、飛沫感染なのか空気感染なのかは結構重要です。

細菌はマスクにかかりますけど、ウイルスはかなり小さいのでマスクしていてもすり抜けてしまうケースもあります。

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人のくしゃみを直接受けてしまっても感染するリスクが高まるので、人混みの中でマスクをする必要はありますが、普段の生活上でマスクをしていることはそこまで意味が無いようです。

基本的には手洗いとかアルコール消毒とかが有効だという正しい情報を、早くキャッチアップして正しい行動をちゃんとしていかない限り不安だけが大きくなると思います。

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正しい行動をするためにも、正しい情報を発信する必要性と正しい情報をキャッチアップする両方の健康リテラシーを上げていく重要性を、今すごく感じていますね。

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でも今Twitterとか見ていると、何が本当で何がウソなのかが自分一人ではなかなかわからないですよね。

私も今お話を聞いて初めて知ったこともあるんですが、受け取る側も結構大変ですよね。リテラシーがないと惑わされますよね。

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やっぱり不安になった人が一気に病院に押しかけると、本来診なきゃいけない患者に集中して診れないということもありますので、日頃からリテラシーを上げるということもそうですし、信頼した情報を提供してくれるような身近な医師のような存在がスマホ上のアプリになったらより良い世界になるなと思います。

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また、今回のようにパンデミックのようになったりとか災害が起こったりとかすると、日頃こういうのあったらいいなぐらいに思っていたものが、本当にこれ作らなきゃいけないなというふうにすごく意識が変わりますよね。

SESSIONピンチはチャンス。新しい病が登場するたび、医療も企業も進化する

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例えば中国で今回のコロナの件で10日間で遠隔診療の専門病院ができましたよね。

こういうことが起こるとどんどんそのために必要な規制っていうのもできてくるでしょうし、良い風に捉えればすごく新しいイノベーションがどんどん起きてくるチャンスにもなるかなと思います。

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今まさに色々と真剣に議論されているところだとは思いますけれども、これで本当に必要な方に必要な医療が届くような、そういうヘルステックがどんどん浸透していけばよりハイレベルなヘルスケアを提供できるようになるのかなと思います。

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そうですよね。

これからも新しい病が起きる可能性はありますし、その都度心配になっていると生活が大変なので、情報リテラシーっていうのはみんなで上げていかないといけないですよね。

発信する側も結構その辺は誤解を与えない、きちんとした言葉選びが必要ですよね。コメント見ていきましょう。

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「科学や医療って、敵味方に分かれて戦うものではないと思うのですが、Twitter上で戦っている方々もいて、我々のリテラシーってまだまだだなと。。」いうことですね。Twitter で意見を言い合うとういうことですよね。

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非専門家同士で議論するよりも、国が何を発信してるのかっていうのを取りに行くのが一番いいんじゃないかなと思ってますね。

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そうですね。タカハシさん「イベント中止の案内も今日数件見ましたし、影響でかいですねー」ということです。

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そうですね。

スペインのかなり大きなカンファレンスも中止になったりとか本当に世界的に影響が出てますね。

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結構スタートアップの企業とかもリモートワークを打ち出していますし、経営の仕方まで変わるケースも出てきてるかなって思いますね。

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そうですね。リモート対応したりとか、なるべく外に出ないとか。

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そうですね、むやみやたらと外に出ない方がいいですね。

弊社は東銀座にオフィスがあるのですが、銀座と築地って観光地なので、基本的には各社員が働きやすい所を選んで働いてくださいと言っています。

元々そういう考え方でやっているんですけど、今回の件を受けてまたみんなと相談しておきたいですね。

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いきなりリモートだと結構大変ですよね。

元々そういう風潮があればそれを濃くするだけでいいんですけどね。

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はい、コメントが来ております。

「コロナウイルス関連のニュースはなるべく英語で見るようにしています」これは世界ではどんな報道がされているのかを知るっていうことですよね。

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そうですね。

中国の情報とかもちゃんと正しく把握した方がいいかなと思います。

感染したら100%死ぬとかではなくて、まだ大体2%くらいだと言われていて。

もちろんそれはリスクではあるのでリスクレベルをちゃんと把握するっていうのも大事だと思います。

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ありがとうございます。コメントも見ていきましょう。

「ヘルステック、医療の恩恵を受ける側にも医療を施す側にも新しい未来」とまとめていただきました。

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「分かりやすいガジェット以外にも、投資・セキュリティ・薬剤師のあり方なんかにも積極的にいろんな方々がコミットしている大きいムーブメント」そうですね。

薬剤師や医療者だけじゃなくて、みなさんでということですね。

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「ヘルステックの発展で無意識に健康な状態を当たり前に出来る生活の実現性が高まりそう。

日々の暮らしでは情報リテラシーを高めて正しい知識をを更新し続ける。」とよくまとめて頂きました。

皆さんありがとうございました!

SESSION次回も一緒にギャップを埋めていきましょう。Bridge the GAP!

2020年03月09日 公開

この授業の動画をSchooで観る

2020年02月17日 放送分
ヘルステックはいかに健康をもたらすか(出演者:中尾豊 / 井上智子)

ヘルステックはいかに健康をもたらすか(出演者:中尾豊 / 井上智子)

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