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2021.12.03

column

習慣形成のプロフェッショナルが教える「波動の法則」とは?

習慣形成のプロフェッショナルが教える「波動の法則」とは?

同僚や取引先に好印象を与えたり、良い影響を及ぼしたりしたいけれどその方法がわからないという人は多いのではないでしょうか。

有限会社シンプルタスク代表取締役で自己実現のための習慣形成連続講座『喜働力塾』会長の吉井雅之先生は「波動の法則」がその悩みを解決するカギとなると話します。

吉井先生が著した3万部突破のベストセラー『習慣が10割』をメインテキストに、習慣を通して理想の自分を手に入れる方法を伝授する授業シリーズ「『主観が10割』 -習慣ひとつで仕事も人生もうまくいく-」。

本記事では、その第3回の授業「『波動の法則』これさえ知って活用できれば人生は思い通り」の内容を抜粋してお届けします!

目次

  • まずは知っておきたい「波動の3原則」
  • 「人気者」とはどんな人のことか
  • 大事なのは物事をポジティブに捉えること

 

 

まずは知っておきたい「波動の3原則」

 

 

授業最初のテーマは「波動の3原則を知る」。「職場でも雑談していても何か気の合う人っているじゃないですか」と吉井先生。波動の3原則の一つ目が「同じものは引き合い、違うものは反発する」という原則です。そこで無理に反発しようとせず、楽に構えてほしいと先生は語ります。

 

二つ目の原則は「自分が出した波動は、自分に返ってくる」。「これは別にスピリチュアルなことではなくて……」と先生。みなさんは、「引き寄せの法則」について知っていますか。人に及ぼした影響は、プラスの行動の結果であれマイナスの行動の結果であれ回りまわって自分に返ってくるとのこと。それを“人生は与えたものしか受け取れない”という言葉で先生は表現します。

 

三つ目の原則は「優位の波動は劣位の波動をコントロールする」。優位・劣位とは波動の強さを意味します。良い・悪いを意味するものではないことは覚えておいてください。

 

職場に強いエネルギーを持った人がいれば全体に活気が生まれますし、マイナスの気持ちを強く抱える人がいれば空気は落ち込んでしまいますよね。そのような人に影響を及ぼす力の強さを優位と表現しているのです。

 


「人気者」とはどんな人のことか

そもそも習慣形成の専門家である吉井先生は、今回なぜ「波動の法則」を授業のテーマに選んだのでしょうか?

 

その理由は、AIがどんどん人間の仕事を肩代わりしていく中で人間に求められるのはより人間らしい働き方をすることだから。そこで重要になってくるのが気の流れではないかと先生は指摘します。

 

「みなさんに人気者になってほしいんですよ」と吉井先生。ここでいう人気とは、ただ単に面白かったり容姿が優れていたりして人の気を引けているということではなく、周囲の人に「なんとなく気乗りがするな」というプラスの影響を与えられる人間になれているということを意味します。

 

元気、やる気、活気、その気……私たちの普段使う言葉には「気」という言葉が多く登場します。人間のエネルギーを奪ったり高めたりするその気に向き合う方法を先生は「波動の法則」として広めているということです。

 

ここで、リアルタイム受講生から「嫌いな人が寄ってくるというのはどういうことなんでしょうか」と質問が。吉井先生は「寄ってくるということはその嫌いな人が持っているものがあなたの持っているものです」と答えます。人に対するイメージは千差万別であり、自分が抱いている悪印象をほかの人も抱いているとは限りません。もしかしたら、あなたが「○○さんのこんなところが嫌だ」と考えている部分は、あなたの中にあり無意識に自覚しているポイントかもしれないのです。

 

 

 

「ネガティブな発言が多い目上の方にどう接するべきか」と悩むリアル受講生に対しては「ねぎらってあげたらいいんじゃないですか」と吉井先生。例えば「いつもいい見本になってくれてありがとうございます」と言葉をかければ相手は「自分は本当に部下や同僚に対していい見本になっているだろうか」と内省するようになるかもしれません。そうすれば、それが結果として発言内容の改善につながってくれるのではないでしょうか。

 

また、優位の波動に流されない方法が知りたいという受講生も。その対処法は、自分自身を強く持つこと。自分の軸を明確に持てていれば、周りの悪い気に影響されることも少なくなると先生は話します。では、自分の軸をどうすれば強く持てるのか。そこで効果を発揮するのが授業シリーズ全体のテーマである「習慣の力」なのです。

 


大事なのは物事をポジティブに捉えること

優位の波動に流されないために重要として吉井先生が取り上げるもう一つのポイントが、私たちの脳を「快」の状態に保つこと。脳は見たものが好ましいどうかそうでないものかを瞬間的に判断します。例えば甘いものが好きな人はシュークリームをちらっと眼にしただけで気分が上向いてくるのも脳が瞬間的に良い方向の影響を受け取っているからです。

 

脳を快の状態に保つ方法として先生は「無理やりにでも思考をプラスの方向にもっていく」ことを推奨します。具体的には、寝る前に今日あった感謝したいことを書き出すなどの方法が挙げられました。

 

自分は運がいいと考えている人の周りには、波動の第一原則に従って運がいい人が集まってきます。だからこそ自ら肯定的な言葉を率先して使い、周りに同じようにポジティブな人が集まる習慣をつくることが大事だと吉井先生は語ります。

 

 

 

「例えば人生というものに対してどんな感情を持っていますか?」と先生。瞬時につらい、苦しい、長いといったイメージが浮かんでしまった方もいるかもしれません。しかし、そこで無理やりにでもうれしかったことや人に喜んでもらえたことを思い出し、「人生は捨てたもんじゃない」と考えることで必ず思考、ひいては波動もプラスに近づいていくはずです。

 

ここで、「ついていると思っているのに嫌なことが引き寄せられる時は心のどこかでついていないと思っているからでしょうか」とリアルタイム受講生から鋭い質問が寄せられました。吉井先生は幸不幸の判断はそもそも自分の解釈次第であると説明します。目の前に起きていることは単なる事実であり、そこに良い・悪いと感情に基づいた判断を付け加えるのはあなたです。

 

だからこそ、プラスに物事をとらえる習慣があなたに幸せをもたらしてくれるはずなのです。

 

文=宮田文机

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『「波動の法則」これさえ知って活用できれば人生は思い通り』

 

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