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2022.03.08

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習慣形成コンサルタントが伝授する、2022年を飛躍の年にする方法

習慣形成コンサルタントが伝授する、2022年を飛躍の年にする方法



2022年が始まって数カ月が経ちましたが、皆さんは、新年の目標を立てていますか? その達成のために今何か行動を起こせていますか?

有限会社シンプルタスク代表取締役・習慣形成コンサルタントの吉井雅之先生は、毎月1日のSchooの授業『習慣が10割-知らないうちにメンタルが強くなっている授業-』にて、いろいろと落ち込むこともある中で「今月も頑張ろう」と思えるような考え方をレクチャーしています。

2022年第一回目の授業タイトルは『2022年を飛躍の年にしましょう。そのために…』。さて、2022年を新たな目標達成の年とするためにどのような心掛けが大切なのでしょうか?

この記事では、授業の前半部分をテキストでわかりやすくご紹介します!

目次

  • 新年の目標を立てる前に……吉井先生が問いかける「質問」
  • 目標設定は数字を使って具体的に!
  • 「自分が主人公」という気持ちでコミュニティに参加しよう

 

 

新年の目標を立てる前に……吉井先生が問いかける「質問」

 

 

授業の最初に、吉井先生からリアルタイム受講生に問われたのが以下の質問です。

 

「あなたが心から大切にしたいという方のお名前、今何人挙げられますか?」

 

このような質問を中高生に投げかけた先生は「別に誰もいない」という答えが返ってきたことに衝撃を受けたと話します。新入社員教育で問いかけたときも同様の反応が見られたとのこと。

 

しかし、自分の活動で幸せにしたいと思う人がいないのに自らの目標を達成することができるでしょうか。

 

 

 

リアルタイム受講生の中にも「いない」という方はちらほら。しかし、3~5人と思い浮かべられる方も少なくなく、中には数十人と大切な人が思い浮かべられる方もいます。

 

「あなたにとって大切に思える人はきっとあなたを大切に思ってくれている方とイコール」と吉井先生は語ります。人生の成功度合い、幸福度合いを測る基準に人間関係は深く関係しています。なぜなら、人間は社会的動物だから。先生曰く、わたしたちは他者との関わりの中でしか成長し、また幸福になっていくことはできないということです。

 

それでも「自分一人でも大丈夫」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、このスクーの授業を受講するように、また、新年のあいさつを交わしたり初詣に足を運んだりするように、人は人の間にいるときにこそ幸福を感じられるものです。

 


目標設定は数字を使って具体的に!

経営コンサルタントとして、中小企業経営者や大手企業幹部、あるいはこれから起業を目指すフリーランスなど多くの方と交流する機会を持つ吉井先生。かつては、「人と競争して勝つ」ことがビジネスの場での絶対原理であったと話します。しかし、共生がテーマとなる現代において、重視すべきなのは「共感、つながり、愛」など見えないものとのこと。それらの感情はビジネスでも無縁ではありません。

 

スクーの授業で具体的な方法論だけでなく人としてのあり方を授業のテーマとして扱う講師が多い理由もそこにあるのではないかと、吉井先生は指摘します。

 

自身の人間力、人間関係を豊かにしたうえで目標設定に進んでいきましょう!

 

 

 

ここでリアルタイム受講生から「(人間関係の)数を重視するか質を重視するかの問題だと思う」とのコメントが。この方自身は人間関係において数よりも質を重視しているそうです。先生はその考えに同意し、「数というのは一つの目安でしかない」と話します。ただし、質の目安として数に目を向ける大切さもあるということです。

 

「どうしたら今年飛躍したことになるのかを自分の中で明確に決めておいた方がいいです」と吉井先生。飛躍とは、現在地よりも少しでも良くなったことを指すのか、それとも何か明確な基準を設けた方がいいのか。
そこでカギとなるのが──数字です。

 

「数字を用いることに抵抗がある方は多い」と吉井先生。しかし、100M走のタイムを伸ばしたいという人が「少しでも伸ばしたい」とあいまいに目標を設定するのと、「今11秒だから半年後までに10.5秒まで縮めたい」と具体的な目標を設定した場合、どちらが成果に結びつくでしょうか?

 

これを、「『形容詞』や『副詞』で自分の人生を覆わない」と先生は一言でまとめます。「できるだけ、きっちり、それなりに、ちゃんと……」このような言葉を普段から目標設定で使っていませんか? 明確に数値目標を設定しなければ自分自身は簡単にごまかすことができますし、具体的な解決策につながることもありません。

 

そのうえで抱えたいのが「『やる』と決める。 本気!」の思い。「大きなことをしましょうとはいいません」と先生。例えば「朝〇時におきる」「朝出かける前に汚してしまった洗面所はきれいに保つ」など、なんでもいいので自分と決めた約束を守り続けるのが重要だということです。


「自分が主人公」という気持ちでコミュニティに参加しよう

会社、クラブ活動、地域のボランティアなど、さまざまなコミュニティ活動に参加する中で成果を発揮するために持ちたい考え方を説明するために、先生は「自分が主人公」というキーワードを持ち出します。とにかく出勤して言われたことをやっていればいいといった気持ちや、自分が悪いのは上司や会社、同僚、部下のせいだといった他責思考が生まれてしまうのは、どこかで自分をコミュニティのわき役だと思っているからではないでしょうか。

 

「会社が自分に何をしてくれるかを考えることはもちろん否定しない」と吉井先生。しかし、それと同じレベルで自分が会社に何ができるかを考えることも大切だと話します。

 

 

 

次に大事なこととして挙げられたのが「表現する」。この記事を読んでいる方の中には自分の気持ちを表現するのが不得手な人もいらっしゃるでしょう。しかし「うまくしゃべれなくても一生懸命しゃべることはできるでしょう」と吉井先生は語りかけます。「上手い/下手」を問われていると考えず、自分の全てを使って表現することにチャレンジしてみましょう。表現方法に制約はありません。例えば、議事録をグラフィックレコーディングの手法で表現してみてもいいのではないでしょうか。「そんなの絶対に受け入れられない!」と思っていたことが、心を開いて周囲に披露してみると意外と受け入れられるということは「ありえない」話ではないのです。

 

さて、この記事でご紹介する吉井先生の授業は以上です。まだまだ盛りだくさんの内容が詰まったこの授業。「もっと先生の話が聞きたい!」という方はぜひ録画授業にアクセスしてみてください。

 

文=宮田文机

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『2022年を飛躍の年にしましょう。そのために…』

 

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