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2021.03.03

column

「自分の強み」を見つけるための有効な「自分史」の書き方

「自分の強み」を見つけるための有効な「自分史」の書き方

自分の強みが何なのかは、なかなかよくわからないものです。自分の強みを活かせていないことで、仕事がうまくいかなかったり、キャリアに悩んだりしている人も多いかもしれません。では、自分の強みを見つけるためにはどうしたらよいのでしょうか。

今回の授業では、女性成長支援コンサルタントとして活躍する浅野ヨシオ先生を招き、自分の強みを見つけ出す『自分史』の書き方について学びます。自分がこれまでどのように生きてきたか振り返り、棚卸しする時間を取ることで、自分を客観視してみましょう。本記事では、自分史を書くときに意識するポイントと、自己分析のポイントをまとめます。

目次

  • 自分史を書くときの3つのポイント
  • 3つの視点から自分を分析する
  • 自分史をもとに自分の強みを見つけ出そう

 

 

自分史を書くときの3つのポイント

 

 

まず大切なのは、自分の経験のみを振り返るのではなく、その経験と共に自分が何を感じたのかを書き記していくことです。

 

というのも、強みややりたいことがわからない人の多くは、自分の感情の動きを振り返っていないことが原因である可能性が高いからです。これまでの経験でどんな感情を抱いたのか言葉にしてみると、自分の意外な一面が見えてくるはずです。そして、それらが自分の強みを見つけるヒントにもなります。

 

 

 

次に、自分史は生まれたときから現在までのすべてを書き記すようにしてください。年齢を重ねれば重ねるほど長い自分史になると思いますが、がんばって振り返りましょう。覚えていないことが多いと悩む方も多いと思いますが、だからこそ書くことに意味があります。

 

最後に、誤字や脱字、文字数は気にしないことが大切です。自分史は自分がわかるものになればいいので、本音を思い出したままの順番で書いていくようにしましょう。書いている内容によって、自分が何にこだわっているのか、何を覚えているのかが可視化されていきます。

 


3つの視点から自分を分析する

 

 

ここで改めて自分の強みの定義を考えてみましょう。自分の強みとは、実績に基づくできることや能力と、自分らしさの交点にあります。その交点を導き出すために持ちたいのが、3つの視点です。

 

3つの視点とは、技術と実績、そして起源です。具体的な例を挙げます。例えば、自分に『お客様の好むキャラクターに変幻させる営業ノウハウ』という技術があるとします。この技術を裏付けるのが、『販売開始2年で大企業4社から総計2億円超の受注を獲得した』という実績です。

 

では、こういった技術はなぜ身についたのか。それを振り返って見えてくるのが、『小学生の頃に仲間外れを繰り返す友人の顔色をうかがっていた』という起源というわけです。技術と実績、そして起源。この3つのエピソードが交わることで、自分自身の強みには根拠が生まれてきます。

 

 

 

この3つの視点を意識しながら自分史を振り返ってみるとき、特に見つけてほしいのは数字です。期間や売上などの数字は、客観的に自分の強みを捉える材料になります。

 


自分史をもとに自分の強みを見つけ出そう

こうした視点をもとに自分史を読み返し、自分の実績と自分らしさを抽出していくと、自分の強みが導き出されます。この自己分析の段階での他人との比較はやめましょう。あくまで自分を客観視したデータや感情をもとに分析していくことが大切です。また、仕事面とプライベートは分けたほうが、それぞれ活かしやすい傾向が見えるでしょう。

 

今回は『自分の“強み”を活かすこれからの働き方の話』から、『自分史から”本当の強み”に出会うキャリアUP準備を学ぶ』の内容をお届けしました。あらためてキャリアや自分の強みについて考えたい方は、シリーズ第1回も含めて授業動画をチェックしてみてください。

 

文=宿木雪樹

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『自分の“強み”を活かすこれからの働き方の話 第2回 自分史から”本当の強み”に出会うキャリアUP準備を学ぶ』

 

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