目次
- # 投資の勉強が必要な理由
- # 初心者が投資を勉強する5つのステップ
- # おすすめの投資の勉強方法
2021.07.20
投資についてそもそも何から勉強する必要があるのか、どのように勉強するのが効率的なのかがよくわからないという方は少なくないと思われます。
この記事では投資の勉強を進める際のステップと、おすすめの勉強方法について解説します。
投資の勉強を始めるにあたり、何から手をつければいいのかわからないといった方も少なくないと思われます。
投資の勉強も他の分野と同様に体系立てて勉強することができ、そうすることで理解もしやすくなります。
そこでここでは、初心者が投資を勉強するうえで理解しておきたいことを6つのステップで解説していきます。
## 各投資商品がそもそもどんなものなのかを学ぶ
投資を始めるうえで、まずは各投資商品の仕組みについて理解しておく必要があります。
例えば、株式投資を例にとると、そもそも株式は企業が事業を行うための資金を調達する手段の一つとして発行されるものです。
発行された株式を投資家に購入してもらうことで資金を調達します。 個別企業の株式は証券取引所で取引されており、株式を購入した人は株主となり、その企業から利益還元としてその一部を受け取れる権利を有することになります。
他の投資商品は株式とは異なる仕組みとなっているため、しっかりと内容を理解しておくことが重要です。
## 各投資商品の利益の出し方を学ぶ
株式投資を例にとると、利益の出し方は基本的に以下の通りです。
・値上がり益:株価の上昇により得られる利益。キャピタルゲインとも呼ぶ。
・配当金:企業の利益の一部を受け取れる権利。金額や回数は企業によって異なる。
・株主優待:一定数以上の株数を保有していると、その企業の製品やサービスの優待券を受け取れる権利。
このように株式投資だけでも利益の出し方は複数あり、それによって投資のスタンスも変わってきます。また、国債などの債券は金利を受け取ることで利益となるなど、投資商品によって利益の出し方は様々です。
## 各投資商品のリスクを学ぶ
冒頭でも前述した通り、投資にはリスクがつきまといます。大前提として、ノーリスクで利益が出せる投資はないということを理解しておきましょう。
また、リスクについても一般的に「危険なこと」「避けるべきこと」などの意味で使われますが、投資におけるリスクとは、「リターンの振れ幅」を表します。つまり、リスクが大きい投資とは、「大きく利益が出せるかもしれないし、大きく損失がでるかもしれない」ということを意味するのです。
そして、投資では主に4つのリスクがあります。
・信用リスク:投資した会社が破綻して株式が無価値になる。債券では会社の経営悪化や国の財政破綻などで、元本や利子の支払いが滞ること。
・価格変動リスク:株式だけでなく、債券や投資信託でも価格が変動し、場合によっては元本割れすることもある。
・為替変動リスク:外貨建てと呼ばれる外国の通貨で取引では、為替レートの変動で利益・損失が出る。
・カントリーリスク:海外の投資商品を運用する場合の、その国の信用リスク。カントリーリスクの情報は、国内外の格付会社や調査会社などから発表されている。
このように、一口にリスクと言ってもその種類は様々ですので、内容だけでなく、どの投資商品にどのリスクがあてはまるのかを理解しておく必要があります。
## 投資で利益を上げやすくする方法を学ぶ
せっかく投資を行うなら、できるだけ利益を出したいものです。そのため、狙いたいのは株式などの値上がり益です。
株価は市場全体の動向に加え、予想に反したポジティブ・ネガティブなニュースなどによって短期的に変動しながら、長期の上昇・下落の流れを形成します。
そして、株価の動きを予測することができれば利益を上げられるのでは?と考えがちですが、ニュースなどは突発的に発表されることを考えると、株価の動きを予測することは難しいと言えます。
そのため、資産形成を目的とするのであれば日々の株価の変動を無視した長期投資をメインとする考え方が有効的です。また、短期的に利益を上げていきたいという場合には、ある株価の動きをパターンとして捉えて投資を行うなどの方法もあります。
いずれの方法も投資において有効ではありますが、自身の目的に沿って検討する必要があるでしょう。
## 安定的に運用する方法を学ぶ
投資では利益を上げることに加えて、安定的に運用することも必要になってきます。というのも、1つの企業の株式に自分の資産を投資している状態では、万が一株価が大きく下げた場合に大きな損失を受けてしまいます。
資産形成を行う上では、そうした集中投資で大きく利益を出すことよりも、複数の株式ないしは商品に分散投資することでリスクの低い安定的な運用することが重要です。
従来は複数の投資商品を管理するとなると、資金と手間がかっていました。しかし、「投資信託」と呼ばれる様々な投資商品をパッケージ化された商品が多くなっています。「投資信託」は100円といった少額から投資することができ、投資先は国内外の株式・債券・不動産など多岐に渡り、分散投資が可能です。
そのため、自分のリスク志向に合わせて、株式へ投資する投資信託の比率を高めたりするなど、どのように組み合わせれば安定的かつリターンを最大化できるかを考えるのもよいでしょう。
投資で最低限学ぶ必要がある内容がわかれば、次はその勉強方法です。
ここでは主な方法を3つ解説しますので、自分に合った方法で勉強を進めてみてください。
## 本で学ぶ
最近では個人の投資ブームもあり、書店には投資に関する本が多く並んでいます。内容としては、株式投資の概要や基本的な手法について書かれたものや、投資商品に関する専門書、様々な情報を集めた雑誌などがあります。
本での勉強は、基礎から最新の情報まで体系的にかつ自分のペースに合わせて勉強ができます。 これから投資について勉強する場合は、「入門」や「初心者向け」といった文言がタイトルに含まれているので、比較的探しやすいでしょう。
## インターネットの情報で学ぶ
投資の学習としてはインターネットの情報も有益なものが多くあります。
例えば、多くの証券会社では投資初心者に向けた学習用のページを用意しています。投資に関する用語解説や利益を上げるためのテクニックなど様々です。
証券会社としては、より多くの人に投資に興味を持ってもらいたいという考えから、内容はわかりやすくまとめられていることも多いです。
また、証券会社のページ以外にも個人投資家のブログや企業の投資系メディアなどのコンテンツを参考にするのもよいでしょう。ただし、内容に誤りがあるケースもあるため、注意が必要です。
## セミナー型の講義で学ぶ
公的機関や団体が開催しているセミナーに参加するのも方法の一つです。無料で参加できるものも多く、テーマに沿った内容を重点的に学ぶことができます。
ただし、講師と受講者の知識レベルが違いすぎると内容が理解できないこともあることや、「絶対に儲かる」などと謳って受講者を誤解させてしまうセミナーも存在するため、注意が必要です。
そのため、主催団体の開催実績や教育がしゅたる目的の団体が主催しているかどうか、その場での販売・商品の勧誘がないかなど事前にチェックしておくことが重要です。
## 投資の勉強をするならSchoo
Schooでは投資の勉強をしたいと考える方に向けてオンライン学習コンテンツをご用意しています。 投資商品の基礎知識を網羅的に学びたい方や、資産運用に必要な考え方を学びたいという方にはおすすめです。
また、投資に必要な経済やビジネスに関するコンテンツもご用意しており、投資を本格的に始めてからも学習を続けられるようになっています。 個人プランでは月額980円で6,000本以上の動画が見放題ですので、興味のある方はぜひ検討してみてください。
# まとめ
株式をはじめとした投資は、誰でも簡単に始められる一方で、利益を出すのは簡単ではありません。
そのため、いきなり自分の資産を大きく投資して失ってしまわないよう、事前にしっかりと勉強をして理解したうえで始める必要があります。この記事でご紹介した内容を勉強した後は実際に投資を始めてみて、わからないことがあれば都度勉強を重ねることで自分に合った投資方法を見つけていきましょう。
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昔は投資というと多額の資金を持っていないとできないようなイメージでしたが、昨今では少額からでも投資が始められるようになり、ハードルが低くなっています。 しかし、簡単に始められるからと言っても、投資の勉強は必要です。ここではその理由を解説します
投資というと「株式」をイメージする方が多いかもしれませんが、一口に投資と言っても投資を実際に行う商品は様々です。株式以外にも「債券」や「投資信託」、「為替」など多岐に渡り、それぞれリスクや仕組みに違いがあります。
資産形成を目的として投資を勉強する際には、それぞれの投資商品の特徴を理解することで、自分に合った運用方法を考えられるようになります。
そういった理由から、投資についてしっかりと勉強する必要があるのです。
株式をはじめとした投資は誰でも簡単に始めることができます。特にインターネットが普及している現代では、インターネット専業の証券会社を介した投資が主流となっており、投資へのハードルが下がっています。
しかし、簡単に始められるからと言って、誰でも簡単に利益を出すことができるわけではありません。株式などは「ファンダメンタルズ」と呼ばれる国の経済動向や企業業績などに左右されます。国単位では経済状況が好調な国の株式が買われやすくなりますし、企業単位では成長力や業績が株価に影響を及ぼすのです。
そのため、経済の仕組みやその動向を捉えるための基礎知識を身に着けることは、うまく利益を上げるために有効なのです。