目次
- ポジティブ思考の効能
- ネガティブな人が目指すべきは“ライトポジティブ”な自分
- 人間の思考は、過去の体験の「インパクト×回数」で変わる!
2021.06.27
仕事でもプライベートでも「ポジティブな思考が大切!」と言われる現代。ネガティブ思考が完全に悪いわけではないけれど、ポジティブな思考で日々を過ごす方が、より豊かな人生を送れるだろうと考えられています。
ただいくら「いまからポジティブに過ごそう!」と思っても、人の思考はそう簡単に変わらないもの……。いままでの思考から新しい思考へと変化させるには、それに見合った方法が必要なのです。
Schooの授業『ちょっと前向きな「ライトポジティブ」の目指し方』では、そんなポジティブ思考を身に付ける方法が学べます。講師を務めるのは、アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長の横山信弘先生です。「何でもネガティブな方向に考えてしまう……」「ポジティブ思考を身に付ける一歩を踏み出したい!」といった人には、うってつけの授業と言えるでしょう。本記事では、授業の一部を少しだけご紹介!
授業内では、先生から受講生に向けていくつかの質問が投げられます。その1つがこちら。
この質問に対し、受講生からは「ネガティブな方だ」「仕事に関してはネガティブ」といった回答が多く寄せられるという結果に。実際に先生からも「日本人のポジティブとネガティブの割合は約3:7と考えられている」といった情報が語られます。
ではネガティブ思考が強い人は、ポジティブ思考を身に付けるにあたりどんな一歩を踏み出せば良いのでしょうか。先生が示したのは、目標の設定でした。
上のスライドは、ポジティブ度の強さを表す指標です。これは先生がコーヒー豆の焙煎度合いからなぞらえ独自で定義したもので、上に書いてあるものほどポジティブ度合いが強くなるとのこと。そして先生は「自分をネガティブだと感じる人が目指すべきなのはライトポジティブ。ゆくゆくは周りを幸せにできるミディアムポジティブになるのが理想」と語ります。ちなみにストロングポジティブは、状況によってはポジティブの押し売りや図々しさが目立ってしまう可能性があるため、注意が必要だそうです……。
授業後半を使って力強く語られるのは、ポジティブ思考の手に入れ方について。まず先生は“人間の思考プロブラムの構成方法”に触れます。授業内では、ポジティブやネガティブを「状態」ではなく「思考」として位置付けているため、思考プログラムの構成方法を知ることは、ポジティブ思考を身に付けるための必須要素なのです。
ここだけを見て「何か難しいことを学ばなければいけないの?」と考えた人もいるはず……。実際に授業を受けた筆者も同じように思いましたが、授業で紹介された思考プログラムの構成方法はとても単純で明快。先生は授業内でこのように語ります。
つまり、ポジティブ思考を身に付けるには、ポジティブなインパクトを持つ体験を積み重ねていくだけで良いのです。もちろん思考の塗り替えは可能であるため、いまネガティブ思考な人でもポジティブな体験を積み重ねれば、ポジティブ思考が身に付きます。
では、どのようにポジティブな体験を積み重ねれば良いのでしょうか?先生が紹介したのは、いつでもどこでも誰でも出来てしまうとても簡単な方法でした。ポジティブな思考を身に付けたい人はぜひ、実際の授業を受けて実践してみましょう!
文=トヤカン
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横山先生は最初に、上のスライドを用いながらポジティブ思考の効能について語ります。授業が放送されたのは2021年4月5日、ちょうど学生や社会人の新生活が始まる時期です。人によっては異動、転職、進学といった生活の変化と同時に、不安が募りやすく、思わぬ壁にも出くわしやすい時期といえるでしょう。先生曰く「そんなときこそポジティブ思考が大事。身に付けば、自分を良い方向に導ける」とのこと。
まず「ポジティブ思考を身に付けると、不安や壁への解決策や行動レパートリーがたくさん浮かんでくる」と語る先生。この効能によって、壁にぶち当たっても頭が真っ白になったり、行動が止まったりすることが少なくなるそうです。
また、ポジティブ思考な人は免疫力やストレス耐性も強いことが統計学的にもわかっているらしく「ナチュラルキラー細胞(がん細胞やウイルス感染細胞などの異常細胞に攻撃するリンパ球)の増加や、がんの再発リスク減少といった効能も期待できる」と先生は語ります。