“学びたい”を刺激するメディア。

2022.03.18

column

現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の一生分! 振り回されない情報整理術

現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の一生分! 振り回されない情報整理術

仕事がどんどん振ってきて優先順位づけができない、仕事以外のことに気が散って集中力が続かない。やりたいことがあっても「ノイズ」が邪魔をして仕事が進まない経験は誰しもありますよね。

Schooの授業『シンプル思考 -ノイズに振り回されない技術-』では、「思考の整理」を専門に執筆や研修を手がける鈴木進介先生が、「ノイズ」に振り回されずどのようにシンプルに思考すればよいか、最新の思考法を3回に渡ってご紹介。

この記事では、第2回の授業『情報整理のうまい人ほど仕事に無駄がない -要点を掴む-』をおさらい。特に、「情報整理で何を心がけるべきか?」について、深掘りしていきます。

授業の冒頭から、鈴木先生は驚きの事実を発表。「現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の一生分であり江戸時代の1年分」だそう。情報を受け取るばかりでは頭がパンクするのも当然……。現代において情報整理が必要なのは、情報量の多さからも十分に分かります。思考の整理をするためにどんなことに気を付ければいいか、鈴木先生の講義スタートです!

目次

  • 情報整理に必要なこと①緊急性がない情報は1日以上寝かせる
  • 情報整理に必要なこと②情報は3つの面で整理する

 

 

情報整理に必要なこと①緊急性がない情報は1日以上寝かせる

 

 

「情報の見極めは、寝かせてみないと分からない」と鈴木先生。例えば、情報を寄せ集めた企画書の骨子ができても、すぐに着手するのではなく、1日以上寝かせてみましょう。寝かせるのは、クールダウンして冷静に見極める“時間薬”的な意味合いがあります。

 

 

 

また、2~3日のうちに考え方は変化するので、寝かしていた情報と新たな考え方を組み合わせることで、全く違った角度から物事が見られるようになるはずです。

 


情報整理に必要なこと②情報は3つの面で整理する

「自分から一番縁遠い情報にほど、価値がある」。なぜかというと、近しい情報は、同じ業界にいる人なら誰もが持っている可能性があるからです。

 

「近い情報でライバルと争ってもレッドオーシャンしかたどり着けない。ブルーオーシャンは、縁遠い情報にこそある。縁遠い情報を自分事として意味づけできるかが大事なんです」

 

 

 

“3つの面”とは、図にするとこのような形になります。1面目は直結情報、2面目は周辺情報、3面目は異分野情報です。

 

先ほどの話のとおり、3面目の異分野情報、つまり自分の業界とは違う情報こそしっかりと収集。ここで得た情報を1面目や自分の業務といかに紐づけるか、言い換えると、得た情報をいかに変換して自分の中にいい情報をいかに取り入れるかが大切になります。

 

自分と密接な関係の情報だけ収集していたり、1面目の直結情報だけを大量に仕入れたりしても、本当にいい情報を見失ってしまいます。したがって、1面目、2面目、3面目と情報をインプットして整理するのがポイントです。

 

 

 

続けて鈴木先生は、3つめの心がけるべき情報を伝授。「月に1回、情報のゴミ出し日を作る」と鈴木先生は言います。使う情報と使わない情報を分けて“ゴミ出し”が必要です。具体的にどんなことをすればいいでしょう?授業を確認してみましょう。

 

Schooの授業『シンプル思考 -ノイズに振り回されない技術-』第2回の講義を振り返りました。全3回の講義では、第1回「インプット」第2回「整理」第3回「アウトプット」と分けて、情報の扱い方をレクチャーします。

 

3回を通して授業を聞くと、情報の扱い方が格段に上手になること間違いなし!どんな職種でも必ずキーになる「情報整理」術を、この機会に取り入れてみては。

 

文=田中ラン

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『情報整理のうまい人ほど仕事に無駄がない -要点を掴む-』

 

今日の生放送

おすすめ記事

ペンシルからのプッシュ通知を設定しておくと、新着記事のお知らせなどをブラウザ上で受信できて便利です。

通知を受信しますか?