目次
- コロナ禍中でも職員の学びの機会を奪わないために、Schooを導入
- Schooで興味のあることを探しながら、「なりたい自分」が少しずつ見えてきた
- 「人生100年時代を生きる私たちだからこそ、学びを習慣化して欲しい」
2021.10.21
Schooは2021年10月3日をもって、創業10周年を迎えました!
Schooのミッションである「世の中から卒業をなくす」。
Schooの目指す未来がどのように世の中に浸透しているのかを知るために、Schooをいつも応援し活用してくださっている皆さんに、受講生代表の徳田がお話を伺っていきます。
今回はその第3回目、長野県塩尻市役所の天野さん・大西さんへのインタビューです!
・今回の主役
塩尻市役所職員 職員採用・研修担当 天野さん
Schoo受講生 大西さん
・インタビュアー
受講生代表 徳田葵
―大西さんは、導入当初から希望してSchooを使ってくださっていると伺いました。なぜプライベートの時間を使ってまで、学びたいと思われたのですか?
大西:1つは、私は高校を卒業してすぐに入庁したので、周りの知識や知見がある職員の方たちに追いつきたかったからです。もう1つは、社会人になって、学生時代のように決められた授業を履修するのではなく、自分の興味があることを学ぶために時間とお金を使いたいと思ったからです。
入庁してすぐはeラーニングの通信教育を使ってビジネス心理学を勉強していましたが、私の場合、テキストを使った勉強はやる気を継続するのが難しかったです。
Schooの授業は、休日の空いた時間に作業や片付けをしながら、ラジオのような感覚で聴いています。私は1時間きっちり集中して授業を見ることが苦手なのですが、「ながら見」もできるし休憩しながらでも見られるので、内容が頭に無理なく入ってきます。
―特に印象に残っている授業や学びはありますか?
大西:特に印象に残っているのは『習慣が10割』という授業です。
自分の理想の姿を具体的に書くことで成功するイメージを持てるようになりましたし、「なりたい自分」を実現している人の実例を聞けて励みになりました。授業を見て、「25歳になるまでに実現したいこと」などをノートに書くようになりました。
<学んだこと>
自分が「なりたい像」を紙に書いてイメージすることで、脳が勝手にそっちに向かっていくという授業でした。
習ったことを実践してから、仕事に対してもやる気が出ました。また、Schooで色々な授業を見る中で、仕事に対して以前より興味を持つようにもなりました。
公務員にも色々な仕事があり、今までは何となく辞令に従って異動するのかなと思っていましたが、私は何がしたいのか、どうなりたいのかが少しはっきりと見えてきて、仕事に対しても意志や目標ができるようになりました。
天野:大西は元々、色々なことに興味を持っている印象でした。実際に彼女の受講履歴を見ると、たくさん色々な授業を見ていますが、その多くはかなり受講時間が短いです。(笑)
きっと色々なものを見ながら自分に合う学習テーマを見つけているのだと思います。彼女のようなタイプには、Schooはとても合っていると思いますし、良い刺激になっていると思います。
天野:先ほどの大西のSchooの使い方は、こちらとしてはまさに「こんなふうに使って欲しかった!」というものです。
大人になると、学びの機会を与えられることはそう多くないと思うので、その意味では研修がとても大切だと思っています。そして、学びは習慣化することが重要なので、自分の余暇時間を上手く使って学習するのはとても良いことです。
忙しい中でも自分の好きなこと、興味があることであれば学ぶ意欲を持ちやすいですが、日々の業務に追われて自分の「好き」を見つけられない大人も多いのではと思います。
そんな人も、Schooのコンテンツの多さを活かしてまずは自分の好きなことを見つけ、学ぶ習慣をつけてもらうことが目標です。
今私たちが定めている人材育成の方針に、「人生100年時代を楽しく生きよう」という項目があります。65歳で定年退職を迎えた後も、35年間も人生は続きます。第二の人生を歩むためには、公務員の業務で得られるものとは別のスキルが必要になってきます。
そのスキルの習得という意味でも、またそもそも自分が何を学べばいいか分からない時にも、Schooの幅広いコンテンツから自分に合ったものを探して欲しいですね。
―その通りですね。定年した後も人生は続きますから、興味のあることを学び続けながら新しいチャレンジができるように、準備していきたいと思いました。天野さん、大西さん、ありがとうございました!
〜インタビューを終えて〜
今回初めて、Schooをご活用いただいている自治体の方のお話を伺うことができました。「わあ〜。本当に使っていただけているんだ…!」という嬉しい気持ちが率直な感想です。
スキル不足だから学ばなきゃいけないという焦燥感が学びの原動力になることもありますが、大西さんのように、入庁してから「先輩に追いつきたい」という前向きな気持ちで学ぼうとする自発的な思いをしぼませない後押しをこれからも工夫していきたいですね。
Schooを通してこんなふうに繋がれたことに感謝です。ありがとうございました!
記事執筆 = 森 実咲
画像作成 = 竹下 想
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―まずは、Schooを導入した理由を教えていただけますか?
天野:きっかけは、コロナの影響で研修のあり方を変えねばならなくなったことです。以前はリアルな場での集合研修がスタンダードでしたが、コロナの影響で、従来の形で研修をする機会が減っていました。
ただやはり、職員の人材育成という観点からは学びの機会を奪う事は避けたく、代替案としてオンライン研修を検討し始めた時に、縁あってSchooを紹介いただきました。
塩尻市役所では令和2年度に実証実験という形でSchooを導入し、今年度から本格導入しています。
活用方法は2つあり、1つ目は、職層ごとの研修の一部をSchooの授業に置き換え、指定した期間の業務時間内に受講してもらう形です。特にDXに関する授業は昨年の受講生アンケートで評判が良かったので、今年も10月後半からの階層別研修に組み込む予定です。
2つ目がメインの活用方法ですが、職員の自主学習です。以前は希望者には費用を一部自己負担してもらう形で通信教育を提供していました。今はその代わりに、希望者にSchooライセンスを一定期間貸し出し、好きな授業を見てもらっています。
Schoo導入の決め手になったのは、講義数の多さ、テーマの幅広さです。加えて、まだすべてを試せてはいませんが、受講形式が多く色々な形を試せるという点も魅力でしたね。