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2021.03.11

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自動連携ツールを使って業務改善! 明日から使えるノーコードの自動化

自動連携ツールを使って業務改善! 明日から使えるノーコードの自動化

Webサイトやアプリの作成には「ソースコード」が必要不可欠です。ただ、そのソースコードを自由自在に扱うには、相当量の勉強をしなくてはいけません。今すぐにWebサイトやアプリを立ち上げたい人にとっては、難易度が高いといえるでしょう。

そんなときに救世主となるのが「ノーコード」という存在です。ノーコードとは、ソースコードを書かずにWebサイトの構築やアプリの作成ができてしまうツールのこと。これによってもたらされるメリットは多く、これからの日本企業のDXに大きな影響をもたらすと考えられています。

今回紹介する授業『実践から学ぶ「ノーコード」——スプレッドシートを応用した自動化』は、ノーコードツールを用いた自動連携の方法について学ぶ60分。講師を務めるのは、日本初のNoCode専門オンラインサロン【NoCodeCamp】を運営しているNoCode Ninja先生。ノーコード専門の月額コミュニティとして、世界2位の売上実績を持つ先生から自動化テクニックを学び、業務改善に役立つヒントを見つけられます。

目次

  • ノーコードを活用するメリット
  • 自動連携ツール「Zapier」を用いて、自動化の“きっかけ”を設定する
  • Slackと「Trigger」を連携させ、自動化の流れを作る

 

 

ノーコードを活用するメリット

授業の冒頭、NoCode Ninja先生はノーコードを活用するメリットを4つ提示します。

 

 

 

中でも注目すべきは「ローコスト」。ここでいうローコストとは、金銭・労力・時間といったあらゆるコストを抑えられるという意味で、今回紹介する自動化によってもたらされるメリットとのことです。「今まで手作業だった業務を自動化できれば、他に時間を割けるようになり、業務改善につながるはずです!」と先生は語ります。

 


自動連携ツール「Zapier」を用いて、自動化の“きっかけ”を設定する

先生はさっそく、自動連携ツール「Zapier」を用いて、GoogleスプレッドシートとSlackの連携方法を紹介します。目指すのは「Googleスプレッドシートにデータが入力されたら、自動的にSlackへ通知が届く」という流れです。

 

まず、Zapierの管理画面にある「MAKE A ZAP」のボタンをクリックします。すると画面は「Trigger」というページに移動します。

 

 

 

Triggerとは「引き金」という意味ですが、ここではアクションを起こす「きっかけ」という意味で用いられます。先生いわく、まずはここでSlackに通知が届く“きっかけ”を設定するとのこと。ちなみに、今回は「スプレッドシートにデータが入力される」というアクションがきっかけとなります。「App Event」から「Google Sheets」を選択し「New or Updated Spreadsheet Row」をクリックします。

 

次に先生が行うのは、きっかけの対象となるGoogleアカウントとスプレッドシートの指定です。これらを指定しておかないと、業務改善につながる自動連携が行われません。「Choose account」から使用するアカウントを選び「Continue」をクリックします。

 

 

 

すると、画面に「Spread Sheet」と「Work sheet」の欄が表れます。それぞれに自動連携させたいスプレッドシートとワークシートを指定すれば、「Trigger」の設定は完了です。ちなみに3つ目の「Trigger Column」の欄は特別なことが無い限り設定する必要がないため、今回はそのままで問題ないとのこと。

 

 

 


Slackと「Trigger」を連携させ、自動化の流れを作る

「Trigger」の設定が完了したら、いよいよSlackとの連携作業に移ります。先生いわく、2つを結び付けられれば「スプレッドシートにデータが入力されるとSlackに通知が届く」という流れが出来上がるとのこと。まずは「Action」画面の「App Event」から「Slack」を検索し、選びます。

 

 

 

次の画面で選ぶのは「Action」の種類。「Trigger」が発生したとき、Slackにどんなアクションを起こすのかをここで設定できます。今回は「Slackへ通知を届けること」がアクションであるため「Send Direct Message」を選びます。

 

 

 

ここからはスプレッドシートと同様に、対象となるSlackアカウントの設定を行います。通知する内容は、自身の好みや用途に合うようにカスタマイズ可能です。この設定が完了すると、以下のような通知がSlackに届きます。

 

 

 

「上の写真左下のような通知が届けば、GoogleスプレッドシートとSlackの自動連携が設定されたことになる」と先生は語ります。ただZapierの無料プランでは通知が届くまで最長15分かかるとのこと。すぐに通知が欲しい方は有料プランの契約が必須です。

 

人によっては、とても難しいことをやっているように感じられるかもしれません。ただ、実際の作業はマウス1つで簡単に出来てしまうことばかり。実際にNoCode Ninja先生の解説を聞きながら設定してみると、その簡易さが実感できるでしょう。

 

授業ではこの後、クラウド型データベースサービス「Airtable」との連携方法についても紹介されます。Googleスプレッドシートと「Airtable」を自動連携させられれば、シート内のデータがすぐ「Airtable」にも反映され、データ管理がより楽になるはずです。

 

方法の詳細はぜひ、実際の授業で確かめてみてください。

 

文=トヤカン

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『明日から使える「ノーコード」で業務改善 第3回 実践から学ぶ「ノーコード」——スプレッドシートを応用した自動化』

 

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