目次
- 「新しいことにチャレンジする」ために意識すべき4つのポイント
- 大事なのは「守れたか守れていないか」ではなく「守ろうとしたかどうか」
- 「いいイメージを持つ」ことを意識しよう
2022.03.20
「新しいことにチャレンジする」というのは何であれ、非常に勇気のいることです。「上手くいかなかったらどうしよう……」など、不安な気持ちに支配されてしまうこともときにはあるでしょう。
そんなときに役立つSchooの授業が『新しいことにチャレンジする時のコツ』。講師は、3万部トップのベストセラー『習慣が10割』の著者で、企業コンサルティングや人材育成セミナーなども積極的に行っている、株式会社シンプルタスク代表取締役の吉井雅之先生です。この授業は吉井先生の人気授業シリーズ『習慣が10割-知らないうちにメンタルが強くなっている授業-』の第3回として開講されました。
本記事では、白熱の授業の前半部分を、テキストでご紹介します!
「新年に立てた目標、守れていますか?」という先ほどの問いかけにタイムラインには、順調に進められているという受講生、進められていないという受講生の双方からコメントが寄せられます。
先生はそれを受けて「『守れたか守れていないか』ではなく『守ろうとしたかどうか』が大切だ」という考えを話しました。もしあなたが新年に決めたルールを守れていなくても落ち込む必要はありません。そこには「守れていない」という事実があるだけです。今から「なぜ守れていないか」の原因を突き止め、それを解消するための工夫に取り組みましょう。
「よく『努力は裏切らない』というじゃないですか。あれは嘘ですよ」と吉井先生。高校野球のメンタルトレーニングに取り組んでいる先生曰く、どの高校も努力しています。しかし、各県から甲子園に行ける高校は基本的には1校だけ。つまり、結果は努力しても伴わない場合があるのです。
しかし、「あなたの成長はうらぎりませんよ」と先生。当初の目標が仮に達成されなかったとしても、そのために努力したことで生まれた「成長」は必ずあなたの中に残ります。
だからこそ、吉井先生は誰もが自分の中の勇気を高めて努力していくことを推奨しているのだということです。
続けて取り上げられたのが「数値目標が立てられていない」というリアルタイム受講生からの相談。達成しないといけないという義務感が重くて、具体的な目標設定は避けたいと感じているのかもしれないと自己分析する相談者に対し、吉井先生は「きっと完璧主義なんじゃないですか?」と語りかけます。
「できなきゃいけない」「達成しなきゃいけない」という気持ちはときに、勇気の投資を妨げる原因になってしまいます。まずは気楽に「楽しむ」意識を持って目標設定を行いましょう。
また、「吉井先生のアドバイスに従って資格試験に向けた努力をしているものの2回試験に落ちてしまった」という受講生も。先生は「大丈夫、大丈夫」と話しかけ、試験まであと1カ月程度ならば「いいイメージを持つ」ことを大切にしてほしいと話しました。大事なのは、「通る」という結果よりも「なぜ3回もその試験に参加しているのか」という動機だと吉井先生。きっと、試験を通して得られた知識やノウハウを活用し、それを使って喜ばせたい人がいるはずです。そのような具体的なイメージを頭に思い描きながら勉強に取り組むことは、チャレンジする人に勇気を与えてくれるでしょう。
上記で、本記事で紹介する授業の内容は以上です。もちろん、これはほんの一部にすぎません。吉井先生の言葉をもっと受け取りたい方は、ぜひ実際の授業動画にアクセスしてみてください。
文=宮田文机
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授業冒頭で吉井先生から一つの質問が。
「何かひとつ、あなたが習慣にできることがあるとすれば、どんないいことがあると思いますか?」
「どうも保守的になってしまいます!」「新しいことをどんどん学びたいです」などリアルタイム受講生から多数のコメントが寄せられるタイムライン。そこに寄せられた回答は、以下のようなものでした。
・自己肯定感が高まる
・早起きができるようになる→一日の使える時間が長くなる
・今より自分のことが好きになる
・メンタルが強くなる
・余裕が生まれる
これらの回答を受けて先生が提示するのは「半年続くことは一生続く」というテーマ。その中でも「最初の3カ月が勝負」と言われているそうです。
それにあたって先生が意識すべきとするポイントは以下の4つ。
1.勇気を投資する
2.腹の中を吐き出す
3.時間厳守と数字厳守
4.因果の「因」を見る
まず一つ目の「勇気」ですが、これは「新しい自分を創る」勇気を指します。とはいえ、「今の皆さんを否定するわけではないんですよ」と吉井先生。例えばSchooのタイムラインに「ちょっと前向きなコメントを入れてみる」、人前でしゃべるときに後ろ向きな言葉を使わず「まずやってみます」と宣言するなど、できる範囲で今までの自分にない行動をとってみてはいかがでしょうか。「勇気って勝手にわいてこないんですよ」と先生は話します。覚悟を持って何か行動してみることが勇気を生み出してくれるはず。行動すればうまくいかないこともありますが、「何もしないで時間を浪費する」よりもずっといいというのが吉井先生の考えです。
もしうまくいかないことがあったとき不満を漏らしてもいいと先生は話します。いつも「いい子」でいる必要はありません。ただし、最後に必ず「そうはいっても仕方ないからやってみるか」と切り替えの言葉をつぶやくことをルールとしましょう。最後に前向きに進めるならば、腹の中を吐き出してしまってもいいのです。
「ここは大事にしてほしいな」と先生が強調するのが3つ目の「時間厳守と数字厳守」。新年に目標を立てた目標の達成度はいかほどか、ぜひ自分の胸に手を当てて考えてみてください。数字、そして時間を「守ろうとする意識」を持つだけでも、自己肯定感につながりプラスの効果が得られると先生は語ります。
4つ目の「因」とは「原因」のこと。原因のその前にも原因があるというのが吉井先生の指摘です。例えば、「いつもより2時間早く起きよう」という目標がある場合、「いつもより2時間早く眠る」という行動が必要になります。そして、その行動を起こすためには「既定の時間にベッドに入ってスマホは見ない」というルールを守る必要があるのです。