目次
- 自分のコミュニケーションタイプを知れば、人付き合いがラクになる
- 苦手なコミュニティでうまくコミュニケーションが取れないときの対処法
2020.10.26
皆さん、突然ですが「自分はコミュ力が高い」と言えますか? 胸を張って頷ける人はそうそういないかもしれません。プレゼンで緊張して言葉につかえたり、クライアントとの会話で頭が真っ白になったりしたこと、誰でもありますよね。
Schooでは、『コミュ力なんていらない 人間関係がラクになる空気を読まない仕事術』の著者である石倉秀明先生をお迎えし、コミュニケーション能力に自信がなくても成果を出す仕事術を教えていただきます。
授業内ではさまざまなテーマを切り口にお話いただきましたが、本記事では「自分の得意を理解して、勝負する考え方」について、深堀してお伝えします。
ここで、生徒の方から質問が届きました。「業種や立場、コミュニティによって、そこに合わせたコミュニケーションをしなければと思ってしまいます。意識しすぎなくてもいいのでしょうか?」
この質問に対して石倉先生は、「苦手なことは無理にしなくていい」と第一声。「人は会話中に『自分が言いたいことが伝わった』と思ったときの方が、満足度が高い。この空気をどうしようかな、と考えてしまうときは、うんうんとニコニコしながら聞いているほうが、“聞き上手だね”と相手は満足してくれる」そう。これには思い当たる節、ありますね!
授業では、数多く寄せられた生徒からの質問に、石倉先生が答えてくださいました。「アフターコロナで“対人力”がある人間しか生き残れないと言われているが、技術力だけで生き延びられる?」「石倉先生から見て、今の大学生や就活生に求めるものは?」など、さまざまな質問が。
「他の人の尺度で生きないことが大事」など、石倉先生の金言を聞きたい方は、実際の授業をぜひご確認くださいね。
自信がないからプレゼンが苦手、上司とうまく話せないからストレスが多い、口論でいつも負けてしまう……。それは「コミュニケーション力がない」からではなく、自分の得意なコミュニケーションタイプを把握していないだけ。
今回の授業は終了後も振り返られます。「この授業を受けたおかげで安眠できそう」なんて生徒からのコメントもあり、これからでも見ることをおすすめします。視聴後に、自然と自信がみなぎること間違いなしです!
『コミュニケーション能力がなくても仕事で成果を出す考え方』http://schoo.jp/class/7308/room
文=田中ラン
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「コミュニケーションとは何かと考えると、『いろんな力の総合力』」と、石倉先生。コミュニケーションの形式を石倉先生が分析していますので、見てみましょう。
●コミュニケーションの種類
【目的完遂型/関係構築型】
目的完遂型は、仕事上で会話に目的がある場合のことで、コミュニケーションにゴールがあります。関係構築型は、目的もない友人とのたわいもない雑談のことです。
●コミュニケーションの手法
【話す/聞く/書く/読む】
●コミュニケーションの人数
【1対1/少人数/大人数】
相手にする数によってもコミュニケーションの質は異なります。
●コミュニケーションツール
【対面/非対面】
ウェブツールが発展するこのご時世、重要なポイントです。
石倉先生は、上記の表から、自分のコミュニケーションのタイプに近いものに〇×をするよう皆さんに依頼します。
例えば石倉先生の場合は、話すのは△だけど書くのは〇、大人数は〇だけど1対1は×。このように〇×をつけると、自分の得意・不得意が分かります。
〇×をつけ終えて表を眺めたときに、あることに気がつくはずです。コミュニケーション力がある・ない、コミュニケーション力が高い・低いではなく、コミュニケーションの中で得意なこと・苦手なことがあるだけ、と。
「『コミュ力がないとダメである』は、言葉の呪い。自分が得意なことと苦手なことを冷静に見極めれば、得意なことでなるべく勝負できるようになるのでは」そう話す石倉先生の言葉は、大変説得力があります。
“コミュニケーション力”という漠然とした言葉で捉えずに、分解をして解像度を高くしていくと、自分は何ができて何ができないかが分かるはず。「そうすれば、成果も出やすくなり、結果的に人生が生きやすくなる」と、コミュニケーションが苦手と考えている人たちへ石倉先生はエールを送ります。