目次
- 意外と低い?クレジットカードの審査通過率
- クレジットカードの「信用情報」はどんなことが分かるのか
- クレジットカード審査時に最も重要!「入金状況」も手に取るように分かる
2020.12.27
キャッシュレスの時代、クレジットカードをこれまでのように「なんとなく」使っているだけでは、損する可能性があるかも!?
クレジットカードを賢く使うためのノウハウをその道のスペシャリストから直接学ぶSchooの授業『30代・40代が知っておくべきクレジットカードの知識』。
「クレジットカード・ポイントの達人」として各種メディアでもひっぱりだこの菊池崇仁先生が、賢い消費者になるために必要なクレジットカードの知識を伝授します。
本記事では、意外と知られていない「クレジットカードの審査と信用情報」について、深掘りします。
クレジットカード会社は信用情報機関から審査にかかわる情報を入手していることが分かりましたが、どんな情報が管理されているか気になりませんか?
実は、信用情報機関のウェブサイトから、自分の情報がどんな風に登録されているか知ることができるんです。例えば信用情報機関のひとつであるCICでは、1000円払えば情報が見られるので、興味がある方は開示請求をおすすめします。郵送のほか、PDFダウンロードも可能です。
授業では、菊池先生が開示請求したご自身の信用情報を披露いただきました。カードの契約日時、カードの限度額などが全部分かります。また、支払い状況も分かります。直近でいくら払ったか、未払いのお金はいくらあるか、キャッシングがどれくらい借りているかも一覧になっています。
「信用情報開示報告書で一番の肝になる」と菊池先生が言うのは、「入金状況」。ここに$マークが並んでいますが、これは延滞していないという印。この情報は2年間残ります。
$マーク以外に、ハイフンやブランクになっていることがありますが、これは特に問題ありません。問題なのは、アルファベットが書かれているとき。例えばAマークだとすると、「延滞しました」という意味なので、2年間、延滞した記録が残ってしまいます。
延滞してしまった!と焦って解約すると、2年間ではなく5年間Aマークが残ってしまうので要注意です。延滞してしまったとしても、その後2年間丁寧に使い続けるほうが、信用情報には傷が残りにくくなります。
文=田中ラン
さらに授業では、「もうひとつ重要」と菊池先生が言う「申込情報」についても解説。クレジットカードの申し込み状況が分かるページですが、これがなぜ審査にかかわってくるのでしょうか?実際の授業で答えをお確かめください。
『30代・40代が知っておくべきクレジットカードの知識』
http://schoo.jp/class/4080/room
クレジットカードを使ったり新規で登録したりしていても、信用情報や審査基準について知らなかったという方もいるのではないでしょうか。
今後の申し込みに大いにかかわる信用情報はどんなものか把握して、損せずに賢くクレジットカードを利用しましょう!
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クレジットカードの審査についてお話いただく前に、菊池先生から審査通過率について教えていただきます。2013~2016年まで、平均76%がクレジットカードの審査を通過。逆にいえば、24%くらいは審査落ちをしています。4件に1件は審査落ちがある、と聞けば「意外と審査は厳しい」と感じますよね。
では、クレジットカードの審査はどのように行われるのでしょう。そのヒントは、カード申し込み時の登録用紙にあります。用紙内に「信用情報機関への登録・利用」という項目があるのをご存じでしょうか。
これは簡単に言うと、「申し込む人の支払い能力を管理しているデータベース(信用情報機関)を見ます」と言っていることになります。クレジットカード会社は、信用情報機関に蓄積された支払い能力に関する情報を見て、審査を落とす・落とさないが決まるというわけです。