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2022.08.30

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「遠くから見た印象」が全て。“情報量が多くても伝わる”スライド

「遠くから見た印象」が全て。“情報量が多くても伝わる”スライド

情報を詰め込み過ぎて結局何が言いたいのかわからないスライドは避けるべき。

しかし、実際のプレゼンテーションでは、伝えなければならないことが多く、すっきりと見やすいものを仕上げるのは容易なことではありません。

いったいどうすれば、見やすく必要な情報がまとまったスライドを作ることができるのでしょうか?

※この記事は動画「見やすいスライドの作り方 -情報ミチミチでも大丈夫-」を再編集しています。

目次

  • 「情報が多い=悪」ではない!
  • まずは「区切る」

「情報が多い=悪」ではない!

例えばみなさんは、以下のようなミチミチに情報が詰まったスライドを目にした覚えはありませんか?

 

 

「何がどうなっているかわかりにくい」と思う方も少なくないでしょう。しかし、これは絶対に否定されるものでもありません。

 

厚労省のような公的機関はどんな人が見ても絶対に認識のずれが生じない情報が網羅された資料を作ることが求められます。

 

だからこそ、“やむを得ず”上記のような「ミチミチスライド」が出来上がってしまうことがあるのです。なので、必ずしも「『情報が多い=悪』ではありません」。

 

 

記録・資料として使用するスライドはむしろ情報が多い方がいいと考えられます。

 

スティーブ・ジョブズのプレゼンで使われるような情報量が少ないスライドは「見せる」ため、大学の講義で使われるような情報の詰まったスライドは「読ませる」ため、とまずは目的を整理しましょう。

 

 

「情報が多いこと」ではなく、「わかりにくいこと」が悪なのです。

 

まずは区切る

「情報が多いのにわかりやすい。」 そんなコンテンツの例として挙げられるのが「雑誌の記事」です。

 

きちんとルールを設けてプロがデザインすれば、「情報が多い」と「わかりやすい」は共存できるということを覚えておきましょう。

 

 

例えば、パワポを「一枚にまとめましょう」といわれれば、多くの方が下図のようなものを完成させるのではないでしょうか。

 

 

 

これでは、情報がミチミチにつまっていてどこから見ればいいか判断がつきません。このパワポを「情報が多いのにわかりやすい」一枚に修正したものが、下図になります。

 

 

このような見やすいスライドを作るにあたってまず意識すべきは、下記のポイントです。

 

・まず区切る

 

例えば口頭の説明でも、最初に「○○と考える理由は3つあります」というようにゴールが示され、情報が整理されている方がずっと理解しやすくなるはず。

 

 

スライドでも、ゴールを示し情報を整理するために、まずは「区切る」ことに着手しましょう。全体を縦横で分割して、基本構造がどうなっているのかをパッと見た印象で理解できるようにしてあげるのです。

 

「区切る」ときのテクニックとしては、「まずスライドを小さくして眺めてみること」。『遠くから見た印象』がそのスライドの全てと言っても過言ではありません。もし手元に自作のスライド資料があるなら、さっそく試してみましょう。

 

 

 

きっと明日から、情報過多でわかりにくいスライドを作ってしまうことはなくなるはずです!

 

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
見やすいスライドの作り方 -情報ミチミチでも大丈夫-

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