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2021.09.30

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初心者がプログラミングを身に着けるための学習方法やポイントを解説

初心者がプログラミングを身に着けるための学習方法やポイントを解説



プログラマーに対する需要が高まっている昨今では、プログラミングを身に着け就職や転職に役立てたいと考え、勉強を始めようと考える方は多いのではないでしょうか。
しかし、プログラミングと一口に言っても職種としては様々で、学習内容も異なることも少なくないことから、何をどのように学習すればいいのか悩んでしまっていないでしょうか。
そこで、この記事ではプログラミング初心者向けに学習の進め方や、おすすめの学習方法について詳しく解説します。

目次

  • そもそもプログラミングとは
  • 初心者でもプログラミングの独学は可能
  • プログラミング初心者の学習の進め方
  • 初心者におすすめのプログラミング学習方法
  • 初心者のプログラミング学習のポイント

 

 

そもそもプログラミングとは

プログラミングを簡潔に説明すると、コンピューターにへの指示を記述する作業のことです。コンピューターは、記述されたプログラムの内容を読み取り、指示された通りに処理を実行し、そこで得られた結果を返します。コンピューターは人間の言葉をその通りに理解することはできません。そのため、コンピューターが理解できる言葉である「プログラミング言語」を用いてプログラムを構築します。

 

プログラミングはどんなことができる?

 

プログラミングは人間では時間がかかってしまう単純な作業を高速かつ自動的に処理できます。Excel業務や他のツールとの連携を自動化したり、アプリケーションやゲームの開発ができます。
我々がスマートフォンで利用しているTwitterやLINE、facebookといったSNSアプリもプログラミングで作られており、プログラミングは我々の生活を支えていると言っても過言ではありません。

 

プログラミングを学ぶとどんな職業に就けるのか?

 

プログラミングを使う職業は多岐に渡ります。ここでは代表的な4つの職業について解説します。

 

<Webエンジニア>

Web系プログラマーとは、主にWebサイトのデザインを除いた開発作業全般に携わります。その中でも、Webサイトやアプリの見た目の部分を担当する人をフロントエンドエンジニアと機能を作る人をバックエンドエンジニアに分けられます。
Web系プログラマーの仕事内容は企業によって様々で、ベンチャー企業ではサイトを一から一人で作れるレベルのスキルが求められることもあります。一方で自社でWebサービスを展開している企業では、サービス内容の決定から携わることもあるなど、様々です。

 

<インフラ系プログラマー>

インフラとつく通り、インフラ系プログラマーはインターネット環境の「設計・構築」、「運用・保守」を行います。
インフラ系プログラマーは、サーバーエンジニアとネットワークエンジニアに分類されます。 サーバーエンジニアはサーバーの選定や設計、構築、テストなどの運用業務全般を行います。一方、ネットワークエンジニアはコンピューターやサーバーを接続し、データの送受信ができる環境を作ることが主な仕事です。
インフラ系プログラマーとして働く場合、サーバーやネットワークの知識はもちろんのこと、セキュリティやクラウドなどの幅広い知識が求められます。

 

<アプリケーションエンジニア>

 

アプリケーションエンジニアは、PCやスマートフォンに搭載されるアプリケーションの開発を行います。Webブラウザやワープロソフトといったソフトウェアもアプリケーションの一つです。
仕事の範囲は、アプリケーションに関わることで全般と言えます。アプリケーションの要件定義・設計・開発・テスト・運用・保守などはすべて携わることになります。ここで挙げた仕事範囲の中で自分ができることや得意なことを活かして仕事をしていくことになります。

 


初心者でもプログラミングの独学は可能

プログラミングに興味を持ったものの、独学で習得することは可能なのかと疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。初心者がプログラミングを学ぶことに対してハードルを感じるかもしれませんが、最近では独学で学ぶことができるようになっています。
ここでは、独学でも学べる理由や、独学で進める際の注意点について解説します。

 

独学で学びやすい環境はある?

 

かつてプログラミングを習得するためには、書籍かもしくは大学に通うなどでしか選択肢がありませんでしたが、無料で学べるオンラインサービスなどが増えています。その中にはYouTubeでプログラミングの基礎を解説してくれている動画もあり、独学のハードルが下がっていると言えます。 そのため、まずは無料のサービスで学習を開始してみて、それだけでは不安ということであれば有料のサービスを利用してみるのも良いでしょう。

 

独学で習得するための学習期間

 

完全にプログラミング初心者の場合、基礎から学習を開始して簡単なWebアプリなどのプロダクトを作成できるレベルまで到達するには、個人差はあるものの300時間程度かかることもあります。1日5時間を勉強に充てたとしても2ヵ月程かかるため、時間に余裕がなくできるだけ短期間で習得したいという方はプログラミング専門のスクールに通うことも方法の一つです。
また、より習得までの期間を短縮するためには、知識をインプットすることに加えてとにかく手を動かしてアウトプットの回数を増やすことも重要です。

 

独学で学ぶための必要な準備

 

プログラミングの学習を開始するにあたり、PCなどの学習環境を整えることも大切です。
特にPCについてはWindowsとMacのどちらのOSを使えばいいか迷う方は多いです。理由としてOSによって扱いやすいプログラミング言語が異なるためですが、結論としてはより多くのプログラミング言語をカバーできるMacがおすすめです。

 

ただし、PCゲームなどのプログラミングを学ぶということであれば、Windowsがおすすめです。理由として多くのPCゲームはWindowsでプレイされることを前提としている物が多く、開発の段階でもWindowsが適していることが多いです。
そのため、自分の学びたい内容によって使うOSを分けることが重要です。

 


プログラミング初心者の学習の進め方

プログラミング学習はどのように進めればいいのでしょうか。ここでは、初心者がプログラミングを効果的に進めるためのステップについて解説します。

 

学習の目標を明確に細かく設定する

 

学習を始める前に、まず行うべきことは学習の目標を決めることです。そして、その目標は細かく設定するとよいでしょう。
大きな目標を一つだけ設定するのも良いですが、前述した通りプログラミングの習得には長時間を要する可能性が高いため、途中でモチベーションが低下してしまい、挫折してしまうことも考えられます。
目標を細かく設定しておくことによって、自分の習得度合いがわかりやすくなり、モチベーションの維持に繋がります。

 

学習言語を選ぶ

 

目標が決まったら、その目標を達成するためにはどのプログラミング言語が適しているかを決めます。
WebサイトやWebアプリの開発であれば、RubyやPHPといった言語が主流です。これらは比較的にコードがわかりやすく、フレームワークというアプリを作る際の骨組み部分が用意されているので、初心者でも学びやすいという特徴もあります。
そして、iPhoneやiPadなどのアプリをつくりたいのなら、Apple社が開発した言語であるSwiftがおすすめです。一方、Androidアプリの制作であれば、JavaやKoltinなどがあります。 そして、人工知能やロボットなどの開発には、Pythonという言語が多く使われており、誰がコードを書いても同じコードになるのでわかりやすいという特徴があります。
このように作りたいプロダクトによって適している言語が変わるので、注意が必要です。

 


初心者におすすめのプログラミング学習方法

前述した通り、初心者がプログラミングを学ぶ環境が整ってきています。 ここでは、初心者におすすめのプログラミングの学習方法について解説します。

 

プログラミング学習サービスや本で学ぶ

 

最近では初心者向けのWebサービスや本などの学習教材が充実しています。プログラミングが自分に合うかわからないから、まずは低コストで学習を開始したいという方におすすめです。また、前述した通り動画で解説してくれているコンテンツもあるので、色々なコンテンツを確認してみて、自分に合ったものを探してみましょう。

 

プログラミングスクールに通う

 

プログラミングを独学で身に着けることは可能ですが、わからないところや間違いがあったときに解消するために時間がかかってしまうことがあります。そして、そのことがきっかけで学習のモチベーションが維持しづらくなってしまう可能性もあります。

 

そういった不安があるという方は、プログラミングスクールに通うことも方法の一つです。 オンラインで自宅で学習することができるだけでなく、講師の方がマンツーマンで指導にあたってくれるため、疑問点を逐一潰しながらプログラミングを学習することができます。 現在、多くのプログラミングスクールがあり、それぞれ料金体系や身に着けられるスキルも異なるので、複数比較してみて自分に合ったものを探してみてください。

 


初心者のプログラミング学習のポイント

初心者の場合は、自分に合った勉強方法や勉強に対する意識の持ち方がわかるまでには時間がかかるかもしれません。そこで、ここではプログラミングを学習するうえでのポイントについて解説します。

 

短時間でも毎日継続的に学習する

 

まず大切なことは、短時間でも良いので毎日学習をしてプログラミングに触れることです。プログラミングの習得には時間がかかるため、学習を習慣化することでモチベーションを維持させることが大切です。
一からプログラミングを学ぶときには、わからないことだらけで時間が経つにつれて学習に対するハードルが高く感じてしまいがちです。
1日30分でもいいので教材を読んでみたり、自分で手を動かしてコードを書いてみるなど、継続的に取り組んでみましょう。

 

インプットだけでなくアウトプットも行う

 

知識のインプットはもちろん大事ですが、それ以上に大事なことはアウトプットです。プログラミングは教材を読み込めば身に着くというものではありません。
より効果的にプログラミングを学ぶためには、とにかくコードを書いてトライアンドエラーを繰り返して理解することが重要です。まずは教材の課題を再現してみて、慣れてきたら応用として自分でオリジナルのコードを書いてみましょう。
また、アウトプットの方法として、実際のWebサイトを模写してみることも有効です。ディベロッパーツールを使えばおおよそのコードを見ることができるので、それを参考にコードを書いてみるとよいでしょう。

 

丸暗記しない

 

プログラミング初心者にありがちですが、教材に書いてあることをとにかく暗記してしまうことは学習として適切ではありません。プログラミング言語の種類は膨大であり、コードを丸暗記することは非常に効率が悪いです。
また、熟練したプログラマーの方も全てのコードを覚えているわけではなく、必要に応じて都度調べてプログラミングを行っています。
そのため、丸暗記ではなく各言語の特徴やコードの意味を理解していくことが重要です。


プログラミングを学ぶならSchoo

Schooではプログラミングの勉強をしたいと考える方に向けてオンライン学習コンテンツをご用意しています。
プログラミングに関する基礎知識を網羅的に学びたい方や、実際にWebサイトやアプリを作ってみるといった実践的なコンテンツもあり、初心者でも継続的に学習できるようなサービスとなっています。
個人プランでは月額980円で5,000本の動画が見放題ですので、興味のある方はぜひ検討してみてください。

 

 

前述したとおり、プログラミングは一朝一夕で身に着くものではなく、継続的な学習してたくさんアウトプットしていくことが重要です。
また、一からプログラミングを学ぶことにハードルを感じているかたも、昨今では初心者向けのコンテンツが豊富ですので、色々と比較してみて、自分に合った学習方法でプログラミングの学習を開始してみてください。

 

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