目次
- プログラミングとは?
- 独学でプログラミングを勉強するための手順
- 効率的に進めるための方法
- 壁にぶつかったときは?
- プログラミングの勉強をするならSchoo
2021.09.27
昨今、AIやIoTなどの普及によりIT技術のニーズが高まってきています。その中でも、プログラミングの注目度は高く、最近では未経験からプログラマーを目指す人材が増えてきています。
では、プログラミングはどのように学んでいくべきなのでしょうか。本記事では、これからプログラミングを勉強する方向けにプログラミングの概要から勉強法、実際にプログラミングを習得した際につける職業などについて、解説していきます。
ここまでプログラミングの概要やプログラミングを用いて実現できることについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。一見複雑そうに感じるプログラミングですが、どのように勉強していけば良いのでしょうか。ここでは、未経験者が独学でプログラミングを勉強するために必要なことについて解説していきます。
ITリテラシーをつける
プログラミング学習をする上で必要不可欠なのが、ITリテラシーをつけることです。 スマートフォンの普及により、ITリテラシーはエンジニア以外でも身近なものになりつつありますが、日本は先進国の中でもITリテラシーが低いと言われています。 ITリテラシーとは「情報リテラシー」「コンピュータリテラシー」「ネットリテラシー」の大きく3つに分けられますが、「基礎的なIT用語の理解」「パソコン操作の知識」「インターネット活用の知識」といったITリテラシーはプログラミングを勉強する上でフル活用します。
特に初心者の方は、プログラミングなどで用いられる横文字に苦手意識を抱き、前に進むことができないということが頻繁に見受けられます。そのため、プログラミング初心者の方は、まず初めにITリテラシーを身につけることが大事です。
なりたい像や作りたいものを決める
前述した通り、プログラミングやプログラミング言語は、自分が実現したいものによって習得するべきことが異なります。したがって、まずは自分がどのようなプログラマーになりたいか、どのようなものを開発したいかを決めることが必要です。では、プログラマーにはどのような職業があり、それぞれどのようなものを作ることができるのでしょうか。プログラマー別の習得できるプログラミング言語は次の通りです。
<Web系プログラマー>
Web系プログラマーは、主にWebサイトのプログラミングを主流としています。
UI(ユーザーインターフェイス)、UX(ユーザーエクスペリエンス)と呼ばれるWebサイトのビジュアルや操作性、機能性などに気を配り、ユーザーの満足度を高めることが仕事です。Web系プログラマーが扱う主な言語としては「HTML」「CSS」「Java Script」などがあげられます。これらを習得することで、簡単なWebサイトを構築できるようになります。
<アプリケーションプログラマー>
アプリケーションプログラマーは、スマートフォンやタブレット、PC向けのアプリの開発を実施する職業です。 具体的には、iPhoneやAndroidにインストールする「ネイティブアプリ」や、PCのブラウザ上で動作する「Webアプリ」などがあげられます。特に人気の業界として、ゲームがあげられますが、それ以外にもショッピングやニュースなど、様々な業界で成長しています。
ネイティブアプリとWebアプリで使用する言語は異なり、Androidアプリであれば、「Java」「Kotlin」。iPhoneアプリであれば、「Swift」。Webアプリケーションであれば、「Java」「JavaScript」「Python」「PHP」「Ruby」「C#」などがあげられます。これらを習得することで、簡単なアプリを作成することができるようになります。
<インフラ系プログラマー>
インフラ系プログラマーは、主にサーバーやデータベースの運用保守を実施します。インフラ系プログラマーに代表される職業としては、サーバーエンジニややデータベースエンジニアがあげられます。サーバーに障害が起きないかを監視したり、万が一に備えてセキュリティチェックやバックアップなどを実施するのが主な業務です。扱う主な言語としては「SQL」などがあげられます。
<ネットワーク系プログラマー>
ネットワーク系プログラマーは、ネットワーク設計、ネットワーク構築、ネットワーク監視・運用の3つがあげられます。案件やネットワークの規模によってはサイバー攻撃にも耐えうるシステム設計から構築、運用、トラブル発生時の対応などを一貫して1人が担当する場合もあります。主な言語として、「Ruby」「Java」「Python」などを扱います。
このように、プログラミング言語は多岐に渡り、何を学ぶかによって実現できることは異なります。自分がどのようなプログラマーになりたいか、何を作りたいかを選定していくことが良いでしょう。
<環境構築とツールの使用方法を学ぶ>
なりたい言語を決めたら、次は環境構築とツールの使用方法を学びましょう。環境構築とは、プログラミングに必要な「開発環境」を整備する作業のことです。
プログラミングの環境構築には、ハードウェアとソフトウェア両方での整備が必要です。 ハードウェアであれば、パソコンのスペックやディスプレイ、マウスなど、スムーズに作業をしていくために必要なものを揃えましょう。
また、ソフトウェアは扱うプログラミング言語によって異なる場合もありますが、共通して使えるツールも存在します。選定する上で基準として押さえておくべきポイントとしては、「利用者が多い」「サポートがしっかりしている」「生産性が高い」といった項目が挙げられます。上記を踏まえた上で、自身にあったものを選定していきましょう。
ここまで、プログラミング言語の種類やプログラミングを勉強していく上で必要なことなどについて解説してきました。では、実際にどのように勉強していけば良いのでしょうか。
ここでは独学で勉強していく上での進め方について解説していきます。
毎日実施する
プログラミングを勉強する上で重要なことは、学習を習慣化させることです。海外経験が長い日本人が外国語をスラスラ話せるように、プログラミング言語も文字通り「言語」なので、上達するためになるべく毎日触れていくことが大事です。したがって、プログラミングを独学で勉強するなら、短い時間でも毎日学習を続けましょう。
未経験者がプログラミングを習得するにあたり必要な時間は、一般的に300時間程度と言われています。社会人、学生など置かれている環境によって、1日あたりで確保できる学習時間は異なります。したがって、1日あたりで確保できる学習時間と習得できるようになるまでの期限を踏まえて、決定していくことがおすすめです。
目標や目的を設定する
独学でプログラミングを勉強する上で重要なのが、自分自身で目標や目的を細かく設定することです。独学で挫折しがちな人の特徴として、目的や目標がなく勉強自体が苦痛になってしまうということが挙げられます。
このような事態を未然に防ぐためにも、細かく目的や目標を設定し、日々の勉強の記録などを記しておくことがおすすめです。これにより、自分の成長を実感できるようになり、勉強自体が楽しくなっていくでしょう。また、どうしても進めていく中でサボってしまったりする人は、自分以外の誰かに目標や目的を共有するなど、サボりづらくするための工夫をすることも良いでしょう。
基礎を学ぶ
プログラミングには、いくつかの文字列を一つの形式で表現するための表現方法である「正規表現」と呼ばれるものが存在します。正規表現をマスターすると、大量のデータの中からパターンに一致する文字列を検索したり、見つかった文字列を別の文字列に置換するなどを実施することができます。正規表現は文字処理作業の効率が格段に向上することができるので、初心者の方は覚えておくべき表現方法であるといえます。
独学で勉強するとなると、わからない部分などが発生した際に壁にぶつかることもあるでしょう。ここでは壁にぶつかったの時の対処法について解説していきます。
他人の書いたコードを真似てみる
初心者がぶつかる壁として、理論やコードがわかっていても思うようにコードが書けないといった場合があげられます。そんな時は、まず公式Docsや詳しい技術書に書いてある上手いコードを真似て書いてみることがおすすめです。
コピペせずに書き写し、変数の値などを変えるなどし、書き方を学んでおくのが大事です。基本的に公式Docsや詳しい技術書に書いてあるコードは適切な書き方をしているので、自分よりも効率的な書き方を学ぶことができます。
質問できる環境を用意する
独学で勉強する場合は、間違った情報や知識をそのまま受け入れないようにするために、誰かに質問・相談できる環境を整えることも重要です。身近にいらっしゃるプログラマーにメンターになってもらったり、Yahoo!知恵袋などで質問に回答してもらうなどがおすすめです。
また、最近ではeラーニングでもリアルタイムで先生や他の生徒とコミュニケーションを取る事ができ、質問や意見をその場で解消する事ができるので、そのようなサービスを活用してみてもいいでしょう。
このように、常に質問やフィードバックをもらえる環境を作ることで、適切な知識を身につけ、効率よく学習を進めることができます。
Schooではプログラマーを目指す方向けに、オンライン学習コンテンツを用意しています。 プログラミングの基礎的な部分や最新のトレンドを取り入れた授業など、実際の業務で活きるスキルを勉強することができます。また、Schooなら、質問や意見などがタイムラインに表示されるため、リアルタイムで他の生徒や講師とコミュニケーションを取ることができ、一定緊張感を持って進める事ができます。プレミアムプランの場合、月額980円でプログラミングに限らず、Webデザインやプレゼンテーションスキルなど、6,000本以上の授業が見放題です。ぜひ、検討してみてください。
本記事では、プログラミングの勉強方法を中心に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
冒頭でも紹介したように、プログラミングは自由度が高く、将来性がある職業です。しかし、環境構築やツールの理解など、専門的な分野であったり、学習すべき言語の種類も豊富にあるため、簡単になれるものではありません。実践的な知識を身につけるためには、eラーニングなどを活用しながら、継続的に学んでいく事が必要不可欠です。
本記事で紹介した内容を実施していきながら、プログラマーの道を目指していきましょう。
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通知を受信しますか?
実際にプログラミングとは何を指すのでしょうか。コードと呼ばれる文字列を書くことくらいの認識の方もいらっしゃるかと思います。ここでは、プログラミング学習をする上で把握しておきたいプログラミングの仕組みやプログラミングでできることなど、プログラミングの概要について紹介していきます。
プログラミングとはコンピューターに実行してほしい仕事の指令を作ること
プログラミングとは、プログラムを作成しコンピュータに実行してほしい作業の指令を作ることです。料理を例に考えてみましょう。煮る、焼くなど料理で必要な作業が「プログラム」です。それらを紙に書き出す作業が「プログラミング」です。また、紙に書き出す上で、用いる言語が「プログラミング言語」となります。
プログラミング言語を用いてプログラムを記載し、コンピューターがプログラムを読み込むことで処理が走り、プログラムが実行されます。私たちが身近に利用するWebサイトやアプリ、このような仕組みで動いています。
プログラミング言語とは動作処理を行うもの
コンピューターは基本的に指示された通りにしか動きません。また、人間の言葉を理解できるわけではありません。コンピューターが理解できる言葉で指示を出す必要があります。 したがって、コンピューター上で動作処理を行うために必要な言語が「プログラミング言語」です。プログラミング言語にもさまざまな種類があり、どの言語を用いるかで実際の見え方や実現できる機能が変わってきます。また、Webやゲーム、アプリなど、活躍する場所によって使用する言語も異なります。具体的な言語としては以下があげられます。
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・Java
・PHP
・C言語
・Ruby
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これらは一つだけできれば良い訳ではなく、職種や実現したいことによっては、複数言語習得する必要があります。以上のことから、初心者の方は自分自身がどのようなプログラマーになりたいかによって、どのプログラミング言語を勉強するかが重要となっていきます。