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2021.12.08

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心理学で編み出した、初対面の人に好印象を与えるための「アプローチ法」

心理学で編み出した、初対面の人に好印象を与えるための「アプローチ法」

コミュニケーションの中でも、初対面の人にどう安心感を与えるかは非常に難しいポイントです。相手に警戒心を抱かれてしまえば、その後、心を開いてもらうのは至難の業となるでしょう。

毎回一つのテーマを掘り下げ、心理学に裏打ちされたテクニックを一般社団法人日本マインドリーディング協会理事の岸正龍先生がレクチャーする授業シリーズ『ビジネスで使える賢い心理学』。第20回のテーマは「初対面でも安心感を与えるアプローチ法」でした。

心理学の知識に裏打ちされた岸先生のテクニックを学び、明日からの第一印象改善に取り組みましょう!

目次

  • 相手に好印象を与えるために注意すべきなのは「○○」と「口元」
  • 相手に「なんかいい」と感じてもらうトークスキルの3ポイント
  • 相手に忘れられない印象を与える方法とは?

 

 

相手に好印象を与えるために注意すべきなのは「○○」と「口元」

 

 

テクニックは「初級」「中級」「上級」の3つのレベルで伝授されます。初級編は「0.2秒でライクを勝ち取る『見た目術』」。岸先生も所属する日本ビジネス心理学会で会長を務める立正大学心理学部の齋藤勇名誉教授は、最近の研究をもとに「人の第一印象は0.2秒で決まる」と主張しています。0.2秒とは、視覚に入って相手を認識してすぐ、あるいは意識が認識する前ということですね。

 

そして、白い紙に赤のインクを落としたらそれを青に変えるのが難しいように、最初に与えた第一印象がその後のあなたの評価につながっていくと齋藤名誉教授は語っているそうです。

 

清潔感のある身だしなみを整える、TPOに即した服装を意識するのは当たり前。そのうえで気にすべきなのが顔、その中でも「目」と「口元」です。

 

「目は口ほどにものを言う」と昔から言いますが、ライオン株式会社が2016年に実施した調査によると、既婚、または女生徒の交際経験がある未婚10代の男性が第一印象で気になるパーツは圧倒的に目が優勢で、それに口が続きます。同じ傾向を裏付ける調査結果は他にも存在し、株式会社be-kingが「顔のパーツで重要視する箇所はどこですか?」とアンケートを取ったところ84.2%が目と回答していたとのこと(口元は6.6%)。

 

 

 

では、初対面でよい印象を与えられるのはどんな目でしょうか? まずは初対面で悪印象につながりやすい目について考えてみましょう。

 

・きょろきょろと泳いでいる
・極端に細められているあるいは極端に見開いている
・瞬きが異常に多い

 

こういった目の人に多くの人は、あまりいい印象は持てないはずです。だからこそ先生は、“できるだけ力を抜いて相手をしっかりと見る“という基本を守ればいいと語ります。そのためには、肩の力を抜くことが効果的とのこと。また、目を開く前にあえてぐっと力強く閉じて、それから開くのも目から余計な力を取り除くことにつながるそうです。

 

また、眼鏡をかけている人は、眼鏡選びにも注意しましょう。メガネショップMonkeyFlipを経営する岸先生曰く、重視すべきなのはメガネの形よりも高さとのこと。目がレンズの真ん中にきちんと収まるものを探してください。自分で判断するのが難しければ、信頼できる眼鏡屋さんに相談するのもひとつの手段です。

 

 

 

口元で悪印象につながりやすい特徴は、以下の通り。

 

・だらっと半開きになっている
・口角が下がっている

 

この場合もこれと反対に、口はしっかりと閉じ、話した後には口角を少し上げる意識を持ちましょう。ここで「オンラインで気を付けるポイントはありますか?」というリアルタイム受講生からの質問が。

 

岸先生は、「背景に余計な情報を入れないこと」と「カメラ位置を適切に設定すること」の2点を重視すべきだと答えます。適切なカメラ位置は目と平行になっており、相手をまっすぐ見つめられる位置です。また、できればライトの明るさにも気を使った方がよいでしょう。

 


相手に「なんかいい」と感じてもらうトークスキルの3ポイント

さて、中級編のテーマは「『なんかいい』と感じてもらう『トークスキル』」です。ここで「なんかいい」というフレーズが使われているのは、“意識で言語化される前に好きor嫌いはすでに決まっている”から。0.2秒で決まってしまう印象は言語化できないような無意識化に左右するものなのです。そこで好印象を得られれば「もっと話したかったな」「この人から買いたいな」「この人と仕事をしたいな」という思いが自然に湧き上がってくるでしょう。

 

「なんかいい」と感じてもらうためのポイントとして岸先生がピックアップするのが以下の3ポイントです。

 

1.うなずき
2.アイヅチ
3.受容ワード

 

「『えっほんとにこれでいいの?』と思われるかもしれませんが、これなんですよ!」と先生。そして、この3ポイントが上手にクリアできている方は実はあまりいないと指摘します。ベースにあるのが「人は自分のことを好きな人が好き」という法則。バラエティ番組の人気司会者の方は相手の話に本当によくうなずきます。だからこそ、面白い話が聞き出せるというわけですね。特にオンラインのコミュニケーションでは、相手と話し始めのタイミングが被ることを防ぐためにも、うなずきという非言語コミュニケーションが重要になります。

 

 

 

また、良いアイヅチを打つためにはお餅をつくときを想像すればよいと岸先生は語ります。また「『は』行を意識すること」「バリエーションを増やすこと」も有効なテクニック。「はい」「うん」「ええ」「ほう」とイントネーションにも変化をつけながら相手の言葉にリズムよくアイヅチを返すことできっと「話しやすい」と感じてもらえるはずです。

 

最後のポイントが需要ワード。「そうだね」「それな!」「確かに!」「わかる!」など、相手のことを肯定するワードです。こちらも相手の言葉をしっかり聞いているということを示すのが主目的のため、無理にユニークな言い回しを使う必要はありません。


相手に忘れられない印象を与える方法とは?

いよいよ講義のレベルは上級「忘れられない印象を与える『ギャップ法』」に入りました。先生は以下の画像を提示し、「皆さんは右と左、どちらの野球部員がピッチャーでどちらがキャッチャーだと思われますか?」という問いを提示しました。

 

 

 

ほとんどの人が、右がキャッチャー、左がピッチャーと感じたでしょう。このように人には印象の偏り(バイアス)が存在します。ギャップ法では相手のバイアスを逆手にとって、意外に思われるような事実を提示することで印象に残るという手法です。

 

では、それをどのように実践すればよいかは、ぜひ実際の授業動画でご確認ください! 岸先生の語り口も含めて学べるのが動画で学べるSchooの大きな利点です。

 

文=宮田文机

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『ビジネスで使える賢い心理学ー初対面でも安心感を与えるアプローチ法』

 

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