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2021.05.26

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日本人初のMVP Excel部門受賞者が教える、エクセルの最新事情

日本人初のMVP Excel部門受賞者が教える、エクセルの最新事情

毎年進化するExcelの機能。

その内容を把握しつつテクニックを磨き、初心者から人に教えられる上級者にまでレベルアップしたいものです。

Schooの人気授業シリーズ『田中亨先生が教える「今月のExcelテクニック」』。2021年4月はExcelの最新事情に触れた質問から、指導における悩みまで幅広い疑問への質疑応答が行われました。

日本人初のMVP(Most Valuable Professional)Excel部門受賞者、田中亨先生の長年のExcel指導経験に裏打ちされた知見を学びましょう!

目次

  • モバイル版Excelのカードビューはデスクトップで再現可能?
  • Excelを初心者に教えるとき田中先生が意識していること
  • 印刷で任意のセルの内容を除外するには?

 

 

モバイル版Excelのカードビューはデスクトップで再現可能?

 

 

毎回視聴者から寄せられたExcelにまつわる疑問に答える本授業。「今回は非常に質問が多かったです」と田中先生は語ります。

 

一つ目の質問は「モバイル版『Excel』のカードビュー(縦長の画面で見やすいように整えられた画面)が気に入っているという受講生からのデスクトップで「カードビュー形式で表示」させる方法が知りたい」というもの。スマートフォンでもExcelを使えるようになったことで、さらにできることが増えたゆえの質問です。

 

しかし、先生の答えはシンプルな「ありません」。モバイル版のために作られた機能のため、デスクトップ版のソフトには反映されないようです。

 

リアルタイム受講生からここで「同じExcelでも保存する場所によってできる、できないがありますよね」というコメントが。これから先生が連想したのが「Windows10にアップデートすると、以前のバージョンでつくったExcelマクロが使えなくなってしまうケース」。デスクトップやドキュメントフォルダに保存することがその不具合の引き金となっているということです。このようにExcelの最新事情についても常に追い続けている田中先生の授業だからこそ、受講する価値があるといえるでしょう。

 


Excelを初心者に教えるとき田中先生が意識していること

続いて取り上げられたのは、新人にExcel指導する機会があったという方からの「セルに書かれた内容を上書きする際にいちいちバックスペースで先に書かれていた内容を削除する人がいて衝撃を受けた」という報告。

 

「これ、結構大事な話です」と田中先生。Excel指導に長年取り組んできた田中先生。ヒトに教える前には「これは言わなくてもわかる」「これは言う必要がある」という線引きを必ずしているそうです。そして「難しいことを話して人を困惑させてしまう人は、その線引きのハードルが高すぎる」と話します。田中先生は、人にものを教えて理解されなかったとき「自分が悪かったんだ」と必ず考えるようにしているとのこと。Excelそのもののノウハウではありませんが、指導を行う立場ならば役に立つかもしれない知見です。

 

続いてのテーマはExcel初心者に向けて教える「無駄な努力や学習をせずExcelの作業を速くする方法について」。

 

例えば何かの作業をしたいとき、どうやったらいいかわからないということがあります。そういうとき、調べることに時間がかかるのは必然です。しかし、やり方がわかっている人の間にも作業スピードの差が生じることはよくあります。先生が今までExcel指導をする中で気づいたのが、作業スピードが速い人は「常に次にやることを先読みで考えている」ということ。「そうでない人は一回一回止まっている」と先生は語ります。作業スピードを速くしたいという方は、個々の操作だけでなく目的を達成するための流れを意識してみましょう! 先生はショートカットキーを使うときも、今入力しているキーではなく次に入力するキーのことを考えているということです。

 


印刷で任意のセルの内容を除外するには?

ここでリアルタイム受講生からの「印刷のときに任意のセルの内容を除外するようにするにはどうすればよいのでしょうか?」という質問が受講生代表の中田さんから取り上げられました。

 

「ワンタッチでする方法はない」と先生。そのセルを非表示にする、テキストボックスを使うなどやり方は複数あるようですが、どれも手軽ではないようです。「今考えられる一番簡単な方法としては……」と先生が述べたのは「チェックすることで指定した部分が見えなくなる条件付き書式を施したコントロールをシート状にあらかじめ配置しておくこと」です。

 

次に取り上げられたのは長文の相談。「Excelシートを作成して作業が終了したら必ずA1セルにカーソルをもっていくように指示された」と話す相談者。「これはいわゆるローカルルールです」と先生は話し、地域や企業によって正解は異なると指摘します。ただ、先生自体もA1セルをアクティブセルにして渡された方がうれしいとのこと。カーソルが所定の位置に置かれていることで安心するというのがその理由。とはいえ、人にそうしろと強制するようなことではないとのことです。

 

次の質問には先生のデモ付きで回答が行われました。「Match関数を使ったマクロを作っていた」という相談者。範囲指定において配列変数を入れたところ、それでもエラーにならなかったため、ワークシートにおいて関数の中で配列を使うということについて知りたい、と考えているとのことです。

 

A1セルに数字が、B1セルに大文字のアルファベットが入力されているExcelシート。A1セルに1と入力するとB1セルにAが、2と入力するとBが、3と入力するとCが入力されるように、以下の式でB1セルに指定されています。

 

= INDEX({“A”,”B”,”C”},MATCH(A1,(A1,{1,2,3},0))

 

配列とは、式の中カッコで囲まれた{“A”,”B”,”C”}、{1,2,3}のこと。配列を用いることで、ワークシート内のセルに記載していない文字列を呼び出すことが可能になります。

 

 

もうひとつ配列の解説のために呼び出されたのが、以下のシート。

 

 

 

今回はINDEX関数、MATCH関数ではなく、VLOOKUP関数を用いて以下のようにA1セルとB1セルを対応させる仕組みが構築されています。

 

=VLOOKUP(A1, {1,”A”;2,”B”;3,”C”},2,FALSE)

 

今回はカンマ(,)とセミコロン(;)を用いて、二次元配列が構築されています。なかなか難しい手法ではあるものの、知っておいて損はありません。

 

今回紹介する田中先生の授業内容は以上です。

 

実際の授業動画ではデモ付きで作業を追いながら学べるため、より学びが深まるはず。ぜひSchooのサイトからチェックしてみてください!

 

「今月のExcelテクニック」はその名の通り、毎月行われている授業です。あなたもExcelで壁にぶつかったら田中先生に質問してみましょう。

 

文=宮田文机

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『田中亨先生が教える「今月のExcelテクニック」(2021年4月)』

 

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