目次
- “強み”の誤解あるある3選
- 「目に見える実績」と「目に見えない実績」
- “自分らしさ”は強みになる
- 強みを見つけるための4つの行動
2020.10.11
突然ですが、毎日の仕事は楽しいですか?
人生の多くを費やすことになる仕事の時間は、なるべくやりがいを持って楽しく過ごしたいというのはすべての人が思うものでしょう。
しかし、月曜日の朝は憂鬱になる、仕事しなくて生きられるならそうしたいと思っている人も少なくないはずです。
それは、あなたが自分の“強み”を見つけて仕事の中で生かせていないからかもしれません。
Schooの『自分の"強み"を活かすこれからの働き方の話』では、『自分の“強み”を活かして稼ぐ方法 私はこの仕事が好き!』(大和出版)の著者で「魂の女性成長支援・浅野塾」を主宰する浅野ヨシオ先生により、仕事を楽しくするための強みの見つけ方や、マインドセットの方法についてレクチャーがなされました。
本記事では授業の内容を「自分の強みを発見する方法」に重点を置いて抜粋、テキストでわかりやすくお届けします。
それでは、本当の強みとは何なのでしょうか?
ここで掲げられたのが以下の2つの条件です。
(1)実績に基づく出来ること・能力
(2)自分らしさ
「上記の2条件の掛け合わせこそが“本当の強み”なんです」と浅野先生。しかし、こう話したところよくある反応が「実績なんてすごいものは自分にはない!」というもの。あなたも内心浮かんだのでは?
しかし、これも実績という言葉を一面的にとらえてしまった結果かもしれません。
浅野先生によると、実績には「目に見える実績」と「目に見えない実績」の2種類あります。
「目に見える実績」は職歴・学歴・資格など、数字や記録としてはっきりと表れるもの。こちらの方だけを実績とする風潮は少なからずあります。しかし、それはすべてではないと先生はいいます。
「目に見えない実績」の説明のために先生が持ち出したのが自らの著書『たった1通で人を動かすメールの仕掛け』(青春出版社)の著者プロフィールです。28年間彼女がいなかった生活から一転、ネット婚活で前妻と現在の伴侶とであった実績を持つ浅野先生。そのときにメールで駆使したコミュニケーション術を盛り込んだのがこの本です。
「28年間彼女がいない」「前妻・今の伴侶とネットで知り合った」
一見どちらも実績には思えない経歴ですが、“コミュニケーションに困っている人”に対してアピールすべき実績としては十分なものでした。
要するに「実績かどうかは相手によって決まる」のです。誰に自分の技術を提供するのか、自分のやってきたことを誰にアピールするのかをまずは考えてみましょう。「『ただ実績がない』といわれても『わからないよ』という返事になってしまう」と浅野先生。相手のことを考えないと実績を掘り起こし切れないということを肝に銘じておいてください。
つづいて話題は2つ目のポイント“自分らしさ”へ。
自分らしさについて先生は「行動の一貫性による自分にしかない魅力」と定義します。
説明のために用意されたのが以下のコンテンツ。
浅野先生の体験した実話をもとに「自分らしさ」についての講義がなされます。自分の強みを知りたいと考えた浅野先生は主宰する塾の受講生の方々に「浅野先生自身の強み」を教えてほしいと頼みました。すると帰ってきた答えは「いくら悩みを相談しても、口説いてこないところです♪」「イケメンじゃないから何でも話せるところですね♪」「毎月セッションを受けても、主人に怪しまれないところよ♪」など。
多大なショックを受けた浅野先生ですが、このエピソードの趣旨はそこではありません。ここで言えるのは「らしさは“強み”になる」ということです。「イケメンじゃない」「人から関係を怪しまれない」そのような一見ネガティブな“らしさ”でも相手によっては魅力となります。
「自分の強みはじぶんではわかりづらいんだけれども明らかに存在するんだな」とそのエピソードを通じて考えるようになったと浅野先生はいいます。そして「強みって見つけるより受け入れる方が難しいんですよ」と続けました。特に「らしさ」に関してはそうでしょう。人それぞれに個性があり、例えば恋愛などにおいてわかりやすい魅力でない部分に人が惹かれる事例は複数存在します。
最後に強みを見つけるための具体的な行動を列挙しましょう。
まずは「ノウハウ・技術の棚卸し」です。具体的に進められる行動は以下の2ステップ。
STEP1:自分史を書く
STEP2:実績に基づく「できること」を洗い出す
生まれてから現在に至るまでを振り返り、そこから丁寧にできることを探していきましょう。
続いて行うべきなのが「『だれに(ターゲット)』『どこで(ポジション)』視点で自分だけの強みをつくる」こと。先ほど「実績かどうかは相手によって決まる」と説明がされました。さらにポジションについても考えることで、自分だけの強みが見えてきます。
さらに「自分らしさの調査」も行いましょう。他者の意見や自分の好き嫌いをもとに自分だけにあるもの・自分らしいといえるものを探します。
そして、とうとう「ブランド・プロフィールをつくる」フェーズに入ります。強みを可視化してわかりやすく伝えるイメージで。書き方に迷った際は先生の著書やSchooの講師プロフィール文を参考にしてみてください。
さて、自分の強みを見つけられる自信はついたでしょうか? 授業では「2種類の稼ぎ方」や「真面目さん向けの行動マインドセット」も紹介されています。より深く強みの見つけ方を知りたい方は是非ご覧になってみてください。
『自分の“強み”を活かすこれからの働き方の話』
http://schoo.jp/class/7183/room
文=宮田文机
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「この話は4コース、5コースかかるぐらいの内容なんですが、ダイジェストで話します」と「自分の“本当の強み”を知るには?」というテーマを掲げる浅野先生。
まず話しておきたいこととして挙げられたのが「“強み”の誤解あるある3選」。
誤解1:強みとはとびぬけたスキルと圧倒的な実績のことである
誤解2:強みは苦労を重ねてつくるものである
誤解3:自分よりすごい人がいたら強みではない
「こういった要素もありますが、ちょい違います」と浅野先生。強みにはこの枠に収まらない部分があるため、見つけるには頭をより柔軟にする必要があるといいます。