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2021.03.15

Column

第一印象は0.2秒で決まる!? 正しいオンラインコミュニケーションのコツ

第一印象は0.2秒で決まる!? 正しいオンラインコミュニケーションのコツ

新型コロナウイルスの流行によりオンライン上での会議や面談はもはや当たり前のものとなりました。しかし、「いまだに慣れない」という声も数多く聞かれます。コミュニケーションにおいて「伝える」ことと同じかそれ以上に大事な「聴き方」。みなさんはオンラインでのやり取りにおいて何か工夫していることはありますか?

一般社団法人日本マインドリーディング協会理事・日本ビジネス心理学会上級マスターでSchooの人気授業シリーズ『ビジネスで使える賢い心理学』で講師を勤める岸正龍先生は第14回『オンラインでも相手から好かれる「聴き方」とは』を開講。オンライン上でのコミュニケーションにはリアルとさまざまな違いがあることを前提としたうえで、そこでよい印象を与えるためのコツをレクチャーしてくれました。

本記事ではオンライン上でのコミュニケーションのコツがつまった授業の前半部分をテキストでお届けします。

目次

  • 人の第一印象が決まるのはたった0.2秒!?
  • 第一印象のほとんどは「○○」で決まる
  • オンラインでのコミュニケーションの前提となる「背景」「画角」の作り方
  • 「姿勢」「視線」「照明」の重要性も忘れずに!

 

 

人の第一印象が決まるのはたった0.2秒!?

 

 

まず先生が提示した問いが「第一印象は何秒で決まるでしょう?」。その答えは一般的に2、3秒~15秒くらいといわれています。雑誌CamCamのアンケート調査では、会った瞬間・会ってから数秒という回答が男性で40%、女性で50%以上を占めるというデータが得られました。先生は「これは意識できている判断のことであり、無意識下ではもっと早く判断が下されている」と話します。

 

日本ビジネス心理学会の会長を務める立正大学審理学部・齋藤勇名誉教授によると、「最新の研究では第一印象は0.2秒で決まる、と言われている」とのこと。「結局0.2秒って意識するより早いんですよね」と先生。先生自身、第一印象で講師らしくないといった印象を下されていると話します。

 

第一印象のほとんどは「○○」で決まる

それでは、一体第一印象はどこで判断されているのでしょうか?

 

コメントでは顔、雰囲気などの回答が寄せられましたが、CamCamのアンケート調査で得られた回答は“表情”の割合が目立ったと先生は話します。女性の場合は身だしなみの割合も高いですが、男女ともに70%以上の回答者が表情で第一印象を判断すると回答していることから、「いかに表情が大事かわかる」と岸先生は語ります。特に基本的には胸から上だけが映るオンラインのやり取りでは、表情がこれまでのコミュニケーション以上に重要になるのです。

 

 

 

「0.2秒という時間では視覚情報だけでしか判断できない」と先生。すなわち聴覚などの要素が加わることはなく、見た目だけでほぼほぼ第一印象は決まってしまうということなのです。そのことを覚えて、洋服や背景を含めた視覚情報、特に表情を重視してオンラインでの会話を進めていきましょう。

 

ここで忘れてはいけない大前提として先生が掲げるのが、第一印象が決まった後の「言動すべてで好き・嫌いの判断が蓄積されていく」ということ。ここから話は、オンライン上での第一印象はどこで判断されるのかの詳細に進みます。

 


オンラインでのコミュニケーションの前提となる「背景」「画角」の作り方

オンラインでは画角に収まる範囲に情報が限定されます。それは、リアル以上にそれらへの注目度が高まるということでもあります。ここでまず大事なポイントとして先生が指摘するのが「背景」。岸先生曰く。その人の顔と同時に背景の情報が無意識の中に入ってきます。先生の背景が赤いカーテンなのはSNS上での背景と色味を一致させることで「赤いバックの人はこの人だ」と意識づけたり、白い背景の人が多い中で目立たせたりといった効果を狙っての策なのです。

 

 

 

なかにはおとなしそうな人がボクシンググローブを飾る、音楽と無縁そうな人がギターを置いている、のように全然自分のイメージと違った要素があるとネタになったり印象付けたりするきっかけになるとのこと。背景が無意識に作用するのはバーチャル背景も同じで、宇宙の背景なら宇宙が好きなんだな、点のような背景ならスピリチュアルな志向があるのかな、と判断されるきっかけになります。

 

自分がどう見られたいのかを計算してまずは背景から作りこんでいきましょう。何の先入観も持たれたくないという方は白い背景がやはりベストということです。

 

つづいてのポイントは「画角」。「これは多くの場合『顔の大きさ』を指すと考えてください」と岸先生。上半身が映っていてある程度背景も映り込むのがベターな画角ですが、ときにはものすごく画面によってしまっている方や顔が画面からはみ出てしまっている方も存在します。

 

スマホを使っている場合は覗き込むことで上から見下ろしているような角度になってしまっている方も多く存在するとのこと。「これは、かなり威圧感があります」と先生。そのような状態では、話を続けるうえで相手に負担を与えてしまいかねません。

 

目線とカメラが合うような位置を意識して角度を調整することを先生はおすすめしています。

 


「姿勢」「視線」「照明」の重要性も忘れずに!

次に挙げられた要素は「姿勢」です。背もたれにもたれてしまうと、思っている以上に遠くにいるように見えてしまいます。また、顎が上がって生意気そうな印象を与えてしまうことも。背もたれのある椅子の方は、誰かが話しているときなどついつい気を抜いてもたれかかってしまいそうになりますが、自分がどう見えているかを意識することを肝に銘じましょう。

 

また、顎に手を置いて話す癖のある方も要注意。「退屈しているのかな」と悪印象を抱かせてしまうかもしれません。「手の動き」も見られていることを忘れずオンラインでのコミュニケーションに挑みましょう。

 

次が「視線」。通常、パソコンは自分の目線より下にあります。それはつまり、常に視線も下向きになるということ。しかし、前述の通り、目線はまっすぐカメラと合わせるのがベター。リアルでは簡単にできた相手と目を合わせるという行為がオンラインでは難しくなると先生は指摘します。その問題を解決するために、相手にグッと印象を与えたいときは目線をカメラに振る意識を持つことが重要になってきます。最初のあいさつの時などにカメラをまっすぐ見据える意識を持つだけで、大きく印象が変わってくる可能性があります。

 

最後のポイントが「照明」です。「暗いだけで第一印象をものすごく損するんですよ」と岸先生は断言します。オンラインでの会話を円滑にするための投資として「照明だけは買ってください」と先生。それだけ印象を左右するのが証明という要素なのです。先生自身は以下の画像のライトを活用されているということです。

 

 

 

本記事で紹介する岸先生直伝のオンライン上でのコミュニケーションのコツは以上です。これだけ盛りだくさんの内容ですが、まだ授業の半分にも届きません。ぜひ相槌や発言のコツについても取り扱われた後半の内容も録画授業を活用してご覧になってみてください。

 

文=宮田文机

今回取り上げたSchooの授業はこちら!
『ビジネスで使える賢い心理学 第14回 オンラインでも相手から好かれる「聴き方」とは』

 

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