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2020.05.20

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今注目のビジネスモデル“D2C”ってどんな意味? 例えば、どんな企業があるの? 【1分でわかるキーワード解説】

今注目のビジネスモデル“D2C”ってどんな意味? 例えば、どんな企業があるの? 【1分でわかるキーワード解説】

日々、新しい単語が生まれるビジネスの世界。しかし、忙しいビジネスパーソンにとって、常に知識をアップデートし続けるのは容易なことではありません。

そこでPENCILでは、ビジネス界における最新キーワードを1分で解説。今回取り上げるのは、“D2C”です。

今や世界的スポーツメーカーNIKEなども取り入れるビジネス手法で、靴やマットレス、化粧品ブランドなど様々なジャンルのD2Cスタートアップも登場。Amazonや楽天などの大手ECモールを脅かす存在とも言われています。


D2Cとは?

D2C(ディーツーシー)とは「Direct to Customer」の略称で、“メーカーが消費者に対して商品を直接販売する仕組み”のことです。

 

従来型の通販と異なりD2Cでは、ブランドサイトを立ち上げて情報発信を行い、SNSなどで顧客とつながり、ECサイトなどの自社チャネルで販売するところまでデジタルを活用して自社で行います。

 

D2CはスマホやSNS、3Dプリンターといったデジタル技術が発展し、情報発信や宣伝・広告、ものづくりの敷居が下がったことで生まれた今トレンドのビジネスモデルです。

 

その結果得られるメリットは以下の通りです。

 

・販売業者に支払う手数料が発生しない

・製造から広告、販売までブランディングを一貫して行える

・顧客と総合的に関係を構築し、直接データを収集できる

 

一方、デメリットは環境構築や認知を得るためにコストや努力が必要になることです。

 


もう少し深掘りすると?

D2C企業の多くはユニークなブランド体験や世界観を持ち、かつデジタルをうまく活用しています。

 

いくつか代表例を見てみましょう。

 

・Allbirds(オールバーズ)

シリコンバレーの靴のD2Cブランド。“サスティナビリティ(持続可能性)”を重視し、Instagramを活用したブランディングでも知られています。

 

・Casper(キャスパー)

ニューヨークのマットレスブランド。自社を“顧客とつながった初めての睡眠ブランド”と称し、アプリやSNSで睡眠コミュニティを生み出しました。

 

・BULK HOMME(バルクオム)

日本のメンズコスメブランド。“メンズビューティ”を価値観に掲げ、インフルエンサーマーケティングも積極的に活用しています。

 

ウェブサイトを所有するだけではなく、SNSやデジタル広告などを活用して自分たちの世界観をしっかり顧客に伝え、その結果確固たるファンを獲得しているのがD2C企業の共通点といわれています。

 

本記事で事前知識を蓄えたら、ぜひ関連する書籍や動画で深堀りしてみてください。

 


「D2C」をもっと知りたくなったら!

 

D2Cについてもっと詳しく知りたい! そんな方におすすめしたい授業が、「当事者たる起業家が考える、2020年テックトレンド」です。

 

この用語解説でD2Cの基本を理解した今なら、授業で解説されるD2Cビジネスについて十分に理解し、自身のビジネスに生かすことができます!

 

授業はこちらから↓

https://schoo.jp/class/6580

 

文=宮田文机

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