目次
- まずは「中身」を磨け! 「見た目が良くて中身が悪いパワポ」が最悪な理由
- 中身を磨く=「箇条書き」を作ることから始まる
2022.01.17
クライアントへのプレゼンや社内会議などで使う「PowerPoint(パワポ)」は、ビジネスパーソンにとって切っても切り離せない存在です。しかし、文字だらけになったり、図やグラフをうまく活用できなかったりする悩みも尽きません。
渾身の資料で挑んだのに相手の反応がイマイチだった……。そんな思いをしたことがある人は、Schooの連載授業「秒で伝わるパワポ術」で基本を学んでみては? パワポに関するノウハウで5万人以上のフォロワーを集めているパワポ芸人トヨマネこと豊間根青地先生が講師となり、わかりやすく伝えるパワポのテクニックを伝えます。
連載授業の第一回『パワポ芸人直伝! -イマイチなパワポをそれっぽくする-』では、パワポを道具として存分に使いこなすテクニックを伝授。本記事では、パワポを作るうえで忘れてはならない「中身」について言及したチャプターを深掘りしてご紹介します。
それでは、具体的に「中身を磨く」とはどんなことか、豊間根先生に教えていただきましょう!
豊間根先生のおすすめの方法は、「箇条書きを作る」こと。上記の図は、豊間根先生の代表作、昔話の「桃太郎」をパワポ化した際に作った箇条書きです。
提案資料を作りたい場合、結論、問題提起、解決策、安心・信頼、行動の5ステップに分けてパターン化します。次に、各ステップでどんなことを伝えたいか、箇条書きで書きだします。「この箇条書きの一つひとつが、スライドを作るときの一枚一枚のメッセージになる」とのこと。箇条書きを作ってからパワポを作れば、スライドで伝えたいメッセージが明確になり、「何が言いたいか分からない」状態を避けられます。
ここで豊間根先生は、受講生からの質問に回答します。「パワポセンスのない部下がいるが時間がないときも中身を磨かせた方がいいか?」という悩み。これに対し、豊間根先生は「中身を磨かせた方がいいと思う。パワポは作った感だけが出てしまうので、一回Wordで考えることをするといい」とアドバイス。Wordなら、箇条書きもしやすいですし、頭の整理がしやすそうです。
「箇条書きで骨組みを作って、少しずつ肉付けで良い?」「プレゼンは1スライド1メッセージと聞いたことがあるが桃太郎スライドは1スライドに入れるメッセージ数を決めている?」など、多数の質問にも答えているので、ぜひ実際の授業でご確認ください。
授業では、タイトルにもなっている“イマイチなパワポをそれっぽくする”うえでの3つのポイントを指南。型を作る、脇役を弱める、Zに並べる。それぞれのポイントには、どんな意図が隠されているのでしょう? 豊間根先生は実例も一緒に紹介しているので、次の資料作成からすぐに“それっぽい”資料が作れるはずですよ!
文=田中ラン
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パワポを体裁良く見せようと、素材サイトからダウンロードしたテンプレートを探すこともありますよね。しかし、豊間根先生は「素材や飾りから入ることは非常にナンセンス」と一刀両断! その理由を話します。
パワポ作りの初心者には、まず「見た目は悪いが中身が良い」完成形を目指すように豊間根先生は推奨します。
装飾がきれいだったりかわいいアイコンを使ったりしていると、作った気分になるもの。そうすると、「おしゃれだけど何が言いたいんだ?」と突っ込みたくなる、何も目的の果たせないパワポに成り下がってしまいます。