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2020.08.23

Column

「Society5.0」って何? DX時代に日本が向かう未来とは?

「Society5.0」って何? DX時代に日本が向かう未来とは?

2020年7月5日、2020東京都知事選挙が行われ、現職の小池百合子氏が当選しました。東京の、そして日本の未来はどうなっていくのか、その機会に改めて考えた人も多いでしょう。

日本の未来に深くかかわるキーワードの一つがSociety5.0。耳にしたことがある、という方も少なくないはず。しかし、その実態についてはっきりと答えるのは意外と難しく感じられるのではないでしょうか。

そこでSchooの人気授業『Bridge the GAP』の第26回「Society 5.0、東京都はテクノロジーでどう進化する?」では、株式会社MINER STUDIO代表でYouTubeにてニュース解説活動も行う石田健先生を講師に迎え、Soeciety5.0の実態や現在も水面下で進む変化などについて解説しました。

この回から導入されたグラフィックレコーディングで見た目にわかりやすくおさらいもされるこの授業。この記事ではテキストで内容を知りたい、という方に向けて要約したポイントをご紹介します。

目次

  • Society5.0とは何か
  • Society5.0を象徴するキーワード
  • 東京で進められている取り組みを3つに分類すると……?

 

Society5.0とは何か

 

 

最初に行われたのは授業をリアルタイム受講している受講生の皆さんへの問いかけです。「テーマに関連して、わからない言葉、理解できない概念など、本音をできる限り投稿してください」と問いかけたところ、「4.0はあったのでしょうか?」「誰が考えている?」といったコメントが。

 

このような疑問に石田先生は基礎からわかりやすく回答していきます。

 

 

Society5.0は“目指すべき未来社会の姿として2016年に国が提唱した新たな社会のコンセプト”。これまで、社会のコンセプトは以下のように4段階で変化してきたという前提のもと、より現代社会のニーズに応えた情報化社会を構築するという志が込められています。

 

・Society1.0:狩猟社会
・Society2.0:農耕社会
・Society3.0:工業社会
・Society4.0:情報社会

 

Society5.0の実現により地域、年齢、性別、言語などによる格差を払拭し、住民一人一人のニーズや潜在的なニーズに対してまできめ細かな対応が可能になるとのこと。そもそも2016年に提唱された背景には、ドイツの「インダストリー4.0」、米国の「先進製造パートナーシップ」、中国の「中国製造2025」のようにテクノロジーで国をアップデートしようという取り組みが世界中で進められており、日本もその流れに追いつく必要があったという事情があります。


Society5.0を象徴するキーワード

Society5.0を象徴するキーワードとしては「IoT」「人工知能(AI)」「ロボット」「自動走行車」などが挙げられます。

 

一人一台スマホを持つことが当たり前になり情報化社会が進んだものの、知識や情報が十分に共有されていない、正しい情報と間違った情報の区別が必要、年齢や障害で労働や行動範囲に制約があるといった問題は存在します。上記の技術を導入することでそのような問題を解決することが志向されています。

 

 

とはいえ、「本当にそのような社会が実現できるのか」「具体性はあるのか」「AI、IoTを万能薬だと思いすぎていないか」といった批判もあります。ハンコ文化や紙文化がいまだに日本で根強いことは皆さんもご存知の通り。日本は縦割り行政で変化に消極的なイメージを持っている方も少なくないでしょう。

 

ただしこういった議論は世界でも紛糾しています。5Gやファーウェイ問題、中国に抜かれた米国の科学論文数、製造業においてG7が新興国に逆転を許してしまっていること……などアメリカやEUの国々も含め変化を求められていることは変わりません。

 

そういった状況で現状を何とか変えようという取り組みがSociety5.0なのです。

 


東京で進められている取り組みを3つに分類すると……?

石田先生自身は「意外と東京はうまくやってるのでは」という所感を持っているそうです。

 

具体的に進められている「スマート東京」の取り組みは以下の通り。

 

1.「電波の道」で「つながる東京」(TOKYO Data Highway)
2020年の東京五輪に向けて5G・Wi-Fi環境の整備や5Gアンテナ基地局の設置促進が進められている

 

2.公共施設や都民サービスのデジタルシフト(街のDX)
DXによる災害対策(被災情報のリアルタイム把握・ドローンによる河川土砂災害の収集)、キャッシュレスの普及が推進されている

 

3.都庁のデジタルシフト(都庁のDX)
行政手続きのデジタル化、脱ハンコ文化、納税等のキャッシュレス化などが実施され始めている

 

これらの取り組みが2025~30年を目途に進められているとのこと。今回の都知事選でも各候補者が掲げる公約に関連するものがありました。都民の皆さんはその点も踏まえて候補者選びに生かすことができたでしょうか。

 

先生は、ここまでの内容をまとめてこれから起こるかもしれない変化を「まちづくり」「行政・手続き」「選挙」の3軸で分類・整理しました。

 

 

データをもとにしたまちづくり、行政・手続きのアップデート、選挙の効率化……。これらの内容をまとめてみるとなるほどニュースなどでよく取りざたされる論点だなと感じられるのではないでしょうか。

 

先生によると、都の副知事が元ヤフー社長の宮坂学氏であることもあり、東京中心に改革が進められている面があるようです。地方の方も東京をベンチマークとして、これから必ず地方にも波及していくであろう変化を注視していきましょう。

 

一通り先生により基礎知識が授けられた後に提示されたのが、サマリーデザイナー/グラフィックレコーダーの高田由菜先生によるグラフィックレコーディングです。

 

 

わかりやすく整理された論点を踏まえて、「新型コロナウイルスの流行でSociety5.0は進んだ?」「日本のプログラミング教育の現状を先生はどう考える?」などリアルタイム受講生が気になっているポイントについて質疑応答がなされました。

 

いずれにも先生によるわかりやすい回答が行われていますので、気になる方は実際の授業の動画にアクセスしてみてください。『Bridge the GAP』当日は「#ギャップを埋めよう」でTwitterでのコミュニケーションも行われています。そちらを検索してみても授業の理解が深まるかもしれません。

 

今回の授業はこちら!ぜひチェックしてみてください。

 

『Bridge the GAP -あなたのギャップを埋めるビジネス・テクノロジー番組- 第26回 Society 5.0、東京都はテクノロジーでどう進化する?』http://schoo.jp/class/7143/room

 

『Bridge the GAP』にはほかにも「DX時代、いかに自身のキャリアを築くか?」「SalesTech、未来の営業の役割は?」など気になるテーマが多数用意されています。

 

冒頭5分は無料でお試し受講できますので、気になる方はぜひのぞいてみましょう。

 

『第22回 DX時代、いかに自身のキャリアを築くか?』

 

http://schoo.jp/class/7044/room

 

『第27回 SalesTech、未来の営業の役割は?』

 

http://schoo.jp/class/7151/room

 

文=宮田文机

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