目次
- 完璧主義より「達成主義」。絶対に目標が叶えられるコツとは
- 「達成主義」と「完璧主義」の違い
- 達成しやすい目標は「リズム」がある
- 「達成グセ」がつかないのは慣れていないだけ!
2021.12.02
「ポジティブ思考」で豊かな生き方を手に入れる! Schooの人気連載授業「人生を変える ポジティブサプリ~前向きになれるテクニックを毎月学ぶ~」。
本授業では、これまでに「人間関係をよくするポジティブ思考」など、経営コンサルタントの横山信弘さんを講師に、ポジティブな発想で日々のお悩みを解決するテクニックを学んできました。
第6回目のテーマは、「なぜポジティブのほうが目標達成しやすいのか?」。目標達成にもポジティブ思考は必要ですが、反対に、ポジティブ思考が目標達成にも大きく関係します。その理由を、授業から深掘りしていきましょう。
完璧主義の人は、目標を定めたら、ぴったりに達成しようと努力します。例えば、1カ月に5冊読む習慣を身につけようとして、「逆算して1週間に1.5冊、毎日40ページずつ読む」といった目標設定。横山先生はこれに対し、「悪くはないけど本当に読める? と思う。最初は頑張るけれどたいてい挫折する」と苦言を呈します。
ポジティブ思考で目標を達成するには、「達成主義」であることが大切だと横山先生は言います。似ている言葉で「完璧主義」が思い浮かびますが、全くの別物。
一方、達成主義の人は、目標達成のためにハードルをとにかく下げます。先ほどの読書習慣を例に挙げると、いつも1カ月に1冊程度をなんとなく読んでいるのであれば、「1カ月に1冊は必ず読み切っておく」と、スタート時に達成ハードルをかなり下げておきます。それを3~4カ月続ければ、絶対に目標を達成した満足感で自信がつき、「2冊必ず読む」「3冊必ず読む」と少しずつハードルを高くすれば、ゆくゆくは毎月必ず5冊を読めるようになります。
最初からハードルを高く完璧主義で挑もうとすると、目標達成は叶いません。
次に先生は、「達成しやすい目標」について話します。
まず、達成しづらい目標は、リズムがない目標。毎月5冊本を読む、と目標を定めても、31日間のうち30日間は何もしなくて残り1日で5冊読んでも、目標達成と言えますよね。これはリズムが作りづらく、目標を意識していいか分からなくなります。
このことから分かるように、達成しやすい目標は、リズムがある目標です。毎週月~火に読む、毎日夕食後に30分読む、など、「必ずやる時を意識する」のが大事です
目標達成のために、完璧主義ではなく達成主義であること、そしてリズムのある目標設定をすることが重要だと学びました。とはいえ「それこそが難しい」と感じる方もいるのでは。
しかし横山先生は、「達成グセに慣れていないだけ」とフォロー。
「慣れていないだけ」は、できないこと、苦手意識があることを克服する魔法の言葉です。人前で話す、雑談、飲み会……「自分には向いていない」と避けがちだったことも、慣れていないだけ!と思うと、なんだか少しトライしてみようと思えてきませんか?
「ポジティブな人ほど慣れていないこともやる。慣れていなくても、『まいっか、やっちまえ!』と割り切れるから、目標達成しやすい。これはとても重要なこと」と横山先生。慣れるまで、何回もやるだけ。絶対にクリアできて、リズムのある目標設定に慣れてしまえば、あらゆることをコツコツ達成できるに違いありません。
授業の合間に、横山先生は大量に寄せられた受講生からの質問に回答。
「期限を切って、息切れし、途中で投げ出してしまうよりも、休み休みでも継続してコツコツ取り組める方が長い目で見ると目標達成に近づくのでしょうか?」この質問に対する横山先生の回答は? 実際の授業でご確認ください。
文=田中ラン
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目標達成をするためには、完璧主義ではいけない! と焦ってしまうもの。しかし、“目標を「絶対達成」させるコンサルタント”として知られる横山先生ご自身は、「とても大雑把」と自称します。大雑把でありながら、ポジティブ思考でかつ目標を達成できているのには、どんな理由があるのでしょうか。