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2022.06.16

column

お金は持っているだけだと価値が下がる──。投資を始めないリスク

お金は持っているだけだと価値が下がる──。投資を始めないリスク
動画:「30歳までに知っておきたい投資の知識」より

みなさんは「投資」についてどんなイメージを持っていますか。

「興味はあるけど、損をするかも……」と手をこまねいている人も少なくないのでは? でも、それは逆にリスクを呼んでいるのかも。

投資をしないことがなぜリスクになるのか。その逆説的な考え方の根拠はなんなのか、解き明かしてみましょう。

※この授業はSchoo「30歳までに知っておきたい投資の知識」の授業を再編集したものとなります。
 

担当の先生

南 祐貴(セカニチ) 先生

#世界最速で日経新聞を解説する男 / セカニチ

目次

  • 50年後も100年後も変わらず、株の構造は「コツコツドカン」
  • おにぎりの価格で知る、“投資をしないリスク”
  • 元手が多くなくてもできる「投資信託」の仕組み
  • 「つみたてNISA」がノーリスク・ハイリターンな理由

 

 

50年後も100年後も変わらず、株の構造は「コツコツドカン」

株の構造をシンプルにいうと「コツコツドカン」。

 

コツコツドカンとは、時間をかけて少しずつ(コツコツ)上がっていって、あるところで大きく落ちる(ドカン)という株価の流れのこと。この現象が起きるのは、投資は横並びでほかの人や組織の動きを追うように株式投資を進められるから。

 

ほかの様子をうかがいながらコツコツ投資を増やしていって、誰かの動きに合わせてサッと引くということです。

 

そしてこの法則は、「絶対50年後も100年後も変わらない」と言われています。

 


おにぎりの価格で知る、“投資をしないリスク”

ここでクイズです。

 

1940年の頃、おにぎりはひとついくらで販売されていたでしょうか?

 

その答えは、なんとたったの「5銭」。現在、おにぎりはひとつ100円程度で販売されていますが、物価は1940年から現代にかけて2000倍に膨れ上がったことになります。

 

 

2011年から2020年にかけては、通貨の供給量が5倍になっています。それならば、物価も収入も5倍になっているはず。しかし、日本は経済のゆがみから物価が上がりきっていません。

 

そこで何とか物価を上げたいと考えているのが日本銀行のトップ、黒田総裁です。日本は国債で借金をしており、物価を上げることでその価値を実質的に減らすことができるため、物価を上げるインセンティブがあるのです。とはいえ、お金を刷りすぎるとハイパーインフレーションになってしまうため、徐々にバランスを保ちながら物価のバランスをとるのが日本銀行の役割のひとつです。

 

物価が上昇するということは、同じ1000円でも買えるものが変わってくるということです。例えば、1940年には1000円で車を買うことができました。しかし、今ではランチをしたら、1000円くらい平気で使い切ってしまいます。

 

すなわち、お金をただ持っているだけではどんどん価値が下がっていくのです。これが、「投資をしないリスク」。

元手が多くなくてもできる「投資信託」の仕組み

とはいえ、「株を買いたいけれど、元手がないと……」とため息をついている人もいるでしょう。

 

そこで頼りになる制度が「投資信託」です。これは、ファンドが大勢から集めたお金を代わりに国内や海外の株式、債券などで運用する制度のこと。運用を代行してもらう代わりに1%程度手数料を支払い、それ以上のリターンを狙うのが投資信託の基本です。

 

たとえば「ひふみ投信」では、2010年~2020年の10年で約5倍のリターンが得られたとのこと。とはいえ、明日株価が上がるか下がるかは誰にもわかりません。大切なのは、自分の頭で考えることです。しかし、30年などの長期で見れば株価は常に上がっているのもまた事実。長期的な視点を持って投資には取り組みましょう。

 

「つみたてNISA」がノーリスク・ハイリターンな理由

また、「ノーリスク・ハイリターン」と評される投資方法が「つみたてNISA」です。株価は長期的にみれば必ず上昇すると考えられます。すなわち、毎月機械的に一定額、長期の期間でお金を積み立てるのが投資の必勝法なのです。そして、それを自動でやってくれる上に、利益を非課税にしてくれる制度がつみたてNISAです。

 

NISA以外の投資信託の商品は、利益が出たら約20%の手数料が引かれることになっています。つみたてNISAは年間40万円の枠が設けられており、最大3万3,000円/月、投資することができます。余裕がある人は月3万3,000円、学生など余裕がない人は月3,000円でもコツコツ投資するのがオススメ。

 

将来の金銭的なリターンにつながるのはもちろん、投資を通して世の中の動きに興味を持てるというメリットが得られます。また、複利の威力はすさまじく、40万円を年間16.2%の利回りで放置すると、20年後には計算上20倍の800万円になります。

 

 

 

 

みなさんも投資の威力の大きさに驚かれたのではないでしょうか。興味を持った人は明日から、コツコツ投資をはじめましょう!

 

文=宮田文机

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