本日は『「投票はノリでいい」衆院選2021 お金持ちになりたければ選挙に行こう』です。

2021年10月31日ハロウィンの日に、日本で一番大きな選挙（衆議院選挙）が行われます。
心のハードルを下げて気軽に投票ができるように解説をしていきます。極論を言えば、誰に投票してもいいです。選挙に行きましょう。

お金持ちになりたいなら選挙に行くべきだと言っても、「何の関係があるの？」と普通は思います。身の回りの人に、お金持ちになりたいならまず選挙に行く、そして誰に投票してもいい、その理由を説明できることが今回の授業のゴールです。

その前に本日のルールがあります。今回は「投票に行こう」という話がメインです。
1つの政党に関する「批判」「賞賛」はありませんので安心して最後まで聞いてください。

「怒りの感情」は無意味ですし、絶対にNGです。文句があるなら民主主義に則って投票に行きましょう。

2021年10月31日(日)は日本国の大大大イベントである衆議院選挙が行われます。必ず選挙に行きましょう。もし当日に行けない方は期日前投票を行いましょう。
僕は当日ハロウィンのコスプレをして投票に行こうと思います。

なぜ投票に行くべきか、様々な理由があります。例えば年金についてですが、今のままだと将来は年金を貰えないかもしれません。仮に貰えたとしても物価が上昇していたり、貰える年齢の基準が上がったり。

他の例では、女性が素敵な男性と結婚をしたいと考えています。しかし、結婚や出産にはお金が必要です。理想があっても現実的にお金がなかったら結婚や出産ができないことも。

無関心なまま今を過ごし、65歳になってから後悔しても遅いです。
自分の身は自分で守るしかありません。自分の身の守り方を、まずは投票に行くことから変えていきましょう。

多くの人が政治は難しいと考えていますが、実は全員が小学校の義務教育で習っています。ただ、忘れてしまっている方もいると思いますので、簡単に復習をしてみましょう。

まずは国会の構成です。衆議院と参議院の2つが存在しており、衆議院は任期が4年となっています。急な解散があるので、より世論に対応しやすいです。
衆議院の解散総選挙は突然行われる場合もあり、その際に議員465人まとめて選挙が行われます。

参議院は任期が6年で、一度選ばれると6年間固定で議員になります。解散がないので長くじっくりと議論をしていく特徴があります。
参議院の選挙は3年ごとに半分づつ、248人が選ばれます。

ちなみに衆議院は国民の声を反映しやすいため、参議院よりも力が強いとされています。大臣や幹事長などの役職持ち、党代表のほとんどが衆議院です。

なので間もなく行われる衆議院選挙は、日本国の大大大イベントとなっています。ぜひ、選挙に行きましょう。

少し話題を変えまして、税金の話をしましょう。よく日本の税金は高いと言われますが、実はそんなに高くありません。日本の消費税は5%→8%→10％に上がって税金が高いと日本人は言いますが、デンマークの消費税は25%です。

デンマークは消費税が高い分、学費や医療費が無料となっています。要するに税金を多く徴収する代わりに、国民にその税金をしっかりと分配をしています。
そしてその分配が正しくされているか、国民一人一人がチェックする意識と文化があるため投票率はなんと「85%以上」あります。

一方、日本は2019年の参議院選挙の投票率が49%しかありませんでした。このような投票率の低さでは学費も医療費も無料になるはずがありません。なぜならみんなが何も意見を言わないなら「このままでいい」と思われてしまうからです。

僕には夢があります。日本の投票率も85%を超え、デンマークのような国になって欲しいです。

ちなみに4年前の衆院選では若者の投票率がダントツで低かったです。その理由として、同時期に某芸能事務所に所属する芸人の闇営業騒動を連日メディアが報道しており、若者がテレビに釘付けになっていたからです。

俯瞰して見てみるとアホらしいじゃないですか。このままで本当にいいのかと。さすがに2021年は変わりませんか？
自分が変わることは当たり前ですが、ぜひ周りの人にも投票を促すようなムーブメントを作りたいと僕は思っています。

僕はこのままではいけないと思っています。まさにこれは茹でガエル現象でして、最初は極楽そうに湯に浸かっているカエルも、2021年頃になるとおやおや？と異変を感じるようになり、2035年にはグツグツ煮えたぎってきて2050年にはポックリ逝ってしまっていると。

このような茹でガエル現象が今まさに起きています。僕はこの状況を何とかしたいと考えており、アンチテーゼとして選挙当日はカエルのコスプレをして行こうと考えています。

2017年の衆院選における20代と60代の投票率の違いですが、20代（1200万人）の投票率が34%、棄権が66%。60代（1700万人）は投票率が72%、棄権が28%でした。
この数字を見ると、当選したい政治家は「お年寄り向けの政策だけすればいい」と考えてしまいます。この状況を変えるために、僕は投票はノリで良いと考えています。

その理由として、今まで棄権していた若者が「投票はノリでいい」と知り選挙に行くようになると、候補者同士で接戦になります。接戦になると若者世代にも税金を使わないと落選するため、政治家は危機感を持ち始めます。

つまり、大切なことは投票率を上げて政治家を焦らせることです。みんなが適当にノリで投票するだけで社会が大きく変わります。だから投票はノリで良いのです。とにかく投票率をあげることが大切です。

このままだと若者は搾取されてしまいます。だから皆さんで選挙にいきましょう。固く考えなくて大丈夫です。心のハードルを下げて「だ・れ・にしようかな〜」で決めたり、もしくは名前を書かずに白票でもいいです。

白票には良いところがあります。もちろん無効票になってしまいますが、「選挙に行った！白票を入れた！」と周りの人に堂々と言えるのです。そうすると周りの友達も選挙に行くムーブメントに繋がります。

また、投票は手ぶらでOKです。投票所に行くと名簿がありまして、自分の名前と住所を伝えてリストに名前があれば投票券が発行されます。なので身分証明書がなくても手ぶらで投票が可能です。

もちろん家に届く投票所入場券があれば30秒で投票が済みますし、入場券がなくても保健所や運転免許証を見せれば3分で終わります。

誰に投票すればいいか分からない場合は『候補者アンケート（NHK選挙）』で検索してください。候補者に対してアンケートが行われ、それに対しての回答が一覧で記載されています。例えば選択的夫婦別姓に賛成反対、憲法9条改正に賛成反対どちらの立場かなどを知ることができます。

候補者アンケート（NHK選挙）
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/survey/

これは今後全ての選挙においても候補者アンケートが出てきますので、一生使える知識として持っていてください。

では「1票で社会は変わるのか？」についてお話しします。

結論から言うと、あなたの1票で社会は変わります。
具体的に説明すると、今夏に行われた都議会議員選挙（目黒区）において、上位3名が当選し、4位の方が落選しました。しかし、3位と4位の差はなんとたったの6票差でした。

有権者が23万2430人（投票率43%）で、投票しなかった人は13万4203名でした。投票しなかった人が動いていたら結果は変わっていました。なのであなたの1票で社会は変わります。

ただし、賢い人は3位と4位が入れ替わっても、どちらも野党だから変わらないことに気がつきます。ですが次の事例を見てください。

同じく今夏に行われた都議会議員選挙の北多摩3区において、3位の与党議員と4位の野党議員の差はたったの354票でした。この354票は有権者数26万6201人の内の0.13%です。

なので何度も言いますが、投票はノリで良いので選挙にいきましょう。あなたの1票で社会は変わります。

ありがとうございました！
今までの授業で扱った資料も全て公開しています。よければこちらからご覧ください！
https://note.com/sekanichi/n/na47dd2e5e081