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2020.07.07

column

元々は軍事用語? 見通し不透明な近年の世界状況をあらわす“VUCA”(ブーカ)とは?

元々は軍事用語? 見通し不透明な近年の世界状況をあらわす“VUCA”(ブーカ)とは?

日々、新しい単語が生まれるビジネスの世界。しかし、忙しいビジネスパーソンにとって、常に知識をアップデートし続けるのは容易なことではありません。

そこでPENCIL by Schooでは、ビジネス界における最新キーワードを1分で解説。

今回取り上げるのは、“VUCA”です。本記事で事前知識を蓄えたら、ぜひ関連する動画で深堀りしてみてください。


VUCAとは……

VUCA(ブーカ)とは、将来を見通すことが困難な状況を表す言葉で、以下の4つの英単語の頭文字で構成されています。

 

・Volatility(変動性)

・Uncertainly(不確実性)

・Complexity(複雑性)

・Ambiguity(曖昧性)

 

IT技術の発達によりイノベーションが生まれやすくなり、技術やビジネスモデルの「変動性」は非常に高まりました。

 

そんな状況下で世界の「不確実性」は増し、予想がつかない結果がもたらされることもしばしば。自然災害、法改正、IT技術の発達、SNSの反応……変化の要因が無数に存在するため、現代では物事を確実と断言することが非常に難しくなっています。

 

またグローバル化が進み多様な文化・制度の中で暮らす人々と関わる機会が増えたことで高まったのが「複雑性」。

 

複雑な課題が絡み合い常に変動しているため、はっきりと答えを出すことができず「曖昧性」に立ち向かわなければならない状況となっています。

 

そうした現代の状況を一言で表せるのがVUCA。元々は軍事用語でしたが、近年の状況を表すのに最適だとしてビジネスの現場でも用いられるようになりました。

 


もう少し深掘りすると?

VUCA時代に立ち向かうために有効な思考法として挙げられるのが「OODAループ」です。OODAループは以下の4つの英単語で構成されています。

 

・Observe(観察)

・Orient(状況判断)

・Decide(意思決定)

・Act(実行)

 

「みる→わかる→きめる→うごく」の4行動を繰り返すOODAループは、VUCA時代に成果を出すにあたって最適な思考プロセスだといわれています。

 


「VUCA」をもっと知りたくなったら!

 

「VUCAについてもっと詳しく知りたい!」 そんな方におすすめしたい授業が「VUCA時代の仕事のキホン」です。

 

授業ではVUCA時代に即した新しい仕事のキホンを、シリーズ140万部を突破した『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』著者である河野英太郎先生から学べます。

 

授業はこちらから↓

https://schoo.jp/class/6228

 

テキストで引き続き、学びたい方はこちらもどうぞ。

 

発売前の読書会 - ハック思考の著者に直接学ぶハック思考の全て

 

https://pencil.schoo.jp/posts/3nqdAnb2

 

文=宮田文机

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