目次
- あなたは嫉妬をするタイプ? 実は「嫉妬だらけ」の人の方が強い!
- 「嫉妬した経験はありますか?」悩める受講生たちの回答は……?
- 「この人、嫌い」は整理しないと、ずっと付きまとう!
2022.02.06
どんな人でも多かれ少なかれ「嫉妬」の感情を抱いた経験はあるはず。良いプロジェクトに抜擢される同僚、上司に気に入られる後輩、プライベートが充実している学生時代の友人……その対象は、挙げればキリがありません。
Schooの連載授業『ビジネスでもプライベートでも選ばれる~愛されコミュ力~』今回のテーマは「嫉妬との上手な付き合い方」。避けられない嫉妬心といかに向き合い、日々を軽やかに過ごす方法を伝授します。
講師は、ANAのグランドスタッフとして100万人以上を超えるお客様サービスに携わった経験を持つ、育成・コミュニケーション専門家の桑野麻衣先生。先生が質問を投げかけ、受講生が回答。その答えにアドバイスをしていきます。本記事では、アドバイス内容を深掘りして紹介します!
最初の質問は、ずばり「嫉妬した経験はありますか?」。あまり認めたくない感情ではありますが、たくさんのコメントが寄せられました。
まず、「嫉妬だらけです」という受講生。桑野先生は「素敵! ブラボーですよ」と親指を立て、「それを認めたところから、人生が好転する。“嫉妬だらけ”と言えた人は本当に強い」と続けます。嫉妬の感情を認めることから、自分の弱みや本当の願望が見えてくるということです。
続いてのコメントは、「『いかにも、女子!』を振り撒いている人を見ると、嫉妬というか、羨ましいというか、自分にはできない!と思ってしまいます」。これに対し、桑野先生は「分かります~!」と第一声。桑野さんの知人にも似た感情を持った人がいるそうで、その人自身が感情を分解したところ、「本当は女子っぽい人が苦手じゃなくて、女を武器にしている人や女であることを悪く使う人が苦手だと気がついた」そう。
「誰かに嫉妬しちゃうんだけど、同じ条件で似たような人でも嫉妬しない対象がいる。ということは、深層心理が違うのかも? と深く追求していくのは、(嫉妬とうまく付き合うための)いいトレーニング」と桑野先生は分析します。
次の質問は、「嫉妬している相手の特徴は?」。いろいろな答えが集まる中、「好き・嫌いは嫉妬感情を大きく左右すると思う」というコメントに、桑野先生は大きく同意。
「『嫌い』というところにヒントがある。嫌いだ、と思う感情を理解しないと、また似たような嫌いな人が現れる」と苦言。
嫌いな人を研究して気持ちを整理すると、嫌いだった人が目の前から消えるそう。それは目に入ってこなくなるということ。「嫌いな人から逃げていくより、自分の心を整理する方が早い」と桑野先生。
どうしても苦手、なんとなく気に食わない、そんな相手が仕事先にいる場合、いかに避けるかを考えるのではなく、「なぜ嫌いか」を分解して理解することが、心地よく働けるヒントになるかもしれません。
授業では、さらに桑野先生からの質問が続きます。「自分になくて嫉妬する対象の人にあるものは?」という質問は、先ほどの“嫌いな人”への感情のように、分解する意味を込めています。受講生の皆さんはどんな風に答えたでしょう?皆さんも、思い浮かべてみながら、実際の授業でご確認ください。
「嫉妬」する気持ちそのものを否定したり、隠したりすると、余計に苦しくなり、同じ感情がずっと付きまとってしまうもの。自分の感情を認め、なぜ相手にこう思うのだろう?と考えていくことがおすすめです。心にくすぶる嫉妬の火種を少しでも和らげ、より良いビジネスライフが送れますように!
文=田中ラン
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「皆さんは嫉妬に苦しむことはありますか? また、嫉妬した経験はありますか?」
桑野先生の質問に、受講生から数々の答えや悩みが届きました。さて、どんなアドバイスを投げかけているでしょう?