目次
- 在宅ワークのリスク!「アンカリング効果」とは?
- 仕事スイッチを入れるポイント
- 在宅ワークで「絶対達成」はできるか?
- 「絶対達成」ができない人の特徴
2020.07.27
在宅ワークを導入する企業が増えましたが、家だといまいちスイッチが入らない方もいるのではないでしょうか。仕事モードに上手に切り替われるコツがあればぜひ知りたいですよね。
そんな悩みに答えてくれるのが、『絶対達成マインドのつくり方』『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著書として知られる経営コンサルタントの横山信弘先生。
ここでは、在宅ワークでも目標を「絶対達成」する仕事スイッチの入れ方についてご紹介します。
横山先生は、仕事スイッチの入れ方を伝える前に、「アンカリング効果」についてレクチャー。
アンカリング効果とは「条件づけ」という意味で、脳は何らかの刺激を受けると何らかの反応をし、刺激が強ければ強いほどある一定の反応をします。例えば、梅干しを想像するだけで唾が出てくるのは、味覚によるアンカリング効果です。
在宅ワークの場合、「場所」のアンカリング効果が発揮され、本来であればリラックスできるはずの自宅が「在宅ワークをしていた嫌な場所」と脳が認識してしまう恐れが。在宅ワーク中もできればネガティブな感情を持たずに働くことが大切です。
さて、前述したアンカリング効果を活用して、仕事スイッチの入れ方を学びます。
ポイントは、スイッチの場所と入れ方を覚えること。
自分は自分を操縦するパイロットだと思い、「ここぞというときに自分がパッと起き上がるスイッチ」を知っておきます。
横山先生は例として、上司や同僚に電話をすることを薦めます。就業前に挨拶をしたり雑談したりして気を引き締めるだけで、仕事スイッチが入りやすくなります。ただ、ここぞという時にだけ使うようにしないと、効き目がなくなってしまうので要注意。
次に、横山先生が提唱する「絶対達成」を在宅ワークでもできるノウハウについて学びます。
10億円の売り上げを1兆円にしてほしい、と言われたとしたら、あなたはどう思いますか? 1カ月では無理だとしても、1万年ならできそうです。そう、絶対達成は「期限」が重要。「目標は達成できる、しかしその目標はいつまでに達成できるか」を判断軸にすることです。
【秘訣1】目標の立て方
横山先生は、有名な「SMARTの法則」を例に説明します。仮に「ベストセラー作家になりたい」と思っているとしたら、100万部の本を1冊出すのか、1万部の本を10年間出し続けるのか、他人が見ても計測可能な目標にすることが大切です。
【秘訣2】最低必要努力投入量(MER)
「何をやってもうまくいく人は、この最低必要努力投入量が大体分かっている」と、横山先生。新しい事業を立ち上げたいと思ったとき、プライベートの時間を削ったり勉強の時間を増やしたりと、どれくらい努力すべきか想像できるからです。
逆に、何をやっても達成しない人は、自分のできる範囲で自分なりに頑張っている人。事実、横山先生も新規事業のコンサルタントを請け負う際、今までのやり方では絶対に達成できないと断言しているそう。
一方、どれくらい努力すべきかは、目標を達成してみないと分かりません。人それぞれ、会社それぞれで違います。新しい目標を達成するには、「がむしゃらにやらなければいけない」のが、横山先生の答えです。
授業ではほかにも、横山先生がおすすめするビジネス書の紹介、ビジネス書を読むべき理由、生徒から寄せられた質問への回答を見られます。これらについてはぜひ実際の動画でご確認ください。
次回の放送「目標を『絶対達成』させるために必要な力」では、ストレスに強くなる力、自分を変化させる力など、目標達成に欠かせない力を学びます。気になった方は早速アクセスしてみましょう!
『在宅ワークでも目標を「絶対達成」する仕事スイッチの入れ方』https://schoo.jp/class/6913/room
『目標を「絶対達成」させるために必要な力』http://schoo.jp/class/7003/room
文=田中ラン
ペンシルからのプッシュ通知を設定しておくと、新着記事のお知らせなどをブラウザ上で受信できて便利です。
通知を受信しますか?
授業に入る前に、横山先生から受講生へ「どういう時に仕事スイッチが入らないですか?」と質問が。
「締め切りが決まっていない」「家事をしないといけない」「家族と一緒だと自分のペースが崩れる」「人が見ていないとオンにならない」……と、読み上げきれないほどのコメントが寄せられました。