目次
- 人は「ワクワク」すれば変われる
- 今の実力は無視!「未来思考」を強化して、やりたいことに近づく
- 「リスペクトリスト」で、やりたいことに近づく
2021.01.21
「能力に差はなし、あるのは習慣の差」。これは習慣形成コンサルタントである吉井雅之先生の言葉です。人間は発する言葉や行動の習慣によって、意識や思考が形成されると言います。つまり、習慣を良い方向に変えれば、心身ともに快調な人生が送れるということです。
吉井先生によるSchooの連載授業「『習慣が10割』-習慣ひとつで仕事も人生もうまくいく-」では、習慣ひとつで仕事の成果や理想の自分を手に入れられるスキルを学びます。
3回目のテーマは、『「過去の自分」から「これからの自分」に変わるためには』。より良い未来を描くために、どんな思考の習慣を身に着ければいいか、吉井先生の授業を深堀していきましょう。
しかし“目標”といわれると、ネガティブな気持ちになりませんか?それは「目標達成するのは無理」「また会議で詰められる」など、現実的な思考にとらわれているからです。
吉井先生は、「ワクワクすること、やりたいことをまず考えてください。今の実力は無視」とキッパリ。「やりたいことが決まったら、『どうやったら近づけるかな』と考える」ことが大切と言います。これが、吉井先生が提唱する「未来思考」です。
やりたいことの実現に近づくための方法として、「既に経験している存在を見つける」ことを、吉井先生はおすすめします。
脳みそは経験していない未来をイメージすることが難しいものです。そこで吉井先生は、「こんな人になりたい」をイメージして、リスペクトリストを作ることを提案します。
1.人間的に憧れ尊敬できる人をできるだけ多く記入する
2.「1」の中で人間的に最も憧れる存在を一人選ぶ
3.「2」を選んだ理由を記入する
4.選んだ人のどのような所を真似できるか考える
5.選んだ人を、ライバル設定する
大事なのは、選んだ人を憧れのままおかず、ライバルに設定すること。「脳は憧れのままでは追いつかない。憧れになると、違う存在と分けてしまう。ライバルにすることで、追いつこうと頑張るから、やりたいことにググっと近づく」そう。
もし、リスペクトリストで思い浮かぶ人がいなければ、戦隊ヒーローやキャラクターといった架空の人物でもOK。例えばハローキティにしたとして、ハローキティになれなくても「ハローキティと同じように世界中の女の子たちを笑顔にする」人は目指せるはず。リスペクトリストを自由に楽しく、ワクワクしながら作ってみることで、やりたいことへの第一歩を踏み出せるはずです。
文=田中ラン
本授業では、変わりたいと悩む受講生から、さまざまな質問が寄せられました。
例えば「仕事でやらされ感があるとワクワクするのが難しい」という質問。これに吉井先生は「上司から『目標100万円』と言われたら、『私は120万を目標にします』と言ってください」とアドバイス。目標数字をわざと上げた狙いは? 納得の答えは、ぜひ授業で確かめてください。
『習慣が10割』-習慣ひとつで仕事も人生もうまくいく- 第3回 「過去の自分」から「これからの自分」に変わるためには』http://schoo.jp/class/7264/room
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吉井先生はまず、皆さんに質問を投げかけます。「今、あなたは毎日が楽しみでワクワクしていますか?」「今、苦しい事があってもワクワクできますか?」あなたはどうでしょうか。
ワクワクできていない、と感じた人は、学生時代を振り返ってみてください。クラブ活動や学園祭で「やってやろう!」とワクワクしていませんでしたか?
「成功したからワクワクしていたのではない。ワクワクしていたから成功したんです」と吉井先生。仕事場で「日々ワクワクしている」とはなかなか言いづらいかもしれませんが、ワクワクして取り組むからこそお客様に情熱が伝わって目標達成に結び付くものだと解説します。