目次
- 目標を周りの人に言おう
- 目標を立てるときは3つの項目を意識して
- 正解はないから、失敗もこわくない
2022.01.16
仕事を完璧にやらなければ――。その使命感に縛られ、逆に仕事がうまくいかないという人は多いのではないでしょうか。
そんな「完璧主義」を卒業するために役立つ考え方について、数々のビジネス書籍を発表してきた寺澤伸洋(てらさわ・のぶひろ)先生が、schooの授業「ほどほど主義でゴール最短でたどりつく」で解説しました。本記事では、その一部内容をお届けします。
実際に目標を立てるときは、下記の3つのポイントを意識しましょう。
Specific(具体的に)
Measurable(数値をつけて)
Time Bound(期限を明確に)
とくに、期限は重要です。長期的な目標を立ててから、その目標を実現するためにできることを小刻みにして、今日できることを明らかにしてみましょう。短期、中期、長期の3分割くらいで目標を分けておけば、短期目標を日々クリアしていくことで、少しずつ大きな目標へと近づいていくことができます。
完璧主義の方は、こうして立てた目標を完璧にクリアしていきたいと感じるかもしれませんが、“ほどほど”でも続けていくことのほうが大切です。
社会人生活において、学校のテストのような正当はありません。完璧主義の人の多くは、この正解を探し求め、失敗を恐れてしまうものです。しかし、失敗を恐れて選択肢を狭めたり、失敗したことをくよくよ悩んでしまったりすると、ゴールへの道は遠くなります。正解の出し方は人それぞれですし、目標達成までの道のりに失敗はつきものです。失敗にこだわらず、ゴールまでの通過地点として捉えるようにしましょう。
完璧主義は必ずしも美点ではなく、ことビジネスにおいてはマイナスになることも多い性質です。自分だけでなく周囲に迷惑をかけてしまうこともありますし、完璧主義者がこだわっていたポイントは、実は周囲にとって重要でないこともしばしばあります。完璧主義である自覚のある方は、「完璧主義は病」という意識をもち、ほどほど主義に切り替えていきましょう。
完璧主義は本人の意志で治すことが難しい性質ですが、目標の立て方や物事の捉え方によって少しずつ自分の意識を変えていくヒントが、本授業で解説されていました。完璧主義が邪魔して働きづらいと感じている方は、ぜひ授業動画を見てみてください。
文=宿木雪樹
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まず、目標はSNSに書き込んだり、周りの人に言ったりしましょう。周囲の人に目標を伝えていると、その目標を実現するためのアドバイスをもらえることがあります。また、周囲に伝えられるということは、目標の内容が具体的になっている証拠です。周囲に目標を伝えるということを習慣化しておくと、目標実現への道が見えやすくなります。達成していない状態を人に伝えることが、ほどほど主義の一歩です。