目次
- 市場価値と幸せの関係性
- 市場価値は手段であって目的ではない
2022.10.07
転職・就職活動で必要不可欠な「自己分析」。どのように進めればいいかわからないという方もいるのでは?
そんな人に向けて、数々の採用に関わるサービスを展開する末永雄大氏がアドバイスします。
※この記事は動画「自己実現に近づけるために、市場価値を高める意味と自己分析方法を学ぶ」を再編集しています。
市場価値は自分が幸せに生きていくための手段であって目的ではありません。ここでは、市場価値を“幸せを追求する際の選択権”と位置づけ、成功と幸せは分けた方がよいと考えています。
キャリアアップなど成功は客観的な指標で測れるものですが、幸せはどこまでいっても主観的なもの。「幸せの形が多様化しているのが今の時代の変化なのでしょう。そのうえで、提案するのが20代はまず市場価値700万円という成功を目標にするということです。
それは、戦略を練って動かなければ容易ではありません。しかし一度達成できれば仮にどうしてもやりたいことがあって、年収を半減させてチャレンジしたとして、再度お金が必要になったときの担保となるかもしれません。だからこそ市場価値700万円を一つの基準として提示します。
これまでは市場価値やキャリアアップという言葉は、意識の高い人の間で使われていた自己啓発コンテンツだったかもしれません。しかし、これからは「全ビジネスパーソン市場価値時代」が到来すると予想しています。
価値観が多様化するからこそ、自分にあった生き方を選べるだけの「自由と柔軟性」の必要性が増します。市場価値はそのためのカギとなるでしょう。
「安易な転職には抵抗感がある」という方もいらっしゃるでしょう。基本的には転職を目的とするのではなく、転職は「自分を幸せにする手段の一つ」と考えることをおすすめします。
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・どこでも働いて生きていけるようなりたい
・今の業種だけにこだわらず、つぶしの効く人材へ
・そもそも今の価値が、妥当かどうかがわからない
など、市場価値を高めたいと考えている人も少なくないでしょう。
そもそも「市場価値」とは、何を意味するのでしょうか。この市場価値と比較する概念として「会社内価値」があります。
会社内価値とは、終身雇用や年功序列の精度が根強い環境で、出世コースに乗れるか、○○派閥に入っているから、花形部署だから安泰だといった点を気にする場合に重視される価値を指します。
一方、市場価値はその企業を出ても広く評価される価値のこと。そして、会社内価値から市場価値が重視されるようにどんどん時代の趨勢は変化してきています。
その背景には、終身雇用制の崩壊や、インターネットにより他業界・業種などの情報収集が容易になったこと、働き方に対する価値観の多様化などがあるでしょう。
こういった時代の流れを受けて、いざ転職しよう、副業をしようと思い立っても、実際自分に何ができるのかわからなくなってしまう方は少なくありません。
そこで重要になるのが市場価値なのです。