目次
- ノーコードの魅力とは？
- ノーコードでできるのは「どこまで」？ 気になる疑問を解決！
2021.02.25
プログラミング不要でアプリが作れる「ノーコード」の魅力
これまで、Webサイトや業務システムを作りたいと思ったとき、プログラミング技術を身につけることは絶対条件でした。しかし、「NoCode（ノーコード）」の誕生により、プログラミング（コーディング）の技術がなくてもアイディアを形にできる可能性が開けはじめています。
私たちの可能性を何倍にも高めてくれるノーコードの世界を、いち早く身につけ、業務にどんどん生かしていきましょう！
ノーコードの世界について基礎から教えてくれるのはオンラインサロン【NoCodeCamp】を運営するNoCode Ninja先生。ノーコード専門の月額コミュニティとして世界2位の売上実績を持ち、情報発信も積極的に行っている先生の授業は、まさにノーコードの先頭を走る内容といえます。
ノーコードの魅力とは？
ノーコードでできるのは「どこまで」？ 気になる疑問を解決！
ここからは、実際のノーコードによるサービス作成方法についてです。今回使われるのはノーコードツールとして最も有名なもののひとつである【Glide】です。Glideを一言でいうと、スプレッドシートをそのままアプリにしてくれるツールです。画面にはGlideに直接アクセスできるQRコードが提示されました。ただし、実際に作成ができるのはPCからアクセスした場合だけです。
ここからは直接Glideを使ってアプリを作成する演習が実施されました。アカウントを作成したら、ホーム画面から「Googleスプレッドシートを使う」「テンプレートを使う」の2つの方法でアプリの作成を開始できます。
今回は「Googleスプレッドシート」を使う方法が選択されました。そこで、使用されたのが以下のスプレッドシート「テイクアウト始めました【全国版】」。
全国の飲食店の名前が都道府県、市区町村、住所、ホームページURL、電話番号、料理カテゴリー、概要・特徴、イチオシ・ポイント、テイクアウトメニューといった情報とともにまとめられています。「これが、アプリになるんです」と先生。Glide上でスプレッドシートを開くと、下の画面に遷移しました。
先ほどのスプレッドシートが実際に動くアプリに加工されています。メニューからドラッグ＆ドロップでタブを増やすことも自由自在。「ぜひみなさんのお手元にあるスプレッドシートでもやってみてください」と先生は語ります。
誰でも簡単にスプレッドシートを使ってアプリを作り、身近な問題を解決できるのがノーコードです。「自分にはできない」と諦めず、まずはスプレッドシートを使って簡単なアプリを試作してみてください！
実際の授業ではここから2021年ノーコードが普及する分野や活用事例の紹介などもなされました。あなたにも、誰にでもできるノーコードの世界に、Schooの授業をきっかけに飛び込んでみてはいかがでしょうか？
文＝宮田文机
- 今回取り上げたSchooの授業はこちら！
- 『2021年大予測シリーズ 第6回 2021年は「ノーコード元年」になるか？——プログラミング不要のノーコードが流行る理由』
今日の生放送
授業最初のポイントは「なぜノーコードなのか」です。プラグラミング不要のノーコードの一番の利点は、“ITに抵抗がある方でも大丈夫”ということ。「みんなアプリを作る時代がやってきた」と先生は力強く宣言します。
誰でもノーコードが使えるということは、だれでもITで課題解決ができるということです。
ノーコードの魅力として筆頭に挙げられるのが「誰でも簡単にスピーディに作れるところ」。2020年、新型コロナウイルスの流行が重なり、ノーコードが大活躍する場面も現れました。そのひとつが、「神戸市の新型コロナ／定額給付金、新生状況確認サイト」。神戸市の職員がたったひとり・1週間でMicrosoft Power Platformというノーコードツールを使って構築したのがこのサイトです。
このポイントとして先生が掲げるのが「職員が『作りました』と現物を上長に提出した」ということ。これまでであれば企画書をつくって、その内容をプレゼンして……と多くのステップが必要になっていたでしょう。そのような段階をすっ飛ばして実物を誰でも用意できるようになるのは「非常に強い」と先生は語ります。
これまでのコーディングならチーム開発でさえ2～3カ月かかっていた作業が、ノーコードなら1人・1日で終えることが可能な場合もあるのです。このようなスピードの速さや利便性から、2020年のノーコード界隈では先生曰く、色々な「クローンアプリ作成」が流行りました。例えばInstagramやFacebookといった私たちが日常的に利用している大ヒットSNSもノーコードで再現することができるのです。
「Schooのようなアプリもノーコードで作れるかもしれません(笑)」と先生。これが、「誰でも・簡単に・スピーディに」アプリをつくれるノーコードの威力です。