目次
- 正解はない!「デザイン思考」=「複合的な概念」と理解する
- 「方法」ではなく「方法論」 2つの言葉の違いとは
- 時価14兆円!ドイツのIT企業に学ぶ「デザイン思考」の活用事例
2020.02.01
突然ですが、あなたは「デザイン思考」という言葉を聞いたことはありますか?
単純に言葉の意味だけを考えると、「デザインするにあたっての思考」や「クリエイティブな仕事で用いられるもの」と勘違いしてしまいそうですが、実は「技法」「プロセス」「考え方」など様々な側面から捉えるべき言葉です。
AppleやGoogleなどのグローバルに活躍する企業でも、製品開発のアプローチ方法として用いられることもあるという「デザイン思考」。そもそもどんなものなのか基本を知るところから活用事例まで、3つの授業を通して学んでいきましょう!
この授業では、一般社団法人デザイン思考研究所の創業者であり、所長の柏野尊徳先生を講師に迎え、デザイン思考の前提を学ぶことができます。
「デザイン思考」は、技法やプロセス、考え方など複合的な概念であり、「ズバリこれ!」という正解はないそう。柏野先生は、デザイン思考を世界的に広めるきっかけとなった「イノベーション=イノベーションを生み出す人間中心のアプローチ」を例に授業を進めていきます。
この場合の「イノベーション」とはどういう意味なのか、どんな時に機能するのか……。「5つのイノベーション」「人間中心のアプローチの意味」「デザインの原則と能力」といったポイントを押さえながら、デザイン思考の基本をおさらいしましょう!
「方法」と「方法論」の違いを説明できますか? これらふたつの言葉は、似ているけれど実は違う意味を持ちます。
たとえば普段できないことをしている贅沢感を味わうため、休日にごろごろしながら音楽を聴くというシチュエーションを例にあげると、「音楽を聴く」のが方法で、「贅沢感を味わうこと」が方法論となるのです。
この授業では、一般社団法人デザイン思考研究所の共同創業者である柏野尊徳先生、重富渚先生がふたりがかりで授業をしてくれます。
ワークショップ形式で自分も参加しながら学べるのも、大きな魅力です!
ドイツで生まれたIT企業「SAP」は、BtoBで会計ソフトや人事ソフトなどのソフトウェアを提供する企業です。
シリコンバレーにおいて、ヨーロッパで唯一の生き残りとも言える「SAP」は、世界のGDP活動の76%には関わっていると言われるほど、数多くの世界的企業にソフトウェアを提供しているとか。そんな「SAP」でもデザイン思考を取り入れており、日本の経営者も数多く見学に訪れているといいます。
自身もシリコンバレーの「SAP」で働き、デザイン思考を使って日本企業のイノベーションを支援する小松原威先生が、デザイン思考を活用した「SAP」の成功事例と比較しながら、わかりやすく解説してくれます。
定義がないからこそ、理解や応用が難しい「デザイン思考」。しかしこれらの授業では、わかりやすい解説と実践的なレクチャーで「デザイン思考」について学ぶことができます。
約1時間の動画を観るだけで、今後の人生が大きく変わるかもしれませんよ。
文=明日陽樹/TOMOLO
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